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「Kaspersky インターネットセキュリティ 2016」をwindows7に入れてみた

2015年11月10日(火) - 00:02 | カテゴリ: Windows

前回、一部のPCに入れたG DATAだが、”一部”と書いてある通り、
まだまだKasperskyを使い続けるPCも数台残っていたり。
というのも、G DATAのライセンス数上限突破しちゃうのが主な原因なのだが…

という事で、Kasperskyを続投するPCについても、
Kaspersky インターネットセキュリティ 2016へアップデートを行ってみた。


Kasperskyは、ThinkPad x200(Win7 64bit Enterprise)に投入。
x201と比べると、スレッド数少ないし、バッテリーはそれなりに喰う機種。
だけど、古いからこそ粗い使い方も出来るし、
なによりx200とx201の2クライアントでルータ・サーバ検証が出来るので結構重宝している。

↑ちなみに、メモリはx200の方を多め(8GB)にしてある。
検証時に使うツールを山盛り入れてあったり、仮想環境を突っ込んでいて、
それらを一気に動かした場合でもスワップしないようにする為。
本当はx201に移行するべきなのだろうが、面倒臭くて放置気味(´・ω・`)


継続ライセンスを投入する直前にSCを撮ったので、残りライセンスが4日になっている(;´Д`)
それにしても、近頃のKaspersky製品のトップ画面はシンプルになったもんだ。

Kasperskyのアップデートに関しても、
今まで使っていた物をクリーンアンインストールした上で、新しい物を入れ直した。
というのも、以前そのままアップデートを行ったら、バグでエライ目にあった教訓がある為。

そして、今回のフルスキャンテストは、KIS2015とKIS2016の比較も兼ねて合計3回やってみた。

  1. KIS2015でフルスキャン
  2. KIS2016へアップデート(2015のデータは全部削除)
  3. KIS2016でフルスキャン
  4. HDDをデフラグ
  5. KIS2016で2度目のフルスキャン

結構無駄が多いかもしれないが、まぁ比較する為には致し方ない。

………

フルスキャンを行うに辺り、完全スキャンの設定を↓の様に変更した。
要は「一番負荷の掛かる内容でHDDの全ファイルを舐める」方針で実行。

ファイル種別 すべてのファイル
スキャンの最適化 未選択
複合ファイル 圧縮ファイルをスキャン
インストールパッケージをスキャン
OLE埋め込みオブジェクトをスキャン
メール形式を解析してスキャン
スキャン方法 シグネチャ分析
ヒューリスティック分析[高]
スキャン技術 iSwift
iChecker

………

実際にスキャンした結果がこちら。
正直な所、KIS2016の2回目がおかしい結果になっているが、
3、4と回数を重ねても変わらなかったので、バグとかでは無さそう(゜∀。)

  • Kaspersky インターネットセキュリティ 2015
  1回目
経過時間 01:06:00
結果
  • Kaspersky インターネットセキュリティ 2016
  1回目 2回目
経過時間 00:43:49 00:06:00
結果

最初は自分も結果を疑ったが、↑の通り何回やっても2回目移行のスキャン時間が同じ傾向だった。
多分、KIS2016のスキャン済みデータはスキャンしない設定とか、
スキャン結果のハッシュ化の関係で、とんでもない早さになっているのだろう。

ちなみに「スキャン済みデータの除外は行わない(=全部のファイルをスキャンする)」設定で↑だったので、
KIS2016限定の何かしらの裏パラメータがあるのかもしれない。

あと、G DATAと比較すると1回目のスキャン時間については同列時刻なので、
『ノートPC程度じゃ、G DATAとKasperskyの違いは殆ど出ない』という結果。
実際にはCPUのスレッド数とか、HDDのIOPSも関わってきそうだけど、まぁノートPCですし。

………

そして、Kasperskyで唯一許せないのが、非常に使いにくいFW機能。
『一般生活者向け』としてはグラフィカルでわかりやすい内容に纏まっているのだが、
KIS2007とかの自分でFWポリシーをガリガリ書き込んでいくUIが好きな自分にとっては、
↓のUIでは使いにくく、なんとかして欲しい所。

以前、オフィシャルに要望を送った事もあるが、まぁ却下されるわな(´・ω:;.:…

………

Kaspersky製品は長い付き合いだから、色々と黒歴史なバージョンとか、
とんでもなくCPU負荷がかかるバージョンとかも経験していたり。
その中でも、KIS2016はKIS2014/KIS2015と比較して安定傾向で動作は軽い印象を持った。

ただ、逆に軽すぎて『本当に動いているのか実感出来ない』のがネックだったり。
一応、EICARとかでテストしたら、ちゃんと検出しているので動いてはいるのだが…

こちらについても、今後はwindows7からwindows8へのアップデートが待ち構えているので、
暫く使い込んだ後に経過とかも見る事にしよう。
ただ、Enterpriseはwin10への無料アップデート対象外だから、
win10環境へ上げる時には新しくOS買ってこないといけないのが、また面倒だ_:(´ཀ`」 ∠):_





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