2022年11月27日(日) - 23:29 | カテゴリ:
自作PC
先日から起動しなくなった録画鯖はAMD CPUで組んでおり、
ベースはDeskMini A300、CPUクーラーはNH-L9a-AM4の鉄板構成だった。
しかし、コレが筆者も初めて経験する競合問題に発展した (´・ω:;.:…
当初、原因は不明でUEFI/BIOSを認識せず起動しない事や、
特定のメモリスロットでメモリを認識しない状況になった。
マザボ故障と判断して別のマザボに交換したが全く同じスロッドが認識せず波乱になると予想…
スペアのCPUやメモリも引っ張りだして載せ替えテストをしたが、
全く起動しない事もあれば普通に起動する事もあるし安定しない。
起動したとしても、8GBメモリなのに6GBしか認識しない事もある謎の挙動だった。
正直な所、お手上げだったのだがマザボの撓みから「もしや」と思い、
CPUクーラーを乗せずに電源を入れたら普通に起動した。
………
まっ平の場所に置いたりしてわかったのは、マザボにテンションをかけるとダメな事。
CPUとCPUファンを密着させる為にテンションをかけると、
今回の組み合わせではマザボ端は上方向・CPU中央は下方向に撓んでしまい、
AMDのCPUとソケット形状もあり一部が接触不良になって挙動が変になる様だった。
原因が分かったのでテンションをかけずに使えるのか試してみたが、
正常に起動できる状態は、CPUクーラーが固定出来ない緩々状態だった。
コレだと、マザボを立てた時にズレてしまい全く意味がない状態に。
しかし、パーツ単体では普通に動くし他のスペアパーツに載せ替えても正常動作したので、
かなりレアな一種の競合問題だと思う。
2年程度の稼働なので連続稼働は短い方だが、起動しっぱなしだったのでこんな物かもしれない。
AMDはCPU側にピンがある構造なので接触不良が起きやすいのは知っていたが、
まさかDeskMiniの鉄板構成で問題が起きるとは思わなかった。
ググった中では同様の問題は見かけなかったので固有問題の可能性も高い。
ともかく、意図せずスペアパーツが増えたのと、何処かで録画鯖を作り直さないと。
2021年01月30日(土) - 18:49 | カテゴリ:
自作PC
今までは、WindowsServer環境刷新で開いたPCにVMware ESXiをインストールして弄っていた。
最初は検証目的だったのだが意外とハマってしまい、
サーバインスタンスを1クリックで作成し、検証が終わったら削除する様な目的で使うのに好都合だった。
有用な使い方が判ってくると話も変わってきてしまい、
何年もWindowsServerを支えてきたお古のPCでESXiホストを稼働させるのでは無く、
少なくても向こう3年は稼働出来る様にしたくなった。
とは言っても物理サーバを設置するお金も場所も無いので、
小型PCの代名詞となるLenovo ThinkCentre Tinyを2台購入してESXiホスト自鯖を構築してみた。
LANケーブルは仮設なので転がっていた5mの物を利用中。
長さを合わせた物はそのうち買って敷設し直そうと思う。
本当は新品で買いたかったが、新品に付いてくるOSライセンスは不要な上、
普通の使い方では無いからこそメーカー保証もいらないので保守部材上がりの中古を購入。
ただし、流石にSSDは新品に差し替えつつメモリは合計32GBに増強した。
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1台目 (上)
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2台目 (下)
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ベース |
ThinkCentre Tiny M900 |
ThinkCentre Tiny M710q |
OS
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VMware ESXi 6.7 |
VMware ESXi 6.7 |
CPU |
Core i7-6700T 2.80GHz |
Core i5-7400T 2.40GHz |
SSD |
WD RED SA500 1TB |
WD RED SA500 1TB |
MEM |
ADATA DDR4 2666(19) 1.2V 16GBx2 |
ADATA DDR4 2666(19) 1.2V 16GBx2 |
NIC |
BUFFALO LUA4-U3-AGTE-BK |
BUFFALO LUA4-U3-AGTE-BK |
同筐体を買えなかったので搭載しているCPUが違うが、HT程度しか違いが無いので問題無いと判断。
24h/365d稼働が前提なのでターボブーストは無効化し、SSDもフル稼働に耐えられる様にREDにした。
メモリは最安値だったADATA製をチョイス。NICはiSCSI接続を行うVMKernel用に増設した。
本体をそのまま重ねると筐体が熱を持つので角材で下駄を履かせた。
コレでも排熱が追い付かなくなったら、前面にPCファンを外付けしようと思う。
………
写真を撮っていたのはM710qだけだが、両方とも似たり寄ったりなのでM710qのみ掲載。
Tinyシリーズは筐体構造がほぼ同じなのだが、SSDとの接続がコネクタからフレキに変わったり、
細かい改良が重ねられている。
保守部材上がりとは言っても中古品を購入した場合はCPUグリスを塗り直すが定石だが、
小型CPUファンは塗りがシビアである場合が多い上に分解も大変なので諦めた。
ESXiをインストールする前にWindowsを仮インストールして負荷テストも行ったが、
CPU温度が70~75度程度で止まりOSが落ちる事も無かったので大丈夫と判断した。
ESXiホストはSSD本体にゲストOS用データストアを設けつつも、
iSCSI越しに外部ディスクを参照も出来る様にした。
現在はシンプロ換算で30GB・仮想ボリュームで500GB程度しか使っていないので、
容量が足りなくなった段階でiSCSIにもゲストOSを置こうと思う。
単にOSを弄りたい時や、ゲストOS上でGNS3を用いたNW検証をする時に使っているが、
普通の仮想サーバ基盤として動作してくれている。
設置場所が涼しくて熱問題が起きにくいのも手助けしていると思うが、安定した良い検証環境を構築出来た。
2台の仮想ホストなので冗長化試験なども行いやすく、今後の技術検証で使い倒そうと思う。
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2020年09月19日(土) - 22:53 | カテゴリ:
自作PC
1台目のHyper-VホストはShuttle DS81ベアボーンを使っており、CPUは4770Sだった。
ゲストサーバの処理内容がメモリ寄りだった為、CPU処理速度は足りていたのだが、
最大メモリ容量が16GBだった事もありメモリを利用する用途には使いにくかった。
そんな事もあり、メモリ増強を兼ねた刷新を計画していたのだが、
他に進めていた刷新があったので後回しにしていた。
一方、VMware ESXiをNUCで構築する計画も練っていたのだが、
NUCで構築する際はNIC増設が必要となり、ハード・ソフトの両面でハードルが高かった。
そうなると、懸念が残る構成をNUCで作るよりも、
今まで使っていたHyper-Vホスト1号機を転用すれば問題無いと気付いた為、
先に1台目のHyper-Vホストサーバを刷新する事にした。
という事で、5月初頭に構築したHyper-V2号機の隣に同型機が加わった。
今回の構成は次の通り。2台目のスペックとほぼ同じ構成とした。
当初、メモリはADATA製を利用しようと計画していたが、G.SKILLが叩き売りをしていた変更。
保証期間が有限なのがネックだがメモリ故障の機会は稀なので、保証期間は許容した。
CPU |
Intel Core i5 9400 |
19,000円 |
MBO |
Shuttle DH310v2 |
27,000円 |
MEM |
G.SKILL F4-2666C18S |
12,000円 |
SSD |
Micron 5300 PRO 960G |
33,000円 |
合計 |
91,000円 |
twitterを見ているとNUCをベースにした仮想サーバや、Kubernetesクラスタを構築している事例が多い。
ただ、筆者の場合は仮想サーバホストを二重化しつつゲストサーバ単位で冗長化する方針を取っている。
今回の環境も同じ方針・構成を取っており、これでゲストOSをフル稼働する環境が整った。
LANケーブルの整理と物理設備の仮想化も進めているのでNWラックがスッキリした環境に。
VMware ESXiを接続する為のゲートウェイ用LANケーブルを仮設しているので、
ルータから1本のLANケーブルが表からスイッチに延びているが後で弾き直そうと思う。
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