#author("2016-08-19T19:39:03+09:00","default:nowsky","nowsky")
#author("2018-01-14T15:25:53+09:00","default:nowsky","nowsky")
*openSUSE [#ga9fada4]
[[openSUSE:+https://ja.opensuse.org/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8]]
Slackware系のLinuxディストリビューション。
今まではver13.xの様に番号標記だったが、少し前にLeap 42.xの様な標記に変更された。
CentOS、Debianと同じく、initからsystemdに移行されている。
~
*変更点メモ [#t1674f5a]
&size(16){&font(b){●journald};};
*journald [#t1674f5a]
参考:[[man journald>+https://www.freedesktop.org/software/systemd/man/journald.conf.html]]
 
OSをsystemdで管理している都合上、ログの書き出しもjournald経由となっている。
しかし、デフォルトではjournald経由のログがsyslogへ&font(b){書き出されない};為、
kernelログやmailログを他のサーバへ転送する事が出来ない。
 
転送を行うようにするには "/etc/systemd/journald.conf" を下記の様に書き換える。
オプションについてはman pagesを確認すること。
 # vi /etc/systemd/journald.conf
 ---
 [Journal]
 RateLimitInterval=1s
 RateLimitBurst=4096
 ForwardToSyslog=yes
 MaxLevelSyslog=debug
~
*rsyslog [#be363b20]
従来はsystemdのログを直接syslogに出力する場合は設定変更が必要だったが、
rsyslogのバージョンによってはログ出力用のモジュールが準備されている。
対応バージョンを利用している場合 "/etc/rsyslog.conf" に下記を追記する。
 # vi /etc/rsyslog.conf
 ---
 $ModLoad imjournal.so
~
*SuSEfirewall2 [#xa788409]
openSUSEではファイアウォールとしてSuSEfirewall2が用意されている。
普通は&font(b){yastコマンド};経由でFWポリシーを作り込むのだが、
他ディストリビューションで採用されている&font(b){iptablesコマンド};で設定をする事も出来る。
しかし設定済ポリシーの保存先が、&font(b){/etc/sysconfig/iptables ではない};ので注意する。
 
SuSEfirewall2の場合、大まかなFW動作の設定、yast経由で設定したFWポリシーは、
&font(b){/etc/sysconfig/SuSEfirewall2};に保存される。
~
- 外部ファイルの読込み
サーバを運用していると、FWポリシーを自動生成しておき中央から一括管理したい場合がある。
その場合、生成済みの外部ファイルからFWポリシーを読み込ませるケースがあるのだが、
SuSEfirewall2の場合、iptables-restore以外にもSuSEfirewall2の関数から読み込ませる事が出来る。
+ 外部ファイルの指定
&font(b){/etc/sysconfig/SuSEfirewall2};の&font(b){FW_CUSTOMRULES};を外部ファイルのPATHに変更
 
+ 外部ファイルの作成
外部ファイルに設定内容を書く。
テンプレが、&font(b){/etc/sysconfig/scripts/SuSEfirewall2-custom};にあるのでコピペも可。
オプションを"I"にすると先頭行に追加、"A"にすると最後に追加される。
 fw_custom_before_denyall() {
     iptables -I INPUT -s *.*.*.*/* -j DROP
     iptables -A INPUT -s *.*.*.*/* -j DROP
 }
 
+ FWポリシーの適用
SuSEfirewall2をリスタートする。
 # systemctl restart SuSEfirewall2