大規模システム向けのCMSツール。設定次第でWebページ、ブログ、Wiki等を構築する事が出来る。
カスタマイズ性を求めるならばJommlaの方がWordPressより楽にカスタマイズする事が出来る。
特長の一つとして、OSS形式のCMSなのにデータベースとして、MS SQL Serverをサポートしている事。
また、WebサーバにIISを用いても動作するので、IIS+MSSQLの技術検証用としても重宝する。
上記の様に、クロスプラットフォーム対応がfont(b){無料の範疇で進んでいる};為、
WebサーバはApache・DBサーバはMSSQL等の変則的な構成も作る事が出来る。
0. 前提条件
[VM]: Hyper-V ver6.3.9600 [OS]: WindowsServer2012R2 64bit [MEM]: 4GB [HDD]: C:50GB / D:50GB [SQL]: SQL Server 2016 Express [IIS]: IIS 8.5.9600 [CMS]: Joomla! ver3.6.2 [DIR]: C:\inetpub\wwwroot\joomla
1. インストール作業
事前に、IISとMSSQLの設定を済ませておく。
自環境だと、日本語版をインストールしても日本語が反映されなかったので、
オフィシャル版をインストールした後に日本語ライブラリを追加する事で、Joomlaのローカライズを行う。
Joomlaのパッケージを "C:\inetpub\wwwroot\joomla" に展開したら、
インストール時限定で "IIS_IUSRS" に "フルコントロール権限" を設定する。
Webブラウザで "http://{WebサーバIPアドレス}/joomla/" にアクセスする
そうすると、インストール画面にリダイレクトされるので、必要事項を画面に入力する。
この時、サイトオフラインは必要に応じてON/OFFを切り替える。
データベース種類に "Microsoft SQL Server" を選択した上で、データベースの接続情報を入力する。
この画面でSQL Serverが選択出来ない場合、PHPエクステンションの読込みに失敗しているので、
MSSQLの設定方法を参考に修正を行う。
FTPモードは今回使わないので、設定をdisableにする。
ちなみに、Windows ServerでFTPモードを使う場合、IISの設定変更が必要になる。
今回はグローバル言語でインストールした後に、日本語へローカライズする為、
サンプルデータのインストールで「サイト 英語(GB)」を選択する。
インストーラが走り出すので暫く放置する。
完了したら、画面に従って「installationディレクトリを削除」のボタンを押してインストールを完了する。
管理画面には "http://{WebサーバIPアドレス}/joomla/administrator/" でログイン出来る。
2. ローカライズ
現状では言語設定が英語になっているので、日本語にローカライズを行う。
普通ならばエラー出ずに作業が完了する筈なのだが、
ローカライズファイルをインストールする時にDBエラーが出てしまう為、
手動でDBの設定変更をする事でエラーを回避し日本語化を完了させる。
なお、DBの操作は全てSSMSで行う為、事前にSSMSのインストールを完了させておく。
- [ツール] -> [オプション] -> [デザイナ] -> [テーブル デザイナおよびデータベース デザイナ] ->
[テーブルの再生成を必要とする変更を保存できないようにする] のチェックを外す- [JommlaDB] -> [dbo.***_extensions] -> [列:custom_data] ->
[列名:custom_data / データ型:nvarchar(MAX)] のNULLを許容にチェックを入れる
Joomlaの管理者画面を開き、 下記要領でローカライズデータをインストールする。
[Extensions] -> [Languages] -> [Installed] -> [Install Languages] -> [Japanese] -> [Install]
Joomlaの管理者画面を開き、既存のコンテンツローカライズ設定を変更する
[Extensions] -> [Languages] -> [Content Languages] -> [New]
Title English (UK) Title Native English (UK) Language Tag en-GB URL Language Code en Image Prefix en Status Published Access Registered
Joomlaの管理者画面を開き、 下記要領でコンテンツのローカライズ設定を行う
[Extensions] -> [Languages] -> [Content Languages] -> [New]
Title 日本語 (JP) Title Native 日本語 (JP) Language Tag ja-JP URL Language Code ja Image Prefix ja Status Published Access Public
&ref(): File not found: "joomla_sql_05.png" at page "Windows/Binary/Joomla";
Joomlaのデータベースを直接編集し、
adminとsiteのデフォルト言語を "en-GB" から "ja-JP" に書き換える