#author("2016-09-11T15:14:29+09:00","default:nowsky","nowsky")
*Joomla [#qeeb8c19]
-[[Joomla! The CMS Trusted:+https://www.joomla.org/]]
-[[Jommla! JAPAN:+http://www.joomla.jp/]]

大規模システム向けのCMSツール。設定次第でWebページ、ブログ、Wiki等を構築する事が出来る。
カスタマイズ性を求めるならばJommlaの方がWordPressより楽にカスタマイズする事が出来る。
 
特長の一つとして、OSS形式のCMSなのにデータベースとして、&font(b){MS SQL Serverをサポートしている事。};
また、WebサーバにIISを用いても動作するので、IIS+MSSQLの技術検証用としても重宝する。
 
上記の様に、クロスプラットフォーム対応がfont(b){無料の範疇で進んでいる};為、
WebサーバはApache・DBサーバはMSSQL等の変則的な構成も作る事が出来る。
~
*インストール [#e8782cba]
&size(16){&font(b){0. 前提条件};};
-構築環境
 [VM]:  Hyper-V ver6.3.9600
 [OS]:  WindowsServer2012R2 64bit
 [MEM]: 4GB
 [HDD]: C:50GB / D:50GB
 [SQL]: SQL Server 2016 Express
 [IIS]: IIS 8.5.9600
 [CMS]: Joomla! ver3.6.2
 [DIR]: C:\inetpub\wwwroot\joomla

~
&size(16){&font(b){1. インストール作業};};
事前に、[[IIS:+http://www.ns-lab.org/wiki/?Windows/Binary/IIS]]と[[MSSQL:+http://www.ns-lab.org/wiki/?Windows/Binary/MSSQL]]の設定を済ませておく。
自環境だと、日本語版をインストールしても日本語が反映されなかったので、
オフィシャル版をインストールした後に日本語ライブラリを追加する事で、Joomlaのローカライズを行う。
 
>&ref(joomla_inst_01.png,left,nowrap,60%);
Joomlaのパッケージを &font(b){"C:\inetpub\wwwroot\joomla"}; に展開したら、
インストール時限定で &font(b){"IIS_IUSRS"}; に &font(b){"フルコントロール権限"}; を設定する。
 
>&ref(joomla_inst_02.png,left,nowrap,50%);
Webブラウザで &font(b){"http://{WebサーバIPアドレス}/joomla/"}; にアクセスする
そうすると、インストール画面にリダイレクトされるので、必要事項を画面に入力する。
この時、サイトオフラインは必要に応じてON/OFFを切り替える。
 
>&ref(joomla_inst_03.png,left,nowrap,50%);
データベース種類に "Microsoft SQL Server" を選択した上で、データベースの接続情報を入力する。
この画面でSQL Serverが選択出来ない場合、PHPエクステンションの読込みに失敗しているので、
[[MSSQLの設定方法:+http://www.ns-lab.org/wiki/?Windows/Binary/MSSQL]]を参考に修正を行う。
 
>&ref(joomla_inst_04.png,left,nowrap,50%);
FTPモードは今回使わないので、設定をdisableにする。
ちなみに、Windows ServerでFTPモードを使う場合、IISの設定変更が必要になる。
 
>&ref(joomla_inst_05.png,left,nowrap,50%);
今回はグローバル言語でインストールした後に、日本語へローカライズする為、
サンプルデータのインストールで「サイト 英語(GB)」を選択する。
 
>&ref(joomla_inst_06.png,left,nowrap,50%);
インストーラが走り出すので暫く放置する。
完了したら、画面に従って「installationディレクトリを削除」のボタンを押してインストールを完了する。
管理画面には &font(b){"http://{WebサーバIPアドレス}/joomla/administrator/"}; でログイン出来る。

~
&size(16){&font(b){2. ローカライズ};};
現状では言語設定が英語になっているので、日本語にローカライズを行う。
普通ならばエラー出ずに作業が完了する筈なのだが、
ローカライズファイルをインストールする時にDBエラーが出てしまう為、
&font(b){手動でDBの設定変更};をする事でエラーを回避し日本語化を完了させる。
なお、DBの操作は全てSSMSで行う為、事前にSSMSのインストールを完了させておく。
 
>&ref(joomla_sql_01.png,left,nowrap,60%);
-[ツール] -> [オプション] -> [デザイナ] -> [テーブル デザイナおよびデータベース デザイナ] ->
[テーブルの再生成を必要とする変更を保存できないようにする] の&font(b){チェックを外す};
-[JommlaDB] -> [dbo.***_extensions] -> [列:custom_data] ->
[列名:custom_data / データ型:nvarchar(MAX)] の&font(b){NULLを許容にチェックを入れる};
 
>&ref(joomla_sql_02.png,left,nowrap,60%);
Joomlaの管理者画面を開き、 下記要領でローカライズデータをインストールする。
[Extensions] -> [Languages] -> [Installed] -> [Install Languages] -> [Japanese] -> [Install]
 
>&ref(joomla_sql_03.png,left,nowrap,60%);
Joomlaの管理者画面を開き、既存のコンテンツローカライズ設定を変更する
[Extensions] -> [Languages] -> [Content Languages] -> [New]
|Title            |English (UK)|
|Title Native     |English (UK)|
|Language Tag     |en-GB       |
|URL Language Code|en          |
|Image Prefix     |en          |
|Status           |Published   |
|Access           |Registered  |
 
>&ref(joomla_sql_04.png,left,nowrap,60%);
Joomlaの管理者画面を開き、 下記要領でコンテンツのローカライズ設定を行う
[Extensions] -> [Languages] -> [Content Languages] -> [New]
|Title            |日本語 (JP)|
|Title Native     |日本語 (JP)|
|Language Tag     |ja-JP      |
|URL Language Code|ja         |
|Image Prefix     |ja         |
|Status           |Published  |
|Access           |Public     |
 
>&ref(joomla_sql_05.png,left,nowrap,60%);
Joomlaのデータベースを直接編集し、
adminとsiteのデフォルト言語を &font(b){"en-GB"}; から &font(b){"ja-JP"}; に書き換える