#author("2017-04-08T21:04:05+09:00","default:nowsky","nowsky")
*Kernel [#fb40f58d]
OSの中核となる基本コンポーネントプログラム。
実デバイスとプログラムを中継したり、デバイス制御を行う為に必要となる。
 
Linuxの場合は [[Kernel Archives:+https://www.kernel.org/]] で公開されている物を使っている事が多い。
他UNIXの場合は独自ビルドしたカーネルを利用している場合もある

~
*PCI-E ASPM [#p9a149fc]
PCI-Expressには省電力機能としてASPM(Active State Power Management)が実装されている。
対応しているマザーボード・OSを利用する事で、利用していない &color(#ff0000){PCI-Eデバイスを停止させて省電力化}; する事が出来るが、
対応していない環境や仮想環境で利用すると、 &font(b){&color(#ff0000){意図しないシステムダウンが発生};}; する。
特に、古いサーバに最新のOSを利用した時に発生する事が多いのと、
ログが残らずにシステムダウンする為、原因特定に時間のかかる場合が多い
 
この自体を避けるには、ASPMをDisableにするか、Kernelを独自ビルドして該当機能を無くす事で、
システムダウンを回避する事が出来る。
 
#region(&color(#ff0000){ASPMの停止手順};)
-参考サイト
[[CentOS6.2を使っていて突然ネットワークがダウンした話:+http://tsunokawa.hatenablog.com/entry/20120912/p1]]
 
-/etc/grub.conf
GRUB1の場合、kernel行の最後に &color(#ff0000){"pcie_aspm=off"}; を追記してOS再起動
 title CentOS (2.6.32-xxx.yyy.x86_64)
    root (hd0,0)
    kernel /vmlinuz-2.6.32-xxx.yyy.x86_64 【中略】 rhgb quiet pcie_aspm=off
    initrd /initramfs-2.6.32-xxx.yyy.x86_64.img
 
-/etc/default/grub
GRUB2の場合、GRUB_CMDLINE_LINUXの最後に &color(#ff0000){"pcie_aspm=off"}; を追記してOS再起動
 GRUB_TIMEOUT=5
 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)"
 GRUB_DEFAULT=saved
 GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
 GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
 GRUB_CMDLINE_LINUX="【中略】 rhgb quiet pcie_aspm=off"
 GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
#endregion