#author("2017-05-21T17:53:54+09:00","default:nowsky","nowsky") *snmpd [#u65804af] LinuxでSNMPを出力するSNMPエージェントプログラム。 SNMPはネットワーク機器でサポートされている場合も多く、色んな場面で利用する事がある。 エージェントのデータを取得するには、クライアント(SNMPマネージャ)からsnmpwalkを実行する。 ~ * SNMPv3対応 [#b9b46a4a] SNMPv1/v2では暗号化が出来ないが、v3では認証レベルに応じた暗号化が出来るようになる。 暗号化を行う場合は、snmpd.confに下記情報を書き込んだ後、 生成済みの一時ファイルを削除してからsnmpdを再起動する。 ・認証ユーザの作成 createUser ${USER-NAME} (MD5|SHA) ${HASH-PASS} (DES|AES) %{KEY-PASS} --- "MD5|SHA":ハッシュ鍵のパスワード "DES|AES":ユーザの認証パスワード ・参照ACLの設定 view ${ACL-NAME} ${OID} --- "MIB":参照を許可するOIDを設定 ・ユーザ権限の設定 (rw|ro)user ${USER-NAME} (noauth|auth|priv) -V ${ACL-NAME} --- rwuser:書き込み可ユーザ rouser:書き込み不可ユーザ noauth:ユーザ認証無し、ハッシュ化無し auth :ユーザ認証有り、ハッシュ化無し priv :ユーザ認証有り、ハッシュ化有り ~ * 設定方法 [#pcc49d08] SNMPv3で認証設定をするには下記操作を行う。 認証ユーザの設定を行う際は、&color(#ff0000){snmpdを停止させた状態で作業};を行わないと、 一時生成ファイルの上書きが行われず、認証不備の原因となるので注意する。 可能なら一時生成ファイルを削除しておくと、上記不具合に当たらないのでやっといた方が良い。 ・シナリオ --- SNMPユーザ名 :snmp ハッシュパス :hash 認証パスワード:pass アルゴリズム :SHA 暗号強度 :AES ユーザ権限 :認証、ハッシュ化、読込み限定 アクセスリスト:OIDは全て参照 # systemctl snmpd stop # rm /var/lib/snmp/snmpd.conf # vi /etc/snmp/snmpd.conf --- createUser snmp SHA hash AES pass view all .1 rouser snmp priv -V all