#author("2017-04-08T21:35:21+09:00","default:nowsky","nowsky")
*Kernel [#t94d3946]
OSの中核となる基本コンポーネントプログラム。
実デバイスとプログラムの中継をしたり、デバイス制御を行う為に必要となる。
 
Linuxの場合は [[Kernel Archives:+https://www.kernel.org/]] で公開されている物を使っている事が多い。
他UNIXの場合は独自ビルドしたカーネルを利用している場合もある

~
*PCI-E ASPM [#jaaeecb8]
PCI-Expressには省電力機能としてASPM(Active State Power Management)が実装されている。
対応しているマザーボード・OSを利用する事で、利用していない&color(#ff0000){PCI-Eデバイスを停止させて省電力化};する事が出来るが、
対応していない環境や仮想環境で利用すると、&font(b){&color(#ff0000){意図しないシステムダウンが発生};};する。
 
特に、古いサーバに最新のOSを利用した時に発生する事が多いのと、
ログが残らずにシステムダウンする為、原因特定に時間のかかる場合が多い
システムダウンを回避するには、ASPMをDisableした後にOSを再起動をする必要がある。
 
#region(&color(#ff0000){ASPMの停止手順};)
-&font(b){参考サイト};
[[CentOS6.2を使っていて突然ネットワークがダウンした話:+http://tsunokawa.hatenablog.com/entry/20120912/p1]]
 
-&font(b){[GRUB1]}; /etc/grub.conf
kernel行の最後に &color(#ff0000){"pcie_aspm=off"}; を追記してOS再起動
 title CentOS (2.6.32-xxx.yyy.x86_64)
    root (hd0,0)
    kernel /vmlinuz-2.6.32-xxx.yyy.x86_64 【中略】 rhgb quiet pcie_aspm=off
    initrd /initramfs-2.6.32-xxx.yyy.x86_64.img
 
-&font(b){[GRUB2]}; /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUXの最後に &color(#ff0000){"pcie_aspm=off"}; を追記した後、grub2-mkconfigで設定を作り直してOS再起動
 GRUB_TIMEOUT=5
 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)"
 GRUB_DEFAULT=saved
 GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
 GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
 GRUB_CMDLINE_LINUX="【中略】 rhgb quiet pcie_aspm=off"
 GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
 ---
 # grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
 
-&font(b){確認コマンド};
下記の実行結果が表示されれば、ASPMが無効化されている
 # dmesg | egrep -i "PCIE ASPM"
 ---
 PCIe ASPM is disabled
#endregion