#author("2016-12-06T00:12:30+09:00","default:nowsky","nowsky")
*iSCSI [#wc7c21ec]
SCSIコマンドをTCP/IPでカプセリングする事で、既存のIP網でSCSIを扱えるようにする技術。
SAN(StorageAreaNetwork)の形成に利用される技術で、従来はFC(FiberChannel)が利用されている。
既存設備を使えるのがiSCSIのメリットだが、SCSIコマンドをIP網に流す為、
TCP/IPの性質上、パケット送受信・L2/L3スイッチの負荷は注視する必要がある。
 
iSCSIは1対1のサーバ(iSCSIターゲット)・クライアント(iSCSIイニシエータ)方式となる為、
一つのターゲットに複数のイニシエータを接続するのは非推奨となる。
それでも接続する場合は、ターゲットをクラスタリング構成にするか、
複数イニシエータからの同時操作を抑制(排他)制御を実装する必要がある。
 
よく、NFS・CIFSと比較される事があるが、
そもそも用途が違うので、必要に応じて最適な物を選択する。

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*参考サイト [#sa0f4edb]

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*iSCSIイニシエータ [#j1b241f6]
+ &size(16){&font(b){プログラムのインストール};};
ターゲットに接続する為のアプリがインストールされていない場合、
下記コマンドでインストールしておく。
&font(b){iscsi};と&font(b){iscsid};で間違えそうだが、
イニシエータツールは&font(b){&color(#ff0000){iscsi};};、接続を行うデーモンは&font(b){&color(#ff0000){iscsid};};となる。
 # yum install iscsi-initiator-utils
 # chkconfig iscsid on