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#author("2017-09-25T23:24:12+09:00","default:nowsky","nowsky")
*snmpd [#e51d30eb]
LinuxでSNMPを出力するSNMPエージェントプログラム。
SNMPはネットワーク機器でサポートされている場合も多く、色んな場面で利用する事がある。
エージェントのデータを取得するには、クライアント(SNMPマネージャ)からsnmpwalkを実行する。
~
* SNMPv3対応 [#r1216ef4]
SNMPv1/v2では暗号化が出来ないが、v3では認証レベルに応じた暗号化が出来るようになる。
暗号化を行う場合は、snmpd.confに下記情報を書き込んだ後、
生成済みの一時ファイルを削除してからsnmpdを再起動する。
・認証ユーザの作成
createUser ${USER-NAME} (MD5|SHA) ${HASH-PASS} (DES|AES) %{KEY-PASS}
---
"MD5|SHA":ハッシュ鍵のパスワード
"DES|AES":ユーザの認証パスワード
・参照ACLの設定
view ${ACL-NAME} ${OID}
---
"MIB":参照を許可するOIDを設定
・ユーザ権限の設定
(rw|ro)user ${USER-NAME} (noauth|auth|priv) -V ${ACL-NAME}
---
rwuser:書き込み可ユーザ
rouser:書き込み不可ユーザ
noauth:ユーザ認証無し、ハッシュ化無し
auth :ユーザ認証有り、ハッシュ化無し
priv :ユーザ認証有り、ハッシュ化有り
~
* 設定方法 [#baa6c13e]
SNMPv3で認証設定をするには下記操作を行う。
認証ユーザの設定を行う際は、&color(#ff0000){snmpdを停止させた状態で作業};を行わないと、
一時生成ファイルの上書きが行われず、認証不備の原因となるので注意する。
可能なら一時生成ファイルを削除しておくと、上記不具合に当たらないのでやっといた方が良い。
・シナリオ
---
SNMPユーザ名 :snmp
ハッシュパス :hash
認証パスワード:pass
アルゴリズム :SHA
暗号強度 :AES
ユーザ権限 :認証、ハッシュ化、読込み限定
アクセスリスト:OIDは全て参照
# systemctl snmpd stop
# rm /var/lib/snmp/snmpd.conf
# vi /etc/snmp/snmpd.conf
---
createUser snmp SHA hash AES pass
view all .1
rouser snmp priv -V all