OpenSSL Binaries
SSLライブラリとして利用される事の多いOpenSSLもWindows環境で使う事が出来る。
以前は、オフィシャルでWindows用バイナリを配布していたのだが、現在は配布していない。
その為、Windows環境でOpenSSLを使うには、
有志の方がビルドしたバイナリを利用するか、自分でビルドする必要がある。
0. 前提条件
今回はShining Light Productionsで配布しているバイナリを利用する。
バイナリは32bitと64bitで別れているので、OSのビット数に合わせてダウンロードしておく。
今回の説明は下記環境でテストを行った。
※インストール先は "C:\OpenSSL" を利用 --- [OS]: WindowsServer2012R2 x86_64 [OpenSSL]: 1.0.2g (64-bit)
1. インストール作業
ダウンロードしたバイナリをダブルクリックすると、インストールウィザードが開始される。
基本は画面に従って[Yes/Next]を押していけば良いが、
インストール先ディレクトリを変更する場合は、ウィザードの入力に気をつける。
OpenSSLのライセンス確認 -> [I accept the agreement] -> [Next]
インストール先の指定 -> [C:\OpenSSL] -> [Next]
スタートメニューの作成 -> [OpenSSL] -> [Next]
○ The Windows system directory Windowsのシステムディレクトリにインストール ● The OpenSSL binaries directory OpenSSLインストール配下のbinディレクトリにインストール OpenSSLコマンドのインストール先を指定 -> [Next]
2. プログラムの起動
インストールした後は必要に応じて、コマンドプロンプトにPATHを追加する。
とりあえず起動確認をする場合は、インストール先のopensslコマンドを直接叩く
>cd C:\OpenSSL\bin >openssl version