Microsoft SQL Server

マイクロソフトが開発しているRDBMSの一種。SQL ServerとかMSSQLと呼ぶ事が多い。
名前から判るとおりWindows環境で使う事が多く、ADO.NETを使ったシステム構築がしやすいのが特長。
ライセンス料が非常に高く、バージョンによっては100万円する物もある。
 
検証・勉強用として機能制限がされているが無料のSQL Server Expressも用意されており、
余程の事が無ければExpress版で要件を満たせる場合が多い。

メモ

インストール

0. 前提条件



1. インストール作業(MSSQL)
Microsoftから事前にSQL Serverのインストーラをダウンロードしておく。
下記手順だとReporting Servicesもインストールしているが、必要無ければインストールをしなくても良い。
 

 MSSQL 2016 Express インストール手順



2. インストール作業(SSMS)
SQL ServerをGUI操作する為に、SQL Server Management Studio (SSMS)を追加インストールする。
インストーラはMSグローバルの方からダウンロードを行うが、
インストールの段階で日本語が反映される為、実際には日本語版のSSMSを使う事が出来る。
 

 SSMS 2016 インストール手順



3. TCP/IP接続の有効化
デフォルトの状態では、IPアドレスによるMSSQL接続が拒否されている為、
SQL Serverのネットワーク構成を変更してTCP/IP接続を有効化する。
TCP/IP接続の設定変更をしただけではTCP/IP接続が有効にならないので、DBの再起動も実施する。
 

 MSSQL構成マネージャー設定内容


PHPからMSSQL接続

PHPからSQL Serverへ接続する時には、専用の追加ドライバをインストールし、
エクステンションとして読み込ませる必要がある。
 
Windowsから接続する方法は、IISのメモに記載しているので、そちらを参考にする。
Linuxの場合はディストリビューション毎にバイナリが変化するので、
環境に合った物をダウンロードして利用する。

 
インストール手順はMicrosoftが公開しているので、そちらを参考にインストールを進める。
PHPドライバをインストールしたら、上記のIISメモと同様にエクステンションにPHPドライバを追加して読み込ませる。