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Archive for the ‘Linux’ Category

続・Linuxの圧縮コマンド速度と圧縮率を測定してみた [gzip/bzip2/xz/zip/7zip/lzh/rar]

2022年02月07日(月) - 22:36 | カテゴリ: Linux

ファイルを固めたりバックアップを作成する時など利用頻度の高い圧縮・展開コマンドだが、
最近はファイル容量の増加が著しい割に、コマンドは数年前から変わっていない様に感じる。
記憶媒体の容量増加も進んでいるので圧縮しないケースが増えたのも事実だが、
やはり普段使わないファイルで容量を食うのは避けたいのが本音だと思う。

表題の圧縮率測定は6年前にコチラの記事で実施したが、
ここ数年でCPUに始まり、メモリやSSDのアクセス速度が向上した事もあり、
2022年に再調査したらどうなるのか気になった。

という事で、メジャー・マイナーな圧縮コマンドをインストールして処理速度を測定してみた。


Proxmoxにスタティックルートを設定する方法

2022年01月30日(日) - 22:29 | カテゴリ: Linux

自宅サーバで運用しているProxmoxにスタティックルートを設定しようとしたら、
Web GUIから追加する方法が分からなかったのでメモ。
結論を先に書くと、Web GUIから追加する事は出来ずCLIで設定を直接弄る必要があった。


筆者のProxmox環境では、各NICでサーバインスタンスのトラフィックを出しつつ、
ホストサーバにも接続出来る様にする必要があった為、
物理NIC→ブリッジ→管理I/Fの様に仮想NICを構成している。

この状態でセグメント毎に戻り通信を分散出来るようにスタティックルートを書きたかったのだが、
画像の通りWeb GUIではゲートウェイ(デフォルトルート)しか設定出来なかった。
同じ事を考えている人は多いと思うので調べてみたら次のフォーラムがヒットした。

要約すると、”/etc/network/interfaces”にスタティックルートを直記するのが唯一の手段らしい。
筆者はmgmt1の”OVS IntPort”にプライベートIP宛のルーティングを切りたかったので次の様にした。

$ cat /etc/network/interfaces
auto mgmt1
iface mgmt1 inet static
    address 192.0.2.2/24
    post-up route add -net 10.0.0.0/8 gw 192.0.2.1
    post-up route add -net 172.16.0.0/12 gw 192.0.2.1
    post-up route add -net 192.168.0.0/16 gw 192.0.2.1
    ovs_type OVSIntPort
    ovs_bridge vmbr1

細かく設定するならpost-downとルーティング削除も追加すべきだが、
そこまで厳密な制御は今回いらなかったので設定しなかった。

………

2022年末頃のProxmox VE 7.2までは”route add”で動いていたのだが、
Proxmox VE 7.3でバグってしまったので下記に変更した。
何回か再起動もしてみたが問題なく適用出来ている。

$ cat /etc/network/interfaces
auto mgmt1
iface mgmt1 inet static
    address 192.0.2.2/24
    post-up ip route add 10.0.0.0/8 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    post-up ip route add 172.16.0.0/12 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    post-up ip route add 192.168.0.0/16 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    pre-down ip route del 10.0.0.0/8 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    pre-down ip route del 172.16.0.0/12 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    pre-down ip route del 192.168.0.0/16 via 192.0.2.1 dev ${IFACE}
    ovs_type OVSIntPort
    ovs_bridge vmbr1

この設定でWeb GUIからmgmt1にデフォルトルートを切りなおしたり、
仮想NICのVLAN変更なども実施したが今の所問題なく動いている。
小技なのとDebian/Ubuntuに慣れた人ならお手の物だが、
RHEL使いやNetworkManagerを使っている人は意外と嵌るので備忘録としておく。


メイン自鯖をCentOSからRockyLinuxへ移行した

2021年11月28日(日) - 19:25 | カテゴリ: Linux

CentOS 8のサポートが2021年末で終了すると発表され紆余曲折あったLinux界隈。
筆者も自宅サーバでCentOS 8を利用しているので、年末迄に方針を固める必要があった。
色々な環境を動かしているので、CentOS Streamが適切な検証環境もあったり、
Web・DNS・Mail・DBと安定稼働させたい本番系があるのも事実だった。

当初は全台をCentOS Streamに移行予定だったのだが、
以前試した時に謎の挙動をしたので、本番系は他のディストリビューションへ移行する事に。
AlmaLinuxとRockyLinuxの二つが候補となったが今回はRockyLinuxを採用する事にした。

という事で、RockyLinuxを選んだ経緯とアップグレードした結果を書こうと思う。

RockyLinuxへツールで引っ越したサーバのバージョンがこちら。標記もRockyに変わっていた。
移行には公式が準備しているツールを利用した。
そのままのコマンドだが、筆者が撃ち込んだ実際のコマンドは次の通り。

# curl https://raw.githubusercontent.com/rocky-linux/ \
  rocky-tools/main/migrate2rocky/migrate2rocky.sh -o migrate2rocky.sh
# chmod u+x migrate2rocky.sh
# ./migrate2rocky.sh -r
# reboot

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