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Archive for the ‘Linux’ Category

[ns-lab BB] 自宅NW・自宅サーバの刷新完了

2020年05月03日(日) - 20:56 | カテゴリ: Linux

数年前から構想を練り、昨年から構築開始した “nowsky system-lab BB” 刷新計画。
物理サーバの経年劣化もあり、2020年4月末迄に移行完了する事を目標に構築を進めた所、
予定通り4月末に物理サーバ撤去も完了し、新規導入のPrometheus以外は本番稼働しだした。

という事で、 “nowsky system-lab” ネットワーク・サーバ基盤の刷新が無事完了し、
初代から数えて仮想サーバ基盤バージョン3.0へのアップグレードとなった。

 

今までは自作PC2台を使っていたが、サーバ刷新後に撤去したのでラック付近がスッキリした。


ISC DHCPからKEA DHCPへ移行作業中

2020年01月11日(土) - 18:42 | カテゴリ: Linux

自前でDHCPサーバを構築すると行ったら、ISC製のdhcpdを利用するのがセオリーな現状。
ただ、コレにも問題があり既に開発が終了している上、
設計が古い事から設定反映に再起動が必要な問題がある。

“ns-lab BB”もdhcpdを利用し続けていたのだが、
ビルドする為にソース改変が必要だったり、EUI-64に標準対応していなかったりと問題が多かったので、
自鯖刷新に合わせてkea-dhcpに移行する事とした。

従来、kea-dhcpはフェイルオーバーが実装されていなかったのだが、
Kea v1.4で実装されたので冗長化も図りやすくなった。
また、バックエンドを共通DBにしてしまえば、
ルータのhelper-addressに複数IPを記述する事で冗長化を図る事も出来る。

現在、IPv4環境用のkea-dhcpを構築したので実際に使ってテスト中。
近日中にIPv6環境用も構築し、両プロトコルで移行が出来るのか検証を進めつつ、
ある程度の構築ナレッジが溜まったらwikiにメモ予定。


高可用性DBのフロントエンドにMaxScaleを使ってみた

2019年11月30日(土) - 22:07 | カテゴリ: Linux

老朽化した自宅サーバとサービス終了したCloudGarageからの引越し先として、
新サーバの構築を進めているのだが、内部データベースの構成をどうするかが課題だった。

当初、MariaDB Galera Clusterを利用しようと考えていたが、
安定稼働に必要なメモリ容量と、スプリットブレイン対策の奇数台数運用がネックだった。
また、DBが完全停止した時のサービス再起動にも細かい手順が必要だったり、
DBを本職としていない筆者には難易度が高すぎるのでお蔵入りになってしまった。

………

そうなると、レプリケーション構成が候補にあがるのだが、
こっちはこっちで、Master消失時にSlaveをMasterに自動昇格する方法が問題になった。
スクリプトを自作しても良かったが、日々のメンテナンスが辛くなりそうなので没に。
他に使えそうな物がないか調査した所、
MaxScaleを使うとクエリのロードバランスと自動昇格が出来る事が判明。

何処かのパブリッククラウド基盤にも採用していた筈で、稼働実績がありそうなのと、
MariaDB Galera Clusterの構成にMaxScaleも組み込まれている事が多いので、
今後の技術検証にも使えると判断し自鯖バックエンドDBに採用する事にした。


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