2017年06月04日(日) - 23:28 | カテゴリ:
PC
結構前からサーバメンテ用に小型モニタが欲しく、
色々と秋葉原のジャンク屋を物色していた。
だが、ジャンク屋で売っているモニタは(当たり前だが)それなりの物だったり、
大きすぎて要件を満たせなかったりしていたので、いつも見送っていた。
しかし、昨年に寄ったドスパラで丁度良い大きさの可搬型モニタを売っていたのでチェックしておき、
ず~っと忘れていたのだが、自宅にラズパイも増え、モニタが無いと色々と不便になってきたので、
モニタを購入し、とりあえず使ってみた。

今回はドスパラブランドの「DG-NP09D」を購入
可搬モニタと言うと、金額が2万超えしている物が大半だったり、
安い場合は解像度が低くて使い物にならないのが多かった。
今回購入したDG-NP09Dはドットバイドット表示しか出来ないのが欠点だが、
お値段は14,000円程度、解像度はWUXGA(1920×1200)なので自分の要求に合致した。

本体はかなりシンプル。表面はピーチスキン加工(ThinkPadっぽい塗装)になっている。


本体側面は映像端子(Mini-HDMI)・電源用USB端子・音声出力がメイン。他は電源とか音量など。
USB-TypeAが付いているけど、メンテナンス用なので普段は使わない。

付属品は電源ケーブル(USBケーブル)、HDMIの変換ケーブルのみ。
………
使ってみた感じは、値段の割にはしっかりと出力出来る。
ただ、Windowsの様にOSの機能で文字サイズなどを変更出来る場合は問題無いのだが、
Linuxのターミナル文字をそのまま表示させると、ドットバイドット特有の文字潰れが発生した。
その問題もドライバを弄ればなんとかなる(らしい)ので、大きな問題では無いと思う。
応答速度などは計測していないが、動画再生・ゲーム(適当なエ○ゲ)ならば問題無く利用出来た。
反応速度がシビアな、FPS・音ゲー系は自宅にテスト環境が無いので今回は割愛
ドットバイドットなのがネックだが、そこを美味くフォロー出来れば色々と活用する事が出来そう。
一般的な使い方だと、twitterのタイムラインを表示し続けたり、
自鯖屋な人だと、サーバ監視画面を一覧表示したりするのが良さそう。
まだ使い始めてから時間が経っていないので、ポテンシャルはなんとも言えないが、
何かしらのアイディアを思いついたら実行してみようと思う。
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2017年05月28日(日) - 00:20 | カテゴリ:
Linux
ふとした事から「Hinemosってどうなんだろう…」と思ったのでとりあえずインストールしようとした所、
HinemosマネージャはRHEL7系でないと対応していないとオフィシャルに記載されていた。
ならば、普通にRHEL7かCentOS7を使えば良いのだが、
手持ちの仮想サーバで比較的ヒマしているサーバのOSがOpenSUSEだった事もあり、
OpenSUSEでHinemosを動かしてみる為に色々とやってみたら、
少し細工するだけで普通に動いてしまったのでレポート。

今回はHinemosマネージャとHinemosWebクライアントの二つを、OpenSUSE上で稼働させてみた
『なんでこんな無茶を…』と言われそうだが、OpenSUSEはRHELのRPMを細工無しでインストール出来るので、
「Hinemosもいけるだろ」と踏んだら、最初は依存関係でコケたが依存を回復すれば問題なかった。
やる事は以下三つ
-
vim-common、vim-filesystemをRPMからインストール
-
java-1.8.0とopenjdkをインストール
-
hinemosユーザ、hinemosグループ、/home/hinemosディレクトリを事前に作成する
この三つをやってあげる事で、上の写真のように問題なく稼働させる事が出来た。
HinemosはJavaで書かれているので、JDKは依存関係で怒られる前にインストールしておく。
ホームディレクトリは、hinemosマネージャのインストーラが途中でコケてしまう事への対処として、
コケる処理を自力で処理しておけば、問題なくインストールを完走させる事ができる。
………
細かい手順とかは、もうちょっとブラッシュアップした後に書くとして大体はこんな感じだった。
ただ、Javaで書かれているだけあり結構重いソフトなので1GBメモリのVPSで稼働とかは無理そうな雰囲気。
後の細かい所は実際に使ってから考える事にするか。
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2017年05月20日(土) - 23:06 | カテゴリ:
Linux
実は、IPv6で待ち受けるInternet用のDNSサーバを構築はしていたのだが、
色々とバタバタしており放置していた。
そんな中、折角構築したサーバを放置したままなのも勿体ない事もあり、
「そろそろIPv6対応させるか…」と発起して作業再開…
という事で、レジストラに"ns-lab.org"のグルーレコード変更を申請して、
自宅サーバ用DNSサーバ自体をIPv6対応させてみた。
やる事は簡単で、DNSサーバでIPv6の待ち受けを設定した後、
上位DNSにグルーレコードを登録する為にレジストラから申請するだけ。
適当に申請した後にzoneが伝搬するまで待ってから、
digで自鯖ドメインのNSを引いてみれば反映されているかがわかる。
$ dig @2001:500:c::1 ns ns-lab.org
; <<>> DiG 9.9.9-P1 <<>> @2001:500:c::1 ns ns-lab.org
; (1 server found)
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 47636
;; flags: qr rd; QUERY: 1, ANSWER: 0, AUTHORITY: 4, ADDITIONAL: 7
;; WARNING: recursion requested but not available
;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 4096
;; QUESTION SECTION:
;ns-lab.org. IN NS
;; AUTHORITY SECTION:
ns-lab.org. 86400 IN NS ns1.ns-lab.org.
ns-lab.org. 86400 IN NS ns2.ns-lab.org.
ns-lab.org. 86400 IN NS ns3.ns-lab.org.
ns-lab.org. 86400 IN NS ns4.ns-lab.org.
;; ADDITIONAL SECTION:
ns1.ns-lab.org. 86400 IN AAAA 2001:470:fdb0:feed:222:230:107:251
ns2.ns-lab.org. 86400 IN AAAA 2400:8500:1301:729:133:130:52:97
ns1.ns-lab.org. 86400 IN A 222.230.107.251
ns2.ns-lab.org. 86400 IN A 133.130.52.97
ns3.ns-lab.org. 86400 IN A 153.126.186.142
ns4.ns-lab.org. 86400 IN A 203.137.111.25
;; Query time: 141 msec
;; SERVER: 2001:500:c::1#53(2001:500:c::1)
;; WHEN: Sat May 20 22:35:01 JST 2017
;; MSG SIZE rcvd: 231
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『なんでNS3とNS4はAAAAレコードが無いの?』と思った方は鋭い。
実は、IPv6を調達しているVPSでIPv6の逆引きをやっていなかったり、
固定値で変更不可だったので登録を断念した。
DNSの仕組みとして逆引きは必須では無いのだが、逆引き自体が無いとそれなりに困るのと、
自前でDNSを持っているのに逆引きでVPS提供元ドメインが出てくるのは微妙なので、
『いっその事、登録を無くすか』という結論になった。
なので、逆引きを登録出来た某サービス(NS1)と、ConoHa(NS2)はデュアルスタックでDNSを待ち受け、
固定値だったさくらのVPS(NS3)と、そもそもサービスが無かったABLENET(NS4)で役割を分けた。
…本来は全NSでIPv4/IPv6の両方を待ち受けるのがベストなのだが、趣味な自鯖なので (´・ω・`)
$ dig @8.8.8.8 -x 2001:470:fdb0:feed:222:230:107:251 +short
ns1.ns-lab.org.
$ dig @8.8.8.8 -x 2400:8500:1301:729:133:130:52:97 +short
ns2.ns-lab.org.
$ dig @8.8.8.8 -x 222.230.107.251 +short
251.SUB251.107.230.222.in-addr.arpa.
ns1.ns-lab.org.
$ dig @8.8.8.8 -x 133.130.52.97 +short
ns2.ns-lab.org.
$ dig @8.8.8.8 -x 153.126.186.142 +short
ns3.ns-lab.org.
$ dig @8.8.8.8 -x 203.137.111.25 +short
ns4.ns-lab.org.
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時代はクラウドの中、自前でこんだけDNSサーバ構築している誤家庭は少ないだろうな…
DNSサーバの拡張はこれで一段落。
次はお待ちかねのWebサーバのIPv6化を行うか、MailゲートウェイのIPv6化を行いたい所。
LTE網でIPv6振ってくるのが目前に迫ってきているし、IPv6系の勉強と対応準備を進めねば。
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