2017年04月22日(土) - 22:57 | カテゴリ:
Network
既に作例のあるラズパイでNAT64環境構築だが、
自宅で眠り気味のIPv6ネットワークがあるので構築してみた。

かなり簡単な環境だけど、上記のRouter(DHCPv6兼用)とNAT64をラズパイで組んでみた。
ただ、ラズパイはNICが1つしか無い為、今回はタグVLANで分割して構築。
使用感はそれなりに良い感じだった。
ClientからIPv4のInternetへ通信速度を計測した所、30Mbps程度は出ていた。
そもそもラズパイが100MbpsのNICを積んでいる都合と、
今回はタグVLANで同一インターフェール折り返し通信をしている以上、
結構速度は出る方なのかもしれない。
逸般の誤家庭御用達の高機能ルータだとDNS64/NAT64を備えた物も多いが、
一般のご家庭で利用する普通ルータだとDNS64/NAT64は備えていないのが殆どなので、
ラズパイでとりあえずIPv6からIPv4へ通信を流すのは一つの手段かもしれない。
LTE網でもIPv6が払い出される事もあり、今後IPv6普及が進む筈。
普通はデュアルスタックでIPv4/v6共存が多いが、普及度によってはNAT64を選択する必要が出るかもしれない。
その時の為に技術習得と情報収集は継続しておかないと…
2017年04月08日(土) - 21:59 | カテゴリ:
Linux
自鯖環境はLinuxホスト2台の冗長化構成(非ライブマイグレーション)で組んでいるのだが、
ホスト2号機の方で意図しないシステムダウンが発生する事があり原因究明を頑張っていた。
古いKernelを使うと何故か事象が発生しない事から、とりあえず古い物を使い続けていたのだが、
先日公開されたCentOS6.9の事もあり、流石にKernel上げないのも限界を感じてきたので、
strace使ったりして本気で原因究明をやってみた。
結果、恐らくこれだろうという所まで切り分けが出来たので、
ワークアラウンドを実施した所、今の所は事象が発生していない事から備忘録を残しておく事に。
細かい設定は上のwikiに書いたが、少しだけ解説。
と思ったが、もっと詳しい事がコチラにかいてあった。
要するにPCI-Eの省電力機能を使うと、Kernelのバグに当り勝手にシステムハングアップしてしまう。
最近のマザーボードだと、通電時に自動的に電源ONする物があり、
「ハングアップ > 電源OFFと判断 > 自動再起動 > エンドレスループ」
になって、超絶不安定なシステムになってしまう (´・ω:;.:…
色々な組み合わせがあると思うが、自鯖環境で発生したのは下記のような組み合わせの場合だった。
-
マザーボードはPCI-E2.0対応
-
差しているPCI-EボードはPCI-E1.1対応
-
仮想化でゲストにはPCI-E2.0が見えている
この時にゲスト側からASPMの省電力化が実行されると、
サーバホストがゲストOS全体も巻込みながらシステムダウンした (´;ω;`)
………
回避するのは簡単で、ホストOSでPCI-E ASPMを無効化すれば良い。
『ASPMを無効化して大丈夫なのか』と言われそうだが、サーバで省電力化を優先し、
PCI-Eが勝手にOFFになる方が問題(NICボード停止など)なので、ASPMを無効化する事をオススメする。
無効化するには、GRUBのkernelパラメータに "pcie_aspm=off" を追記してOSを再起動する。
GRUB2の場合はwikiに書いてあるのでそちらを参照の程…
2017年03月17日(金) - 23:24 | カテゴリ:
PC
自宅サーバのディスク領域は、QNAPのNASをiSCSI化して利用しているのだが、
NAS側のsnmpdがメモリリークして最終的にクラッシュしてしまうのに悩んでいた。
ここの所は、QTSのバージョンアップも盛んなので、それで修正されるのかと期待していたのだが、
一向に解決されないので、QNAPサポートチームに問い合わせメール(チケット起票)をしてみた。


上記が問題の状態。QNAPのプロセスを見ると、snmpdが2GByte程度のメモリを握っている
~ 注 意 ~
今回は一般的なエンドユーザとして問い合わせをしているので、
企業契約時の問い合わせとは別系統の問い合わせになっていると思われます。
エンタープライズ環境の場合は、保守ベンダーに問い合わせる等、
契約に沿った問い合わせを実施して下さい。
………
細かい所は全メール対応が完了した際に書くとして、今回は備忘録のみ記載。
QNAPオフィシャルに問い合わせメールを投げる時は、
ヘルプデスク画面からチケット起票(Submit a Ticket)する事で問い合わせが出来る。

今回は問い合わせだけなので、ログインユーザは作成せずに問い合わせ。
上記の様に、ロケーション情報を入力した後はNASのシリアルを入れたりする。
さらに画面を進めると、FirmwareVersion、RAID構成などを入力する項目が出てくる。
後は、問い合わせ内容を英文で書いて送信すると、
2日程度でカスタマーサポートからメールで返信が届く。
ちなみに、まだ↑の事についてサポートに問い合わせ中だったりする。
何か進捗があったら、改めて事例紹介を行おうと思う。
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