MX Master 4はオープンプライスとは言え2万円を超えるので買うには度胸が必要なのも事実。
筆者は購入予定だったが、ショボイなら違うメーカーへの鞍替えも視野に入れてたので情報収集はした。
特に操作感の確認と握り具合は入念に確認を行い、ヨドバシで実機を使った操作テストもしてみた。

結果、MX Master・MX Master 2Sとも遜色ない操作感である事がわかったので購入した。
筆者の手のひらは成人男性標準より若干大きいのもあり、
大き目サイズとなるMX Master 4でかぶせ持ちをした時に、
マウスのクリック部と親指のサイドホイールがピッタリだった。
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マウスのクリック部はクリア素材かつサイレント仕様になっており、従来のMX Masterと差別化が図られている。
個人的にはクリック感のあるボタンの方が押している感がして好きだが、
MX Master 4の静かなクリック感も捨てがたく好印象に感じた。
職場で使う場合などはMX Master 4の静穏仕様がマッチすると思われる。
サイドホイールが若干手前に配置された事で、自然な握り方のまま横移動できるようになったのがうれしい所。
逆にサイドボタンは奥側に再配置されつつ、戻る・進むのボタン配置と指が重なる様になったのも良かった。
Logicoolのハイエンドマウスはボタン配置を自由に変更できるが、カスタマイズせずに使えると嬉しいのが本音。
だが手が小さな人には文字通り「手に余る」ので、その様な人はLogicoolの高級小型マウスにすると良いと思う。
読み取りセンサーはマウスの中央部にあり、手の動きがダイレクトに伝わる様な配置になっている。
高解像度センサーを使っているなら、マウスの先端寄りにした方がクイックに反応してくれるのだが、
あえて中央にする事で実際の手の動きとマウスポインターの動きが連携出来る様にした気がする。
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今回購入したMX Master 4と、退役間近となっていたMX Master(初代)の大きさ比較がこちら。
MX Master 4の方が若干捻った形になっており、初代はエルゴノミクスマウスっぽい無骨な感じだった。
裏面はマウスソールの配置が変わっており、MX Master 4は広い面で3か所、初代は小さい面で4か所だった。
比較するとマウスポインターのセンサー部は以前と同じになっており、違和感なく操作できるのにも頷いた。
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高い買い物なので懐にも痛いが、相応の満足度が約束されたマウスだった。
MX Master(初代)~MX Master 3を利用してる人は経年劣化もしてきているハズなので、
今回の発売を機に買い換えると良いと思う。
想像以上の満足度になるので金をかけるメリットの方が強い。
一方、Logicoolのハイエンドマウスを今まで使っていない人は安くて同形状の違うマウスを買ってみた後、
満足できなかった場合に乗り換える方がトータルコストがかからずに済む。
ELECOM EX-G PROあたりなら似た握り方で安いので試すなら丁度いいはず。
筆者もMX Master 4が発売されなかった場合の候補に挙がっていたのがコレだった。
なにはともあれ、リニューアルされたMX Master 4はマウス好きな人は一度触ってみてほしい。
確実に満足する一品とおすすめ出来る。
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