2019年04月06日(土) - 21:48 | カテゴリ:
Network
“ns-lab BB”では、Webサーバ用と権威DNSサーバ用の2回線を使っているが、
4月5日早朝に両回線ともにメンテナンスでダウンした。
当初、Webサーバ用回線のメンテナンスしか頭に入っていなかったので少し焦ったが、
蓋を開けたら収容局の回線借用影響だった。
一方、自宅のコアルータではトラッキングとPBRを組み合わせる事で片回線が落ちた時、
もう片方に切り替わるようにルーティング制御も行っており、
グローバルIPを固定化する必要が無い通信は動的に切り替わる構成になっている。
という事で、ルータ変更以来久々に自鯖NW回線が全断したのでルータログを追いかけてみた。
ちなみに、”ns-lab BB”コアルータの構成は下記の様になっている。
コアルータから各ISP越しに2箇所ずつtrackingを仕掛け、ISP越しの通信が全断したらtrackingを落とす。
ファイアウォールはあえてISP毎に1台ずつ設ける事で、セッション増にも対応出来る様にしてある。

今回、収容局近くの回線借用だった為、結局はISPへ接続する事が出来なくなり、
回線が一時的に落ちる形になった。
この回線が全部落ちた時のログがこちら。”boolean or”も仕掛けているので綺麗に6個が落ちた。
Apr 5 03:56:47 Router 563: Apr 5 03:56:46.555 JST: %TRACK-6-STATE: 110 ip sla 1110 reachability Up -> Down
Apr 5 03:56:47 Router 564: Apr 5 03:56:46.555 JST: %TRACK-6-STATE: 120 ip sla 1120 reachability Up -> Down
Apr 5 03:56:47 Router 565: Apr 5 03:56:46.555 JST: %TRACK-6-STATE: 210 ip sla 1210 reachability Up -> Down
Apr 5 03:56:47 Router 566: Apr 5 03:56:46.555 JST: %TRACK-6-STATE: 220 ip sla 1220 reachability Up -> Down
Apr 5 03:56:47 Router 567: Apr 5 03:56:46.571 JST: %TRACK-6-STATE: 100 list boolean or Up -> Down
Apr 5 03:56:47 Router 568: Apr 5 03:56:46.571 JST: %TRACK-6-STATE: 200 list boolean or Up -> Down |
逆に復活した時は下記の通り。今回の借用時間は100~150分だったのだが、
実際には30分程度で工事が完了したのか、無事に接続が復活した。
Apr 5 04:25:58 Router 569: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 110 ip sla 1110 reachability Down -> Up
Apr 5 04:25:58 Router 570: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 120 ip sla 1120 reachability Down -> Up
Apr 5 04:25:58 Router 571: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 210 ip sla 1210 reachability Down -> Up
Apr 5 04:25:58 Router 572: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 220 ip sla 1220 reachability Down -> Up
Apr 5 04:25:58 Router 573: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 100 list boolean or Down -> Up
Apr 5 04:25:58 Router 574: Apr 5 04:25:57.061 JST: %TRACK-6-STATE: 200 list boolean or Down -> Up |
ルーティングの方も無事に切り替わっていたのだが、こちらはログがかなり多いので割愛。
ip trackingは挙動がわかりやすいので本業でも使う事が多いのだが、
監視元・NW経路・監視先を全部把握していないと痛い目を見るのが怖い所。
今回も、ISP-A(Webサーバ用回線)のメンテナンス情報は最初から知っていたのだが、
ログを見たらISP-B(権威DNSサーバ用回線)経由のtrackingも落ちていたので、
設定をミスってしまったのか1時間程度コンフィグを追いかける事になった _(:3」∠)_
意外と綺麗にログが取れる物で、trackingログとルーティングの遷移ログをsplunkとかに入れて、
縦串の相関分析をかけると面白い遷移図を出す事が出来る。
“ns-lab BB”はサーバに比重を置いているので、NWログ取得はそこまでやっていないが、
今後はこの辺りにも目を向けつつサーバのオートメーションと、
NWの遷移切り替えを図に出来ると面白いかもしれない。
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2019年03月30日(土) - 19:38 | カテゴリ:
ゲーム
スタディ§ステディが楽しみだったが、7月まで大遠投してしまった…
ただ、今月は他にも予約していたゲームはあるので、月末の日・翌日になる土曜日に回収してきた。

購入したのは、Purple softwareのリアライブ、戯画のアオナツライン、
KAIの青い空のカミュの3作品。それなりに金が掛ったが月末位にしか使わないので気にしない。

Purple softwareのゲームを買うのは久々の筈。
初めて紫ブランドをやったのは秋色恋華だった筈だが、当り外れが多い印象。
今作が当たるのかわからないが、最近は安定しているとも聞くので様子見しながら積む予定。

こっちは予約時に迷った記憶があるが、主題歌がKOTOKOさんである事と、
久々に純粋な恋愛ゲームに力を入れていると聞いたので賭けてみる事に。


原画を担当されている〆鯖コハダ先生が力を入れて企画した物らしく、色んな所で宣伝していた。
先生が挿絵を担当していたラノベを読んでいたり、絵柄が結構好みなのでコチラも賭けに。
今月は賭けに出た購入が多かったが、当り外れがあるからこそエ○ゲは面白いと思っている。
まずは、詰みゲーを崩しながら折を見て購入した物もプレイしようと思う。
2019年03月23日(土) - 21:57 | カテゴリ:
Linux
旅行とかOSCの様なカンファレンスに行く時はノートPCを持ち歩いているのだが、
メインのWindows機はThinkPad x250、サブのLinux機はThinkPad x240と、
ハイブリッド状態で使っていた。
ただ、ThinkPad x240はタッチパッドに物理ボタンが無いので使いにくかったり、
外に持ち出していたらフロントにヒビが入ってきたりと、入れ替えを検討するタイミングだった。
そんな中、秋葉原のジャンクPC屋を回っていたら状態の良いx250を発見。
「こりゃ幸い」という事でその場でIYHしてLinux機のリプレースに使ってみた。

特に気にしていなかったのだが、購入した筐体はバックライト付きキーボードを使っていた
コレも普通にLinuxからON/OFF含めて利用する事が出来ている
今まで、Linuxノートは「VineLinux > CentOS > Debian > openSUSE > LinuxMint」と色々使ってきたが、
直前に使っていたLinuxMintが結構良かったので、今回もディストリはLinuxMintを利用する事にした。
Linuxなのでドライバ周りが心配だったがこの辺りはMintの作りが良く出来ていて、
特に気にする事も無くインストール直後のデフォルト状態で全てのデバイスを認識した。
指紋認証も “Fingerprint GUI” をインストールしたらログイン画面・権限昇格などで使う事が出来た。
ただ、モニタの明るさは細かい調整がキーボードで出来なく、
詳細調整を行うにはコンフィグを直書きする必要がある。
さらにスピーカーはデフォルト状態だと出力が小さいのか、12~16程度まで音量を上げる必要がある。
この辺りは要改善かもしれないが、コツと注意点を認識すれば使えるレベルなので許容出来ると思う。
今はLinuxアプリも充実していてLinuxからWindowsへのRDPが出来たり、
世間のアプリケーションもLinuxで代替出来る物が用意されているので普段使いでも問題無さそう。
事実、先日ひょんな事で丸一日LinuxノートPCで生活していたが普通に使う事が出来た。
LinuxMint自体をまだ使い込んでいないのでポテンシャルは未知数だが、
OSの仕組み自体はDebian系ディストリを元にしている物なので、後は「慣れ」の問題だと思う。
ハードウェア視点だと、ThinkPad x250はHDD・メモリ交換でコジアケが必要だったり、
メンテナンス性に難有りなのだが、慣れてしまえば物理メンテナンスも普通に行える。
こんな事もあり、歴代ThinkPadから考えるとx250は評価が低めらしいのだが、
エンタープライズで大量に出ている機種なので、今後はリース切れ端末がジャンクPC界隈に出てくる筈。
これを機に安いノートPCを調達して、Linux機を普段使い用にするのも一興。
Linuxを触った事無い人が新年度を前にアタックしているのも良いと思う。