ライブ会場は感染症対策を徹底しており、騒動から約2年で培った予防策を実践していた。
Day1はスタンド・Day2はアリーナ席にいたのだが、
1席毎に開けて配置されており遠目に見れば遜色ない客の入り様だった。
コレでもSSAの箱に1万人程度しかいなかったらしく限られたラストライブだったかが頷ける。
退場時の順路も考慮されていて、帰宅時の駅も朝の通勤・通学タイム位の混雑度に収まっていた。
以前なら改札に入れないレベルもあったので、コレだけでも分散帰宅の効果が出ていると思う。
………
感想や思いの丈は後で書くので、fripSide Phase2卒業式のセットリスト。
Day1はアニソン・ゲーソン好きを両方倒しに来ている内容。
Day2はアニソン・オリジナルをメインにしつつ、一部の曲が古のfripSideファンに刺さる構成だった。
※1:収録CDは「アルバム > シングル > その他」の優先度で発売日の時系列順
※2:曲名はナンバリング無しのオリジナルを記載
※3:[1-26/1-27] アンコール
※1:収録CDは「アルバム > シングル > その他」の優先度で発売日の時系列順
※2:曲名はナンバリング無しのオリジナルを記載
※3:[2-22] Phase2・Phase3のミックス歌唱
※4:[2-23] Phase3単独歌唱
※5:[VTR] fripSide Phase2のライブ振り返り動画BGM
※6:ラストライブなのでアンコール無し
※1:収録CDは「アルバム > シングル > その他」の優先度で発売日の時系列順
※2:曲名はナンバリング無しのオリジナルを記載
※3:開演前の会場BGMで流れた曲
※4:[B-18] 2回目の選曲
基本はアルバム発売順に沿ってセトリを組まれつつ、
至る所にベストアルバムを挟んだfripSide Phase2の歴史を振り返る内容だった。
その中でもDay1の内容は『fripSide Phase2と言ったらコレ』というレベルの代表曲が多く、
最初からレールガンのOPを入れて会場のボルテージを上げた後も人気曲を入れる事で、
Phase1からPhase2へ入って来た人が懐かしい内容だった。
筆者の中でfripSideアニソンの上位に食い込んでくるLuminizeも入っていたし、
white forcesなど中期の曲もあった。
Luminize聞きたさに前日疲れていても土曜の朝08:00に起きていた記憶が懐かしかった。
個人的な最推しゲーソンで、エ○ゲもフルコンプした「last fortune」「magicaride」
「Hesitation Snow」「fortuna on the Sixteenth night」の4曲も聞けて無事に成仏出来た。
ライブ毎に公言している通り、fripSide限らず全ての曲の中でlast fortuneが一番好きな曲だが、
ラストライブで聞ける嬉しさと、今後は生で聞く事が出来なくなる悲しさから終始泣いていた。
歌唱・曲・歌詞の全てが調和しており楽曲としての完成度もさることながら、
last fortuneを聞いたからこそ苦難を乗り越えられたので『今までありがとう』の気持ちでいっぱいに。
勿論クルくるPSSもクリアしたし、何なら曲を聴く為にラスボスを周回撃破する位には好きな曲。
毎度ぶっ飛ばしてごめんよイレア…
last fortuneはJoySoundとDAMでも何故かゲームタイトルが表示されていたり、
筆者も実際に数十回は歌って自然と歌詞と曲調を覚えてしまった位には聞いて歌った思い出がある。
語りだしたらそれだけで記事が1本書けてしまうのでこの辺りで一旦止めるが、
何にせよこの曲を作り出してくれたfripSide Phase2に感謝しかない。
magicarideはPhase1の頃から良く聞いているので、カバー発表直後は戸惑いもあっただが、
違いも時代と成長の流れだと思い今だと両方とも好きな曲に昇華している。
Hesitation Snowも相当な回数聞いていて『fripSideのゲーソンここにあり!』というダークな曲調と、
何処か儚いメロディラインが非常にエ○ゲソングらしさを出している。
途中でテンポが変わる編曲も界隈の人に刺さる上、fripSideを代表する曲の一つだった。
サビが流れた後のシンセもデジタルPOPを絶妙にfripSideらしさを表現しており、
Phase1含めfripSideを好きな人は今後もHesitation Snowを聞いていくと思う。
fortuna on the Sixteenth nightは非常に高いキーから始まるのもあり、
歌唱負荷が高くライブで歌われる事は無いだろうと個人的に思っていたが、
それを打破して初めて横浜アリーナライブで披露してくれた時が懐かしい。
fripSideらしさ全開のデジタルシンセ満載曲という事もあり、
ライブでも盛り上がる曲で流れるだけで会場が沸き立ったのが懐かしい。
今後、生で曲を聞ける機会が無くなってしまうのが残念だが、
その分をDay1で聞けたのでセトリを考えてくれたfripSideには感謝しかない。
………
Day2はアニソンとアルバムオリジナルで固められ、エ○ゲソングは鳴りを潜めていた。
オリジナルソングも好きなので筆者はバッチコーイなセトリだったが、
エ○ゲソングを期待していた人は違う意味で涙を流したかもしれない。
筆者はDay2のライブスタートに流れたイントロ時点で本来意味の涙を流していたが、
トドメになったのはVTRのBGMとして流れたprismからの連続5曲だった。
prismの歌詞が今後のfripSide・ナンジョルノとリンクしている上、
会場で流れたPhase2の軌跡やアリーナツアー動画や、
当日のバックヤード映像で途中からマジ泣きしていた。
マイナー曲だけどVTRのBGMにする位なので特別な思い入れがあって採用したんだと思う。
satさんも流せてよかったと言っていたのが後からさらに印象付け特別な曲に昇華した。
テーマ曲・オープニング・オリジナルをライブで流す事が多い中、
お世辞にもメジャーではなくマイナーに部類されるエ○ゲのエンディングを、
Phase2の非常に重要な局面で流してくれたのは感謝しかない。
以前から好きな曲だったが、今回のライブで流してくれてさらに好きな曲に変化した。
Heaven is a Place on Earthはsatさんとナンジョルノが流すならコレと決めて選曲したと言っており、
実際にDay1・Day2の両日で歌ってくれた。
以前のイベントで全ての曲が好きとsatさんは言っていたが、
その中でも特別視していてライブのラストブロックに持ってくるのは涙腺に来た。
1年に1回はfripSideのライブに参加してきたが、初めてペンライトを両手に持って全力で振った。
涙で前が見えない時もあったけれど、
そこは誤魔化しながら必死にステージを見て最後の歌唱を目に焼き付け、聞いて、覚えた。
最後にレールガン代表曲のLEVEL5 -judgelight-と、only my railgunを歌ってフィニッシュ。
fripSide Phase2はonly my railgunのシングルから始まり、ライブの最後もonly my railgunだった。
今回は卒業公演という事もありアンコールは無かったので、
fripSide Phase2最後の歌唱がonly my railgunとなったのだが、
発売当時をリアルタイムで見ていたからこそ、達成感と悲しさと感慨深い複雑な気持ちになった。
………
fripSide Phase1のnaoさん脱退時も相当クル物があって当時はしばらくダウンしていた。
Phase2はリアルタイムで聞いて青春を捧げたのと
自身の行動や改め広げる切っ掛けの一つもfripSide Phase2ライブだったので、
中々クル物がありPhase1の時よりもダウンが長期化しそうな状況の筆者。
基本インドアなので用事が無ければ外出しないが、地方ライブをきっかけに旅行する楽しさを覚え、
切っ掛けはどうであれ、目的に動き現状を打破する大切さを教えてくれたのはfripSide Phase2だった。
Phase2の終わりとPhase3のスタートによって、
現状に甘えたらそれこそ終わりというのを改めて教えてもらったと思いつつ今後の為に邁進したい。
fripSide Phase3も既に始まっており初めてのダブルボーカルという事で期待が高まるのも事実。
いつまでもPhase2にしがみ付くわけにもいかないので気持ちに区切りをつけねばならない。
fripSideの曲が好きだからこそPhase1・Phase2と聞き続けているので、
今後もfripSideの楽曲を聞きながら応援しようと思う。

fripSide Phase2を走り切ったsatさん・ナンジョルノの二人へ、
『13年間も色んな曲を届けてくれてありがとう』と思いつつ、Phase2ライブの軌跡を終わろうと思う。
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