2021年12月12日(日) - 22:47 | カテゴリ:
雑談
3年位前に購入したSH-01Kを私物スマホとして使っていたが、
AQUOSスマホ特有のWi-Fi補足が弱い問題に長年悩まされていた。
筆者はスマホをモバイルルータでWi-Fi運用しており、機種特有のWi-Fi補足の悪さが悩みだった。
この辺りの問題については、無線APやモバイルルータのチューニングで上手く使えていたのだが、
本体がへたってしまったのか自宅の無線APすら補足出来なくなってしまった。
無線APの再チューニングで試行錯誤してみたが、
コレでも解決出来なかったのでスマホの寿命という事で諦めて乗り換える事にした。
………
そうなると、買い替えるスマホを選ぶ必要があるがAQUOSスマホは懲りたので没にして、
SONYのXperia・SamsungのGalaxy・GoogleのPixelが候補になった。
使った事の無い機種を買って冒険する事も考えたが、
今の時代Wi-Fi運用している事例が少なく予測不能だったので、Xperiaを改めて使う事にした。

という事で、ミドルレンジスマホのSONY Xperia 10 IIを中古で買ってきた。
スマホ本体の処理速度や使用感等のレビューは他サイトが大量にやっているので割愛。
何故にミドルレンジスマホを選んだかについてだが、
筆者はスマホでゲームをやらない上、WebサイトとTwitterが見れて、少しメールが打てれば良いので、
性能と価格のバランスが良いミドルレンジスマホを選んだ。
まず、一番の問題だったWi-Fiは問題無く補足出来た。
使いたい時に使えないのはストレスになるので、コレが解決出来ただけでも買い替えて良かった。
検証用のIPv6オンリーNWやデュアルスタックは元より、NAT64環境でも無事に使えたので、
昨今のキャリア網で多いCGNAT64でも普通に使えると思われる。
一般人が気にする事の多いバッテリーも申し分ない持ち様だった。
100%フル充電状態から3時間程度twitter見たりスマホでメールを書いたりしたが、
バッテリーは5%減っただけで相当のバッテリー耐久度がありそうだった。
キャリアアプリ等の不要な物をアンインストールしているのもバッテリー持ちに寄与していそうだが、
それを差し引いても驚異的な結果だった。
………
世間の事もあり、外出する機会とスマホを持ち出す事が減ったのも事実だが、
なんだかんだでスマホが無いと困るのが現実。
筆者の場合、同時にWeb確認とメール返信をしたりする事も多いのだが、
Android11特有のマルチウィンドウで効率化出来たのも嬉しかった。
今回はWi-Fiを補足出来なくなったのが原因で買い替えたが、3年も使えたなら上々の成果だと思う。
デザインも気に入っていたので残念だが、通信出来ないスマホは流石に使えないので致し方ない。
使わなくなった方を売っても二束三文にしかならないので処分に迷うが、
ミュージックプレイヤーとして使えないか弄ってみようと思う。
何はともあれ、コレで普通にスマホを使える環境になった。
暫く試行錯誤する必要があるが、新しい物を買った直後の特権みたいな物なので楽しもうと思う。
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2021年12月11日(土) - 21:14 | カテゴリ:
雑談
自鯖の新リージョン追加を進めているが、
IPv6コアルータに使う予定だった物が届いたので夜なべで組み込み作業中。
コレをやらないと動作検証にも影響が出るので早くやらねば。
ここ数か月、ずっと何かしているので記事を書く時間を確保出来ていないが、
この組み込み作業が終わったら一息付けるので纏めて更新したい。
年末年始には時間をとれる筈。
2021年11月28日(日) - 19:25 | カテゴリ:
Linux
CentOS 8のサポートが2021年末で終了すると発表され紆余曲折あったLinux界隈。
筆者も自宅サーバでCentOS 8を利用しているので、年末迄に方針を固める必要があった。
色々な環境を動かしているので、CentOS Streamが適切な検証環境もあったり、
Web・DNS・Mail・DBと安定稼働させたい本番系があるのも事実だった。
当初は全台をCentOS Streamに移行予定だったのだが、
以前試した時に謎の挙動をしたので、本番系は他のディストリビューションへ移行する事に。
AlmaLinuxとRockyLinuxの二つが候補となったが今回はRockyLinuxを採用する事にした。
という事で、RockyLinuxを選んだ経緯とアップグレードした結果を書こうと思う。
RockyLinuxへツールで引っ越したサーバのバージョンがこちら。標記もRockyに変わっていた。
移行には公式が準備しているツールを利用した。
そのままのコマンドだが、筆者が撃ち込んだ実際のコマンドは次の通り。
# curl https://raw.githubusercontent.com/rocky-linux/ \
rocky-tools/main/migrate2rocky/migrate2rocky.sh -o migrate2rocky.sh
# chmod u+x migrate2rocky.sh
# ./migrate2rocky.sh -r
# reboot
|
CentOS・AlmaLinux・RockyLinuxはRHEL 8と互換性があるので、
結果として3つのディストリビューションも相互に互換性がある。
そんな中で移行ツールも各ディストリビューションで公開されており、
万が一、開発停止になっても別の物に移行出来るのもRockyLinuxを選んだ理由となる。
ちなみに、OracleLinuxはJavaサポート切れとSolarisの恨みがあるのと、
MiracleLinuxは原資がコロコロ変わっている印象があり、不安要素が大きかったので没にした。
他の選定理由はCentOSと同じ構築体制を取っているのかあたりだが、
決定打はソフトウェアのアップグレードは比較的簡単だけどダウングレードは困難である点だった。
後ろ向きな意見となるが、殆どの場合でダウングレードは面倒臭いのが常なので、
万が一の時に移行先へアップグレードで引っ越し出来るかが重要になりそうと踏んだ。
RockyLinuxの方が数日レベルでリリースが遅いので、
今後開発が危うくなった時もAlmaLinuxへ引っ越しが出来るので、初回はRockyLinuxにした。
でも実際に引っ越した結果、問題は全く起きず正常稼働してくれているので継続利用しようと思う。
………
ちなみに、RHELの追従速度は次の通り。SecureBootもちゃんと対応していた。
|
RHEL 8 |
AlmaLinux 8 |
RockyLinux 8 |
v8.3 |
2020/11/03 |
2021/03/30 |
N/A |
v8.4 |
2021/05/18 |
2021/05/26 |
2021/06/21 |
v8.5 |
2021/11/09 |
2021/11/12 |
2021/11/15 |
SecureBoot |
○ (v8.1) |
○ (v8.4) |
○ (v8.5) |
RockyLinuxが発足した直後は開発遅延も大きかったが、
体制が整ったらしく他と遜色ないリリース速度を出すまでになっている。
SecureBootも対応済で機能面で大きな差がが無い上、
コントリビューターも揃ってきている様なので、今後はリリース日の差が更に埋まると思う。
………
このWebサーバも既にRockyLinuxで稼働しているのだが、
バグ含めた100%の移植率を誇るだけあり問題なく稼働している。
ソースビルドしたアプリは勿論の事、自作したスクリプトや管理プログラムもそのまま動いている。
EPEL等のサードパーティリポジトリも使えており、本当の意味で移行コマンドを実行して完了した。
自鯖で本番利用している環境はRockyLinuxへ移行したが、
開発環境ではCentOS Streamを利用する上、KVMホストはCentOS 7を使い続けているので、
当面の間はCentOSを引き続き利用する事になりそう。
今回の騒動をマイナスに捉える人も多いが、
コミュニティが活発になり選択肢が増えるのはメリットと捉えているので、
今後もLinux界隈をウォッチしながら様々なディストリビューションを試していきたい。
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