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自転車の豆球型ダイナモライトをLED化してみた

2013年01月12日(土) - 00:03 | カテゴリ: 雑談

夜、自転車乗る時に必須な前照ライトなのだが、
必要な時に限ってライト(豆球)が切れていて前を照らせず、夜道を歩く羽目になったりしていたので、
自宅にあった適当パーツ+100円ショップで買ってきたパーツを組み合わせてLED化してみた。

結果としては、下写真みたいに普通に点きました(手回しで確認)

※1 自己責任でやってください
※2 本職の人が見たら結構まずいやり方でやっているかと思いますが、自分は素人なので勘弁を
※3 プラスとマイナスのリード線色が色々間違えていますが、余りのリード線が無かったので適当な色でやりました(´・ω:;.:…
※4 『改造するのが面倒くさいよ』という人は下の商品みたいなのを買ってつける方が断然楽だし安全です(amazon直リンク)
 LED 自転車 ダイナモ 電球 6V 代替球
 Panasonic(パナソニック) 3LED発電ランプ
 Panasonic(パナソニック) 3LEDハブダイナモ専用ライト

やり方は長いので続きを見てください。


参考ページ
自転車用ダイナモ式ライトを¥200(+α)で白色LED化する。

今回買ってきたのは以下の材料
 105円 … LEDライト(5LED/単四電池x3タイプ)
 105円 … LED常夜灯(100v/0.5w)
 105円 … バッテリーチェッカー(9v測れるもの)
 合計 … 315円

ほかに有ると便利なものは以下の道具
 ハンダごて(電子工作用) + ハンダ
 ホットボンド(グルーガン/自作er風に書くと『ねちょ』) … 接着剤は絶縁性の物を使う事
 リード線 … 無い人は、廃棄寸前予定とかの家庭用電源コードから拝借
 絶縁テープ … 自分は未使用だが、あると便利
 ドライバー(レンチx2) … ダイナモ分解用
 ラジオペンチ
 ニッパー
自分の場合は、上記の物は全部自宅にあったので買ってこなかった。
リード線は、お亡くなりになったPC用電源から拝借。正直、こんなに高負荷対応の物はいらん気もするが。
これらを買う必要のある人は素直に既製品を買いましょう。全部揃えると、その金で既製品が買えます。

色々と調べてみると、ダイナモにLED常夜灯の基板を直接ハンダ付けする人が多いみたいなのだが、
今回は線の切れた豆球を利用して着脱式にしてみた。
で、着脱式にする事のできるダイナモの見分け方なのだが、
豆球のプラス側(とがっている部分)のあたる部分が板バネみたいになっている物なら可能です。
それ以外だと、LEDと基板が本体内に格納できない事が多い為、直接ハンダ付けする方法を推奨。

基板とかの作業に入る前に、とりあえずダイナモをバラして豆球と反射板の部品を取ってきます。

今回は、上の部品も再利用していきます。

で、先ほど紹介した買ってきた物(バッテリーチェッカー/LED常夜灯)と線の切れた豆球を叩き割るなど破壊して必要部品を取っていきます。
LEDライトのLED部分も分解する必要があるのですが、自分の買った物は何故かすぐ必要部品が取れたので写真は割愛。

※左から『バッテリーチェッカー(中身) / LED常夜灯(基板部分) / 豆球(台座部分)』の図
この分解作業にラジオペンチが必須です。
バッテリーチェッカーはカバーを簡単にとれるので適当に開けましょう。
LED常夜灯と豆球は新聞にでもくるんで、ガラス部分を叩き割ってください。

…新品のバッテリーチェッカーなのに内部が錆びちょる(´・ω・`)
さすが、100円ショップクオリティ

今回の要になるLED常夜灯の基板。これを利用して交流電流を直流電流に変換します。

豆球の台座部分。中にはガラスっぽいのが入っているので、それも可能なら取り除いておく事。
今回の場合、台座の頭(トンガリ)から伸びているリード線は切らないようにしてください。
逆に、マイナス側のリード線はギリギリまで切断し、プラス側と短絡しないようにしてください(絶縁手法は続きで説明)。

ここらへんからハンダごての登場です

まず、台座の内側側面に対してリード線をハンダ付けします。
この時に、トンガリ部分から伸びているリード線と短絡しないようにハンダは必要最低限に。
側面をハンダ付けしたら、次にトンガリから伸びているリード線(プラス)にリード線をハンダ付けして延長します。
本来なら、トンガリ部分に直接ハンダ付けした方が良いのですが、面倒くさいので手抜きしましょう(´・ω・`)

で、

『豆球が転がってハンダつけられないよ!!』風になりますが、
ここで、ラジオペンチにある“銅線を切る為の丸い部分”を下画像みたいに使うと楽にハンダ付けできます。

ハンダ付けした後に、走行中にリード線が短絡しないようにする必要がある為、
台座の中にホットボンドを流し込み固定します。
そうすると、台座部分が補強されるだけでなく雨とか降ったときにもショートしにくくなります。

続いて、基板部分のハンダ付け。

この時には下画像みたいな物を作っておくと後々楽になります。

ラジオペンチの先に基板部分を挟むと、ハンダ付けがすごく楽に…

ここから先は作業に集中していたので写真少なめで(´・ω・`)

1. LED常夜灯基板の加工
まずは、基板に元からついている抵抗とLEDを取り除きます。
取り除き方はググれば色々出てくるので詳細は割愛。
が、自分がやった方法は上記装置に基板を挟んだ状態で取り除きたい部品をピンセットで挟み、
基板のハンダ部分を熱しながら部品の足を交互に少しずつ外していきました。
外した抵抗部分には、バッテリーチェッカーから拝借した抵抗を新しく付けます。
今回買ってきたバッテリーチェッカーには『紫/緑/黒/金の75Ω±5%』の物があったのでそれを使います。
※40~100Ω程度の物なら大丈夫らしいです。

2. LEDライト基板の加工
LEDライト基板の+(プラス)側と-(マイナス)側にリード線をハンダ付けします。
これは、ライトの基板を見ないとわからないのだが、大体の物は中心部分がプラスで周囲がマイナスの事が多いです。
見分け方としては、ライトの乾電池を入れる部分の“乾電池を入れる向き”から判断するのが一番わかりやすいです。
また、プラス部分のハンダホールは一つの物が大半(自宅にある他の100円ライトも見て確認済み)なのですが、
マイナス部分は複数のハンダホールがある事が多いです。
マイナス部分のハンダホールが複数ある場合は、基板のパターンを読んで一番末端の端子にリード線を接続します。

3. LEDライト基板とLED常夜灯基板のハンダ付け
LEDライト基板のマイナスLED常夜灯基板上LEDの刺さっていた所のマイナスと、
LEDライト基板のプラスLED常夜灯基板上LEDの刺さっていた所のプラスとをハンダ付けします。
この時、自転車ダイナモの反射板を通しておきます。
また、LED常夜灯基板上のLEDが刺さっていた所には、回路図のLED表記がある筈なので、
それを読んでリード線をハンダ付けします。

4. LED常夜灯基板と豆球台座のハンダ付け
LED常夜灯基板からLED常夜灯のソケット部分へ伸びているリード線を切断し、
その部分に、LED常夜灯基板のLEDが刺さっていなかった側の端子豆球台座から伸びているリード線とハンダ付けします。
こっちの方はプラス/マイナスの違いは無い(筈)ので、やりやすい方でハンダ付けしてください。

上記1~4が完了すると、下みたいになります。

この状態で自転車ダイナモに接続し、テスト点灯をしてください。
もし、点かなかったらLEDのプラス/マイナスや、ハンダ付けがちゃんと付いているか確認してください。

あとは、ダイナモ本体に収まる用に各部品をホットボンドで接着していきます。
できる限り密閉して接着するのと、基板部分をホットボンドで覆って雨水が入らないようにした方が良いかと思います。

この状態になったら、ダイナモ本体に組み込んで走行確認や最後の点灯確認をして完成です。

画像にあるように、手回しでも光量が出て満足な結果になりました。
使っているLEDがライト用なので照射角度が広いのや、5LEDを使っているのも良い方に転がってよかった。
これで、夜道も安心なLEDライトを手に入れたので、
予備の豆球を蓄えておかなくても良さそうです(`・ω・´)





2 Responses to “自転車の豆球型ダイナモライトをLED化してみた”

  1. こんにちは。

    夏にホットボンドが溶けたときは、エポキシ接着剤にしましょう。

    ダイソーのエポキシ粘土が経年劣化してボロボロに崩れました。

    イオンの安物チャリのパーツが次々にダメになり交換したのだけど、
    オートバイクやチャリのパーツの激安通販が地雷原でした。
    三角木馬のようなサドル。止まらないブレーキパッド。細いのにペダルが重い不思議なタイヤ。ネジ止めが滑ったり緩むワイヤ。

  2. どうも、中の人です

    >> 夏にホットボンドが溶けたときは、エポキシ接着剤にしましょう
    なるほど。これは為になるc⌒っ゚д゚)っφ メモメモ…

    確かにダ○ソー製品は経年劣化という名の摂理に負けた物が今までに数点ありました
    安かろう悪かろうじゃ無いですが、値段相応の品質という事ですね

  • 応援中

    はじめるセカイの理想論 -goodbye world index-