ConoHaのVPSを契約して使い勝手をレビュー
今まで自宅サーバのみで色々と遊んでいたのだが、
Internet公開用のサービスを色々立ち上げていった結果、
グローバルIP数と可用性確保の限界を感じたので、
一部のサービスを外出しすべく、プライベートVPSを契約してみた。
………
良い時代な事に1000円前後でメモリ1G・補助記憶50G程度が
簡単に契約出来てしまうから凄いものだ。
そんな事もあり、色々なVPSサービスから自分に合った物をチョイスするのに時間がかかった。
で、今回重視したのは以下の4点
- 管理用に自宅とIPsecを張れる
- グローバルIPを追加可能
- CPUは最低でもデュアルコア
- ハイパーバイザーにkvmかHyper-Vを使っている
今回、これらを重視したのには訳があり、
今後の主な使用用途がMTAやWebサーバの冗長化やDNSサーバの耐障害性向上の為だったり。
ぶっちゃけその程度なら1つのグローバルIPでも問題無いのだが、
自鯖に何かあった時に他サービスの外出しを可能にする為に、
グローバルIPの追加についてを重視してみた。
という事を考えていくと、そのうちLXCを使いたくなると思うので、
それに対応出来そうなハイパーバイザーを利用しているVPSサービスは必須。
そして、CPUコア数も重要になってくるので、
最低限デュアルコアという点も追加項目となっていった。
その結果、最後に残ったのがさくらVPSとConoHaの二つなのだが、
簡単に追加グローバルIPが申し込める点が魅力的だったので、
最終的にConoHaで最小構成のVPSを契約してみた。
美雲このはも可愛いし、ConoHaを契約するのは仕方ないね(`・ω・´)
という事で、契約した後に1週間程VPSを使い込んでみた。
各VPSとのベンチマークや時間対費用については、他サイト様で公開しているので自分は割愛。
できる限り「契約してみて、どうだったか」を書いて行こうと思う。
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◆ダッシュボード
どこのVPSでも同じ様な気がするが、トップ画面でVPSの一覧と利用料金が確認可能。
実際に使ってみると「1クリックしたら0.5秒待つ」という感じに、
少しモッサリしたのが気になったが、普段は使わない画面だろうし許容範囲。
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◆サーバステータス
ステータス画面からCPU負荷、ディスクIO、NW通信量等が確認可能。
この辺りはVPSとして一般的な機能なのだろうか?
自分はzabbix入れちゃうのでどうでも良いが、
超高負荷状態でzabbixですらパラメータを取得出来なくなった場合には役立ちそう。
画像では切れているが、ネットワーク情報には、
VPSに割り当てられたグローバルIPやConoHa用のDNSサーバとかが載っている。
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◆イメージ保存(スナップショット)
全く知らなかったのだが、ConoHaでは50GBのスナップショット領域が無料で使えるらしい。
また、このスナップショットを利用して各VPSを再インストールとかも可能なので、
[一通りミドルウェア入れる] → [実験的な物を入れる] → [なんかおかしくなったのでリストアする]
の流れがWeb画面だけで、しかも簡単に実現可能なのは拍手を送りたい。
スナップショット領域とかは追加料金が必要とか、使えるけど申し込みが凄く面倒臭いとかが多い中、
この手軽さはConoHaの良い所の一つだろう。
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◆ネットワーク
まだ未使用なのでなんとも言えないが、追加グローバルIPとかロードバランサーは、
このタブから一括管理が可能になっている。
こちらは、追加アドレスを使う段階で色々と弄り倒す事にしてみよう。
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◆サーバ追加
サーバを追加する時にはこの画面から可能。
メモリやディスク容量等を選択すると、月額料金がリアルタイムで変化するようになっている。
イメージについては、テンプレートで用意されているディストリと、
自分で保存したイメージ(スナップショット)を利用する事が可能。
あと、アプリケーションがセットアップされた状態になっている、
アプリケーションイメージもあったりするが殆ど使う事は無さそう。
それよりも、自前のOSイメージからインストールする事が出来ない[※01]様だったので、
この辺りについてヘルプか何かに乗せて欲しい所。いやはや、出来ないなら出来ないで乗せて欲しい(´・ω・`)
[※01] – 調べてみた所、APIを叩けばISOからの独自インストールやリストアなんかも可能らしいです
あと、個人的に残念だったのが、ConoHa上のFWでは決まったポートしか開ける事が出来ない点。
HTTPとかSMTPとか、普通の人が使うであろう所がテンプレートとして用意されているのは楽なのだが、
グローバルDNS立てたい場合とか、その他特別なポートを開ける場合は、
ConoHa上を全解放した上で、Linux上のiptablesとかで制御する必要があるので、
ファイアウォール制御については、少し敷居が高いと感じた。
また、サーバに対してのInbound-FWはこの画面から制御出来るのだが、
Outbound-FWは専用のConoHa用APIを叩く必要があるので、
GUIでワンクリックという訳にはいかなかった。
この辺りのFW制御については、今後の改良に期待したい。
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◆ターミナル
ConoHaターミナル | Poderosa |
重要な項目である、VPSターミナルと既存ターミナル(Poderosa)を比較してみた。
基本的な機能の違いは無く、普通に使う事が可能。
ちゃんとタブ補完も効くので、インストール直後からガリガリとサーバ構築する事が出来る。
また、ConoHaターミナルでは、テキストの流し込みにも対応しているので、
自前で作ったスクリプトとかを流し込む事とかが簡単にできる。
他には、コンソールの種類をVNCからシリアルに変更したりとか、
それなりの拡張性を持っているのも良い点だと感じた。
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VPSを使う上で一番気になったのが、メモリの少なさなのだが、
実際に使った所、apache+zabbix+BIND+VPNを一度に走らせても、
500MB程度の使用率という事もあり、1G契約でなんとかなっている。
最悪、swapを使う事になっても、ConoHaの場合は補助記憶がSSDなので、
それなりの速度を出す事が可能。
使い出したばっかりなので、サーバのポテンシャルを使い切るには時間がかかりそうだが、
良い感じに遊べそうなVPSなので、今後長期に渡ってお世話になりそう。
まだまだ面白そうな使い方が一杯あるので、ポチポチと試していってみよう。
それにしても、美雲このは可愛いわ(*´Д`)ハァハァ