自鯖のInternet用DNSをIPv6対応させてみた
実は、IPv6で待ち受けるInternet用のDNSサーバを構築はしていたのだが、
色々とバタバタしており放置していた。
そんな中、折角構築したサーバを放置したままなのも勿体ない事もあり、
「そろそろIPv6対応させるか…」と発起して作業再開…
という事で、レジストラに"ns-lab.org"のグルーレコード変更を申請して、
自宅サーバ用DNSサーバ自体をIPv6対応させてみた。
やる事は簡単で、DNSサーバでIPv6の待ち受けを設定した後、
上位DNSにグルーレコードを登録する為にレジストラから申請するだけ。
適当に申請した後にzoneが伝搬するまで待ってから、
digで自鯖ドメインのNSを引いてみれば反映されているかがわかる。
$ dig @2001:500:c::1 ns ns-lab.org
; <<>> DiG 9.9.9-P1 <<>> @2001:500:c::1 ns ns-lab.org
;; OPT PSEUDOSECTION:
;; AUTHORITY SECTION:
;; ADDITIONAL SECTION:
;; Query time: 141 msec |
『なんでNS3とNS4はAAAAレコードが無いの?』と思った方は鋭い。
実は、IPv6を調達しているVPSでIPv6の逆引きをやっていなかったり、
固定値で変更不可だったので登録を断念した。
DNSの仕組みとして逆引きは必須では無いのだが、逆引き自体が無いとそれなりに困るのと、
自前でDNSを持っているのに逆引きでVPS提供元ドメインが出てくるのは微妙なので、
『いっその事、登録を無くすか』という結論になった。
なので、逆引きを登録出来た某サービス(NS1)と、ConoHa(NS2)はデュアルスタックでDNSを待ち受け、
固定値だったさくらのVPS(NS3)と、そもそもサービスが無かったABLENET(NS4)で役割を分けた。
…本来は全NSでIPv4/IPv6の両方を待ち受けるのがベストなのだが、趣味な自鯖なので (´・ω・`)
$ dig @8.8.8.8 -x 2001:470:fdb0:feed:222:230:107:251 +short
$ dig @8.8.8.8 -x 2400:8500:1301:729:133:130:52:97 +short
$ dig @8.8.8.8 -x 222.230.107.251 +short
$ dig @8.8.8.8 -x 133.130.52.97 +short
$ dig @8.8.8.8 -x 153.126.186.142 +short
$ dig @8.8.8.8 -x 203.137.111.25 +short |
時代はクラウドの中、自前でこんだけDNSサーバ構築している誤家庭は少ないだろうな…
DNSサーバの拡張はこれで一段落。
次はお待ちかねのWebサーバのIPv6化を行うか、MailゲートウェイのIPv6化を行いたい所。
LTE網でIPv6振ってくるのが目前に迫ってきているし、IPv6系の勉強と対応準備を進めねば。