CiscoASA 5512-Xを買ったので分解してみた
自鯖基盤NWと借りているVPSを接続する為にCiscoASAでVPNを張っているのだが、
 4年弱起動させっぱであったり、VPSに100Mbps流すとCPU使用率が60%まで張り付いていた。
 さらに、昨年夏の発熱量が凄く洒落にならないレベルで熱かったので、
 今年こそはなんとかしようと思っていた所、偶然にもCiscoASA 5512-Xの格安品を発見。

 という事でFirewall入れ替え用に、Cisco ASA 5512-Xを買って来た ヘ(゚∀゚ヘ)
細かい所はCISCO公式の詳細があるので割愛。
 自宅で使っている現行機はCiscoASA 5510なので、スペック上は3倍以上早くなる。
 ただ今回は速度はどうでも良くて、筐体の発熱削減と消費電力削減の二つが主目的。
 ちなみに、搭載しているCPUは下記の通り。情報はCISCOのコミュニティに乗ってた。
| ASA 5510 | ASA 5512-X | |
| CPU | Intel Celeron M 380 | Intel Pentium G6950 | 
| CORE | 1 | 2 | 
| CLOCK | 1.6GHz | 2.8GHz | 
| TDP | 21W | 73W | 
CPUの世代が違うので単純な比較は出来ないのだが、
 IntelのARKを見ると5510の方が消費電力が多い。
 ただ、動作テストをした限りでは5512-Xの方が発熱量は少なかった。
………

 
 前面・背面はこんな感じになっている。
 前面にはSSDを搭載するスロットがあるが、これはFIrePOWER用の物。
 今回購入した筐体はFirePOWER無しなのでブランクパネルになっている。
 背面は特に変更点はなく標準状態状態だった。

 筐体の天板はネジ一本で止まっているだけなので簡単に開ける事が出来る。
 マザーボードは毎度のFOXCONN製で、SATAコネクタがあったり、BIOS用のコイン電池があったりと、
 普通のPC用マザーボードと遜色無かった。
 真ん中当りの黒い部分はファンで吸い込んだ風をCPUにあてる為のガードになっていて外す事が出来る。

 真ん中にはCPUヒートシンクがある。
 ここに効率的に風を当てる為に、ASA 5512-Xは吸気方向でファンが搭載されている。


 メモリはDDR3のECC付きっぽい物を使っていた。
 チップセット的には、もしかしたらECC無しでも起動しそうだが、
 標準で4GBも乗っているので変更する事は無さそう。
 マザボには、EPS12Vコネクタもちゃんと乗っていた。
 流石に、アプライアンスで電力不足の不安定は洒落にならないからだと思う。
………


 ファンは普通の40mm角・28mm厚ファンを利用。
 止め方が特殊で一見するとネジ止めに見えるのだが、実際はゴムブッシュをネジ止めして、
 ファン自体はシャーシにはめ込んでいるだけである。


 ASA 5510の時と同じく、Nidec UltraFloを使っていた。
 ただ、例の如く音が大きく静音化する前は離陸するような音が鳴っていた。
 という事で、毎度のTSUKUMOで換装用のファンを調達。
 本当は静音版(4000rpm)が欲しかったのだが、在庫切れだったので標準版(5500rpm)をチョイス。

 換装した後がコチラ。結構キレイに纏まったと思う。が、良かったのはココまでだった…
 ファンは筐体仕様でちゃんと固定する形はなってないので、5500rpmで回ってもビビリ音が凄かった。
 解決方法としては、ゴムブッシュ型からネジ止めに変更するか、
 ビビリが止まる様に耐震ゴムで押さえ込むかになると思う。
 ネジ止めにすると、筐体全バラシした上でシャーシ改造が必要になるので最後の手段。
 という事で、安く実現出来そうな耐震ゴムでなんとか出来ないか試行錯誤予定。
後は、ファンの回転数を下げる方法もあるが、ファン1個で1500円程する事もあり結構痛い出費になる。
 あと、単純にファン回転数を下げて静音化すると、夏場を乗り越えられるか怖いので、
 こちらも最後の手段として利用にする予定。
				




