2016年12月10日(土) - 22:32 | カテゴリ:
Linux
iSCSIターゲットの構築が完了していないので、購入報告はまた今度
自鯖の仮想HDD領域は、ホストHDDをそのまま使ったり、
別のサーバへiSCSI接続して使っていたのだが、
ここ最近はDBが巨大化した事によって、ランダムライトの遅さが課題だった。
そんなこんなで「いつかは、iSCSI専用の物を作って移そう」と思って1年半。
やっとの思いで物を購入し、自宅の主用仮想サーバを全てiSCSIに移すのが完了した。
↑を見ればわかっちゃうが、QNAPのNASを購入してiSCSI専用にした。
詳細は今後掲載するか、データを取ってコミケ冊子にするか画策中。
今回は本意でiSCSI SANとして作っているので、
仮想サーバを同時起動・同時アクセスしても、今の所はそれなりの速度が出ている。
少ない期間だが、今後データを採取して間に合えば冬コミでデータを出すか。
2016年10月08日(土) - 20:32 | カテゴリ:
Linux
ns-lab BBは自鯖とConoHaの2拠点体制で運用していたのだが、
自鯖でゲストインスタンスを増やしすぎたからか、
CPU負荷・ディスクI/O負荷が高くなってきており、鯖が応答不能になるのが問題だった。
という事で、今年の初頭からBB設備の入れ替えを行いつつ対策を行っていたのだが、
作業も終盤になり一部のデータを外出しする所まで完了した。
その中、処理速度が必要な物はConoHaに移したのだが、
ディスク容量が必要な物(100~130GB)をどうするかという事で、
ns-lab BB初となる「さくらのVPS」でHDDプランを借りてみる事にした。
今回のVPSを借りるに当たって、ns-lab BBのVPS棲み分けはこんな感じ。
本来は全部ConoHaでやるのが楽なのだが、ConoHaでHDD(SSD)容量を求めると、
他の所が過剰になり値段が高いので対象外とした。
VPS
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ConoHa
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さくらのVPS
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用途
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高速処理用途、DBガリガリ書き込む
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DR環境、アーカイブ
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CPU
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3コアをそれなりに使用
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1コアを使う程度。稀に2コアで処理
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DISK
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高ディスクI/O必須
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遅くてもOK
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一長一短なのだが、目的の一つにDRが含まれているので、今回のさくらは石狩拠点で構築。
東京から石狩にping打つと20~25ms程度の時間がかかるが、
今回は応答性は必要無いので許容する事に。
という事で鯖を借りたので、とりあえず「cat /proc/cpuinfo」してみた。
Linuxベンチはそのうち纏まった時間を取って実行予定。
上:ConoHa(CPU3コア/MEM2GB/SSD50GB)「Xeon E5-2660 v3」
下:さくらのVPS(CPU3コア/MEM2GB/HDD200GB)「Xeon E5645」
やはり最新設備を使っているConoHaのCPUは速かった…
さくらのVPSもSSDプランだと速いのかもしれないが、
今回はHDDプランなので結構前のCPUを使い続けているイメージ。
使えるCPUコードも結構違うので、本気でCPUを使いまくる場合はConoHaの方が良いのかもしれない。
まだ使い出してから日が経っていないのでなんとも言えない所だが、
1~3ヶ月程使ってそれぞれの得意な処理とかVPSの特性が判った暁には、
もう一度比較検証をやってみようと思う。
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2016年09月17日(土) - 19:53 | カテゴリ:
Linux
自鯖の監視システムは正・副で二重化しているのだが、
正で使っているzabbixのバージョンが2.4のまま放置していたのが気がかりだった。
だが、先日読んだIT記事で「zabbix3.2.0が正式リリースされた」と書いてあり、
流石にメジャーバージョンが2つも上がればバグとかも減っているだろうと思ったので、
時間を見つけてzabbix2.4から一つ飛び越えてzabbix3.2にバージョンアップしてみた。
なんとなく、Windowsのタイルを彷彿させるUIだった。
自鯖のzabbixはソースコードからmakeしているので、
3.2についても秘伝のスクリプトを使って「./configure && make && make install」した。
configureの時に難しいオプションは追加していないので、
2.4時代のオプションをそのまま流用する事が出来た。
巷だと設定ファイルも書き直ししている例が多いのだが、
2.4のコンフィグをそのまま上書きして終了。こっちもエラーは特に出なかった。
………
エラーでは無いが少し焦ったのだが、zabbixのデータベースバージョンアップ作業。
zabbixのメジャーバージョンを上げた際はデータベースのバージョンアップが自動で走るのだが、
これが結構長く、体感で10分程度時間がかかった。ちなみに、DBサイズはzabbixだけで1.5GB程。
自動バージョンアップは、zabbix serverのログを見れば進捗がわかるので、
zabbix serverの起動直後は、適当に「tail -f log」していれば良いと思う。
DBバージョンアップが完了したら、いつも通りにsetup.phpを動かしてコンフィグを作成すれば完了。
焦りはしたが、大きなエラーやDB破損が起こる事無くバージョンアップ作業は完了した。
………
3.2を少し使った印象としては、WebUIの応答が速くなったような気がする。
もしかしたら、zabbixのフロントエンドを大幅に改修した結果なのだろう。
サーバ・エージェントの動作は特に違いがわからなかった。逆に言うと安定している (`・ω・´)
結論だが、3.0を飛ばしてバージョンアップをしても問題は無かった。
もちろん、zabbixの設定次第だと思うが「互換性が~」を理由にバージョンを上げていない自鯖屋の人は、
バックアップを取った上でバージョンを上げる分には、チャレンジする価値があると思う。
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