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DNSSEC検証用にJPドメインを取得してみた

2020年06月29日(月) - 22:48 | カテゴリ: Network

独自ドメインを利用するには何でも良いから権威DNSが必要となるので、
普通の人ならばレジストラが提供している権威DNSを使っていると思う。
筆者の場合はスキル向上と世間のDNS動向を調査する為に自前で権威DNSを運用しており、
メインで利用している “ns-lab.org” 含め、関連する4ドメインで分速10~50クエリを捌いている。

DNSは昔から存在する事もあり基本的な考え方は枯れているが、
昨今は「DNS over TLS/HTTPS」セキュリティ強化を図ったり、
以前話題になった「NXNSAttack」の様に新しい攻撃手法が日々編み出されたりしている。

………

そんな中、古めの技術なのに日本で普及していない技術としてDNSSECが存在する。
DNSSECを使うにはレジストリにDSレコード登録が必要な上、ミスるとドメインが全滅する危険がある。
また、キャッシュDNSがDNSSECに対応していない事も多く普及していないのが現状となる。
筆者が所有している4ドメインもコレに漏れず、権威DNSはDNSSECに対応していない。
そもそも、利用しているレジストリがDSレコード申請に対応していない事もあるのだが、
KSK/ZSK運用のナレッジも無いので、対応をずっと見送っていた。

ちょっと前に自宅サーバ刷新が完了した事もあり、暫くの間は積みゲーで遊んだりしていたのだが、
そろそろ自鯖沼に戻りたくなってきたので、スキルを磨けそうなネタが何か無いか探していた。
今上がっている物としては、ESXi 7.0構築、eBGP/iBGPルーティングがあるのだが、
ずっと放置していたDNSSECに着手するのもアリだと思ったので本格的に検討してみた。


AlliedTelesisのAT-SH210-24GTの2台目を分解してみた

2020年06月28日(日) - 23:58 | カテゴリ: Network

業務用途のL2SWを弄り出した頃、実費で初めて購入したのがAlliedTelesisのスイッチだった。
駆け出しの頃お世話になった事もあり、今でもプライベートではAlliedTelesis製品を使っている。
記事タイトルにもなっている「AT-SH210-24GB」は2016年頃に新品で購入済で、
現在も小型ONU経由で入ってくるパケットを、ISP接続用の各ルータに中継する大事な仕事をしている。
AT-SH210/AT-X210シリーズはコマンド体系がCiscoCatalyst風で使いやすく、
発熱が少なくてファンレス稼働も出来る上、業務用途の機能も搭載しているので隠れた名機だと思う。

今回、故障でも無い無いのに稼働中機種と同じ物を購入したのは、
上記の通り重要部分を収容しているL2SWのオンプレ保守部材確保とL2SW検証を行う為。
というのも、メイン用途から退役済のCiscoCatalyst2960Gを検証用にしていたのだが、
機種が古くなってきたのと、古いからこそのファン軸ブレが発生してしまい騒音が凄まじかったから。

一時期はAT-SH210が潤沢に出回っていたのだが、昨年末から流通量が減って値段が高騰していた。
虎視眈々と購入チャンスを伺っていたのだが、従来の相場相当で出ている中古品を偶然発見。
『コレは買うしかない』と何かを感じたので即購入した。


という事で、2台目の「AT-SH210-24GT」を入手。
中古ならば保証も関係無いので、前回は見送ったシャーシ分解をしてみる事にした。


[ns-lab BB] 新環境の権威DNS構成

2020年06月14日(日) - 19:35 | カテゴリ: Linux

自鯖刷新によって様々なインフラを見直したのだが、実は権威DNSの構成変更は行わなかった。
刷新直前にグローバルロードバランサを組み込む構成変更を行ったのと、
権威DNSが止まるとサービス停止に陥るので、見直しをした上で安全重視で従来構成を踏襲した。

  • 全体構成

権威DNSは、グローバルIPを応答するインターネット向け権威DNS(インターネットドメイン)と、
プライベートIPを応答するイントラ向け権威DNS(ローカルネットドメイン)で分離する構成にしている。

インターネットドメインの方は、前回の権威DNS構成変更から基本設計を変更せず、
フロントエンドにdnsdist・バックエンドにBINDとgdnsdで処理する様にしている。
ローカルドメインは親ドメインを管理するBINDを最上位に構えつつ、
下位の権威DNSにサブドメインを委任する構成を取っている。

インターネットドメインは『dnsdist + BIND + gdnsd』の複合構成、
ローカルネットドメインは『BIND』単一構成と『dnsdist + PowerDNS』複合構成にした。
世間では、BIND脱却の為にNSDやPowerDNSを利用する機会も増えてきており、
いざという時に追従出来ないのは問題なので、少し囓った事のあるPowerDNSを使っている。


「自宅サーバでここまで必要か」と言われると不要だと思うが、
本職絡みでもDNSサーバ知識が必須なので、技術検証を柔軟に出来る様に上記構成を取っている。

………

今回のサーバ刷新時に構成変更を行っていないので紹介出来る内容が少なかった (´・ω・`)
唯一の変更点は、レジストラに管理を委任していた他の検証ドメインも集約化を行い、
正引き・逆引き合わせて最終的に9ドメインを管理する体制にした事。

また、ドメイン集約化を行った事でドメイン管理が複雑化したので、
従来利用していたDNSゾーン適用ansibleを見直し、マルチドメインでも簡単に管理出来る様にした。

自鯖の刷新前後を比較して大きな変更点が無い為、権威DNSについて書く事も少なくなくなった。
とは言っても自鯖刷新で大きく構成変更した、仮想サーバ基盤と録画サーバはまだ紹介出来ていないので、
近いうちに書こうと思う。