DigiLoog

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Archive for the ‘PC’ Category

gdnsd ver3.0.0にアップグレードしてみた

2019年02月23日(土) - 22:35 | カテゴリ: Linux

“ns-lab BB”の一部サブドメインではGSLB目的でgdnsdを導入している。
暫くの間ver2.4.0を使っていたのだが、先日ver3.0.0がリリースされた。
しかし、一部の設定項目が変わったりして移行出来ずにいた。

だが、アップグレードしないで放置する事も出来ないので時間を確保した上で、
変更リファレンスとソースコードを読んでアップグレードを実施してみた。

………

細かい変更点が色々とあるが、一番重要なヘルスチェックモジュールの設定は流用出来た。
GSLBの機能に直接関わりは無いが大きかったのは下記の通り。

  • ヘルスチェックのWeb確認が廃止
  • オートスキャニングの廃止
  • gdnsd操作コマンドのサポート
  • ACMEv1-DNSのサポート

筆者は使っていないが、ACMEv1に対応したのは大きいと思う。
また、コマンドラインをベースにした動的制御が出来るようになった為、
別の監視システムと組み合わせてgdnsdを利用する場合も柔軟に制御が出来るようになった。

ただし、従来から欲しかったDNSクエリのロギングはver3.0.0でも実装されていなかった。
DNSクエリログを取得している環境自体が稀なのかもしれないが、
アクセス解析を行う上で重要な情報源になるので是非とも欲しい所。

自前で権威DNS・GSLBを運用する事自体が無くなってきているが、
オンプレで安くGSLBを実現するには立てざるを得ない事があるので需要はまだあると思う。
そんな場合、手軽に機能を実装出来るgdnsdは良いと思う。


iSCSIターゲット・SMBサーバ用にQNAP TS-932Xを買って来た

2019年02月07日(木) - 22:21 | カテゴリ: PC

2年程前に自宅仮想サーバのディスクイメージを、iSCSI化した “QNAP TS-853S Pro” に移行済だったが、
ディスクロードが大量に発生するZabbix+MySQLは、
敢えて仮想ホストのローカルハードディスクに残したままだった。

というのも、今までは監視対象が少なかったのでローカルに残しても問題無かったのと、
同サーバにキャッシュDNSも相乗りしていたので、
全てをiSCSIに依存させた結果、NW断で全滅しかねない構成にするのは二の足を踏んでいた。

だが、昨今の “ns-lab BB” では仮想サーバが順調に増加しつつIoT機器も増えてきた為、
結果として監視対象増加と比例してDB負荷も上がっていた。
その為、HDDのランダムアクセスではZabbixのデータを格納するMySQLの処理が追い付かなくなり、
システムがスタックして仮想ホストも巻き込んでサーバ全滅が発生していた。

………

そんな折、音楽ファイル・テレビ録画データで使っていた “Drobo FS [1st Gen]” も老朽化している事に気付いた。
普通のデータコピーなのに1GbpsのLANで30Mbpsしか出なかったり、
重要なデータはバックアップ済と言っても、データが飛ぶと取り返しの付かないレベルの物があったり、
経験上、大体の機器は5~10年で壊れるので保全の意味でも早めになんとかしたいのが心情だった。

そんな事を思いつつ『次期NASでiSCSI喋らせつつ、一般用途も兼用したい』と1年程NASを物色していた所、
既にお世話になっているQNAPでHDD+SSDを最大9台まで積めるNASが発売された。
『これだったら、SSD領域に仮想サーバイメージ配置。HDDに一般用途のデータ置ける!』と思い立ち、
さらに構成を練る事3ヶ月、30万以上の金を掛けて “QNAP TS-932X” を買って来た。


NASは自作のパッチパネルもどきを使ってL2SWとEtherChannelで接続。
NAS本体は吸気口を確保する為に板を使って底上げした。

ちなみに、NASを購入したのは2018年末だったのだが初期不良品を引き当ててしまい、
ログ取得やら初期不良交換の対応をした結果、実際に使い出したのは2月初だったりする (´・ω・`)
ただ、購入した物がフ○ースメディア正規品だった事もあり、サポートとやり取りしながら無事に対応完了した。


DigiLoogのMySQLレプリケーションが壊れた

2019年01月31日(木) - 23:31 | カテゴリ: Linux

先日、明確な原因は調査しきれていないのだが、ブログ(DigiLoog)が参照しているMySQLで、
Master/Slaveのレプリケーションが外れ、丸一日程ブログを見れなくなる事態が発生した。

復旧はwikiにメモしてある通り、マスター側のDBダンプをスレーブでインポートし、
再レプリケーションをする事で復旧した。
直帰でDBを弄った事と言えば、エラーログ・スローログ出力を有効化したのだが、
コレが原因なのかは左記の通り追い切れていない。

今回の障害で判ったのは、復旧手段を確立出来ている事の安心感と、
apacheが一度MySQLへの接続を握ったら、Slave側に向け直す為に再読込が必要になる事。
アプリケーションによっては、シームレスに切り替えが出来るかもしれないが、
単純な三階層構造を取っているDigiLoogでは自動切り替えが上手く動かなかった。

本気でやるなら、シングルマスタークラスタリングを組むか、
Active/StandbyでMySQL Routerを挟み込む必要がありそう。
直近で大きな構成変更をする余裕は無いが、今後の課題としてメモに残そうと思う。


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