2017年06月10日(土) - 12:17 | カテゴリ:
Network
5/31辺りにJANOGメーリングリストに連絡が出ていたので再認識しつつ、
昨日参加したInterop2017でも紹介していたので、メモがてら記載。
2017年7月1日~2018年3月31の間に、ルートゾーンのKSK更新をしているのだが、
その間にフラグメントに対応していないキャッシュDNSで、何か起きるかもしれない問題。
一般の御家庭は、BBルータ経由でISPが提供するキャッシュDNSにフォワードしているだけ(の筈)なので、
基本的には何もせず、ISPが頑張ってくれるのを待てば良い
逸般の誤家庭で、キャッシュDNSを自前で構築し、上位フォワードをせずに、
ルートゾーンから階層的に名前解決している場合、DNS応答にフラグメントが発生し、
ルートゾーンの名前解決に失敗する=DNS名前解決が出来なくなるかもしれない。
………
上記の通り、普通の人は何もしなくて良いが、
キャッシュDNSを運用している人や、自鯖屋な人は一度確認しておくと良いかも。
それでも心配な人は、Web上で確認する事も出来るのでそちらを参照。
ちなみに、ns-labのメインキャッシュDNSは全部対応済みだった。
IPv6網の方は重要度が低いので、そのうち確認予定。
2017年06月04日(日) - 23:28 | カテゴリ:
PC
結構前からサーバメンテ用に小型モニタが欲しく、
色々と秋葉原のジャンク屋を物色していた。
だが、ジャンク屋で売っているモニタは(当たり前だが)それなりの物だったり、
大きすぎて要件を満たせなかったりしていたので、いつも見送っていた。
しかし、昨年に寄ったドスパラで丁度良い大きさの可搬型モニタを売っていたのでチェックしておき、
ず~っと忘れていたのだが、自宅にラズパイも増え、モニタが無いと色々と不便になってきたので、
モニタを購入し、とりあえず使ってみた。

今回はドスパラブランドの「DG-NP09D」を購入
可搬モニタと言うと、金額が2万超えしている物が大半だったり、
安い場合は解像度が低くて使い物にならないのが多かった。
今回購入したDG-NP09Dはドットバイドット表示しか出来ないのが欠点だが、
お値段は14,000円程度、解像度はWUXGA(1920×1200)なので自分の要求に合致した。

本体はかなりシンプル。表面はピーチスキン加工(ThinkPadっぽい塗装)になっている。


本体側面は映像端子(Mini-HDMI)・電源用USB端子・音声出力がメイン。他は電源とか音量など。
USB-TypeAが付いているけど、メンテナンス用なので普段は使わない。

付属品は電源ケーブル(USBケーブル)、HDMIの変換ケーブルのみ。
………
使ってみた感じは、値段の割にはしっかりと出力出来る。
ただ、Windowsの様にOSの機能で文字サイズなどを変更出来る場合は問題無いのだが、
Linuxのターミナル文字をそのまま表示させると、ドットバイドット特有の文字潰れが発生した。
その問題もドライバを弄ればなんとかなる(らしい)ので、大きな問題では無いと思う。
応答速度などは計測していないが、動画再生・ゲーム(適当なエ○ゲ)ならば問題無く利用出来た。
反応速度がシビアな、FPS・音ゲー系は自宅にテスト環境が無いので今回は割愛
ドットバイドットなのがネックだが、そこを美味くフォロー出来れば色々と活用する事が出来そう。
一般的な使い方だと、twitterのタイムラインを表示し続けたり、
自鯖屋な人だと、サーバ監視画面を一覧表示したりするのが良さそう。
まだ使い始めてから時間が経っていないので、ポテンシャルはなんとも言えないが、
何かしらのアイディアを思いついたら実行してみようと思う。
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2017年05月28日(日) - 00:20 | カテゴリ:
Linux
ふとした事から「Hinemosってどうなんだろう…」と思ったのでとりあえずインストールしようとした所、
HinemosマネージャはRHEL7系でないと対応していないとオフィシャルに記載されていた。
ならば、普通にRHEL7かCentOS7を使えば良いのだが、
手持ちの仮想サーバで比較的ヒマしているサーバのOSがOpenSUSEだった事もあり、
OpenSUSEでHinemosを動かしてみる為に色々とやってみたら、
少し細工するだけで普通に動いてしまったのでレポート。

今回はHinemosマネージャとHinemosWebクライアントの二つを、OpenSUSE上で稼働させてみた
『なんでこんな無茶を…』と言われそうだが、OpenSUSEはRHELのRPMを細工無しでインストール出来るので、
「Hinemosもいけるだろ」と踏んだら、最初は依存関係でコケたが依存を回復すれば問題なかった。
やる事は以下三つ
-
vim-common、vim-filesystemをRPMからインストール
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java-1.8.0とopenjdkをインストール
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hinemosユーザ、hinemosグループ、/home/hinemosディレクトリを事前に作成する
この三つをやってあげる事で、上の写真のように問題なく稼働させる事が出来た。
HinemosはJavaで書かれているので、JDKは依存関係で怒られる前にインストールしておく。
ホームディレクトリは、hinemosマネージャのインストーラが途中でコケてしまう事への対処として、
コケる処理を自力で処理しておけば、問題なくインストールを完走させる事ができる。
………
細かい手順とかは、もうちょっとブラッシュアップした後に書くとして大体はこんな感じだった。
ただ、Javaで書かれているだけあり結構重いソフトなので1GBメモリのVPSで稼働とかは無理そうな雰囲気。
後の細かい所は実際に使ってから考える事にするか。
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