Silencioシリーズだと、550を現自鯖で使用中。メインだと、HAF932を使っている状態。
今回は、サブPC刷新の為に652をチョイスしてみた。
Silencioの特徴だと思うのが、前面扉+側面の耐震,防音シート装備だと思う。
静音ケースとしては標準装備なのだが、やはり効果覿面。
で、652一番の売りなのが、“静音仕様にも冷却仕様にも変化可能”という点。
というのも、652のサイドパネルや天板部分は蓋がされているだけなので、
ネジで蓋を取り除けばファンを増設する事が出来る。
こういう仕様だと、冬場は静音・夏場は冷却という柔軟な構成を組めるので個人的にはプラス点。
全面扉はだいたいこんな感じ。5インチベイが3つで、ブランクカバーを装備。
電源ボタンはしっかりと押し込むタイプで、体感で5mm程度押し込む感じ。
で、電源ONの状態だと電源ボタンのリンゴが光る。
一番嬉しかったのが、前面ファンの前に設置されているフィルターを取り外すと、
ファンに直接アクセス出来る点。
これが出来ると、PCを掃除する時にファンを取り外さずにフィンの掃除とか点検が出来るので凄く良。
しかも、扉には静音シートが貼ってあるという至れり尽くせり。
リアの方は拡張ベイの所が7+1というオーソドックス仕様。
このケース買う人が4-waySLIとかしないだろうし、
8仕様にして下手に高さを上げるよりは良い選択だと思う。
+1にしてあるから、内部から色々な拡張を引っ張り出す事も可能。
あと、水冷穴も一応ついている。これも、結構便利な所。
裏面は、電源部とファン増設部にフィルターがついている。
電源の場合、バラして掃除とか怖くて出来ないので付いていて良かった。
サイドパネルは、左上と右下がネジ止めされていて、そのネジを取ると蓋が取れる仕様。
内部は、標準状態だと結構狭い印象(´・ω・`) が、ちゃんと対策がされていた。
右側にあるシャドーベイ部分は中4段と下3段が独立していて、
『全部装備 or 下段だけ装備 or 全部無し』というのが選択可能。
また、中段のベイは2.5インチと3.5インチのハイブリットタイプになっている。
となるとHDDマウンタの大きさ問題もあるのだが、それは↓写真みたいに可変式になっており、
2.5インチ・3.5インチでも問題無く搭載する事が可能になっている。
↑を読んだ人だと『ん?』と思う箇所がある。
それは、『シャドーベイ全部無しが可能』という点。
それも対策がされとり、専用のマウンタを使用する事で、
『マザー裏(裏面配線)のスペースに一つ、ケース底面(↓写真)に二つ』のSSDを搭載する事が出来る。
なので、SSDだけを使って自作する場合、シャドーベイを全部取っ払う事も可能になる。
このスペースを何に使うのかは人それぞれだけど、
水冷ポンプの内蔵とか極大グラボの搭載とかが出来そう。
一応、底面にファンを増設する事も可能なのだが、少し注意点が。
というのも、シャドーベイの下段部分を装備した状態だと、18cmのファンが搭載出来ない状態になっている。
12cmファンだったら、シャドーベイフル装備でも装着可能なのだが、
電源の奥行きが大きいと、12cmファンも搭載出来なくなる。
実測だけど、大体で18cm程度がボーダーラインになりそう。
また、上のボーダーライン以下でも電源のプラグイン箇所やら配線が出てきている箇所によっては、
ファンマウンタの箇所が塞がれてしまう為、やはり搭載する事が出来なくなる。(´・ω・`)
底面ファンを搭載するのに制約が多いのはマイナス点だった。
………
お値段高いケースですが、値段に見合うスペックを持っているケース。
前面扉という使用上、つまみが出っ張るタイプのファンコンを搭載出来ないという制限があったりするが、
それを許容出来る人にとってはかなり使い勝手が良い。
防音性の方は、標準搭載のファンをフル稼働+1200rpmのファンを3発積んでいても音がわからないレベル。
剛性も高いわりに、重さが約10kgと軽く、大きさも普通のATXケースレベルなので置き場所にも困らなさそう。
そんなこんなのSilencio 652ですが、
近くにPCケース新調する予定がある人は選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
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