DigiLoog

PC関係の事なら何でもいけるそんな処

Archive for 2019年05月

syslog転送出来ないログを、リアルタイムでsyslogに変換してみた

2019年05月11日(土) - 12:26 | カテゴリ: Linux

PowerDNSのDNSクエリログや、ローカル出力したテキストをログとしてリモート転送する時、
syslog形式に変換してログとして転送したいケースがそれなりにある。

そんな時、普通ならrsyslog/syslog-ngとログをフックする仕組みを使ったり、
Fluentdなどのログ収集デーモンを追加する事で、リアルタイム取得を行いつつ再転送する事が出来るが、
全体の仕組みが複雑になったり、そもそも構成・設定変更をやりたく無いなどの理由で没になる。

( ´ Д`) 「もっと簡単に、生ログをリアルタイムで取得しつつ、syslog変換したいな~」
( ゚ Д゚ )φ 「一人(筆者)が思っている位だから、似たような事を思っている人は多い筈…」
(。・Д・) 「有料ソフトある位だし、それなりに需要は多そうだな……」
(`・ω・´) 「意外と簡単そうだから作っちゃうか!」

と思い至ったので、スクリプトを自作して “ns-lab BB” のLinuxサーバに組み込んで実際に使ってみた。


全体概要は上の通り。裏ではtailを使ってリアルタイムにログ取得を行いつつ、
logger経由でローカルのsyslogにログ出力し、rsyslog/syslog-ngを使ってリモート転送も可能にした。
tailについてはオプションを指定する事で、tail対象のログがローテートされた場合でも、
順応しながらログを取得し続ける様にしてみた。



gdnsdとdnsdistでGSLB構築

2019年05月05日(日) - 22:34 | カテゴリ: Linux

以前、gdnsdとnginxリバースプロキシ機能を使って、
可用性を維持したグローバルロードバランサ(GSLB)を構築したのだが、
“gdnsd+nginx” 構成で1年運用した所、”ns-lab BB” では次の様な問題が出てきた。

  1. 可用性が高すぎて縮退メンテナンスが面倒
    メンテの為にサクッとGSLBの権威DNSから外したい場合、
    上位DNSサーバでサブドメイン委譲設定を変更する必要があった。
    エンタープライズなら委譲設定変更(NSレコード削除)も実施するが、
    自鯖用途だと大げさにせずサクッと外したい場合が出てきた。
     
  2. DNSクエリログを取得出来ない
    nginxリバプロ構成の場合、クライアントからのDNSクエリはnginxが処理する為、
    nginxでクエリログを取得する必要がある。
    ただし、nginxの仕様でUDPリバースプロキシでパケットログ取得が出来ないので、
    別途構築したログ監視などが出来なかった。

という事で、課題を解決すべくオープンソースカンファレンスでネタを探したり、
twitter上で技術情報も追いかけていた所、dnsdistを使うとDNSに特化したリバプロを構築出来る事が判った。
『善は急げ!』という事で、テスト環境で実際に構築した上で『コレは行けるな!』と感触も得られたので、
休みを使って “ns-lab BB” のインターネット向けGSLB環境にdnsdistを組み込んでみた。



運用中の自鯖OSで令和対応を確認してみた

2019年05月01日(水) - 21:19 | カテゴリ: Linux

結論から書くと、Linux系OSはglibc等のパッケージアップデートと時刻環境変数の設定、
Windows系OSは「月次のロールアッププレビュー」を適用すると令和表記に対応する。
一応、物は試しでWindowsServer2012R2に令和パッチ(KB4493443)を適用しない状況で、
日付を和暦表示に変更した所、想定通りに『平成31年5月1日』表記となった。

元号ネタは既出なので使い古した感もあるが、自鯖の状況を把握する良い機会なので、
稼働している本番系Linux鯖と同じバージョンの検証環境を用いて元号対応状況を確認してみた。



  • 応援中

    はじめるセカイの理想論 -goodbye world index-