2021年09月19日(日) - 22:07 | カテゴリ:
PC
増強した拠点にもPCを置かないとメールチェックすら出来なくなるので、
何かしらの据え置きPCをゲットする必要があった。
最初はPCを組むか中古デスクトップを買ってきて中身を入れ替えようかと思っていたが、
秋葉原でジャンク屋と中古PCショップを物色していたらそのまま使える素体を発見。
PCケースが小さいのでパーツ増強出来ないのがネックだが、
見つけられたのも何かの縁という事で、HP EliteDesk 800 G3を買ってみた。

購入店はアキバのOraOrA!。キャンペーンか何かでメモリを16GBに無料増設していた。
スペックは次の通り。メモリ増設されている事以外は800 G3の標準スペック。
OSライセンス付きで30,000円で、メールやtwitterなど軽作業用なら全然アリな価格設定だった。
CPU |
Intel Core i5-6500T 2.50GHz |
SSD |
Samsung MZ7LN256HAJQ 250GB |
MEM |
DDR4 2133MHz 8GB x2 |
OS |
Windows10 Professional 64bit |
スペック・状態・価格のバランスが良かったのもあるが、決め手はUSB Type-Cポートがある事。
最近はUSB Type-Cを使う周辺機器が増えてきたので標準装備しているのは嬉しい。
変換ケーブルやハブを使えば増設可能だが、安定させる為にも可能なら直接使いたい所。


フロントは写真の通りUSBポートで固められている。
リアはDisplayPortが2個、D-Subが増設で1個、他はNICとUSBが付いている。
最近はD-Subを使う機会が無くなってきてはいるが、
PCが企業用なだけあって、D-Subが搭載されているのは流石だと思った。
………


筐体はスクリューレス構造なので簡単に蓋を開く事が出来る。
CPUクーラーはCPUヒートシンクに風を吹き付ける方式だった。
この方式はCPU負荷をかけると音が大きくなるのが気掛かりだが軽作業なら問題無いだろう。
メモリはCPUファンの下に押し込まれていて、かなり窮屈な基盤設計という印象を受けた。
2.5インチマウンタには250GBのSSDが乗っていて、Windows10がインストールされている。
HDD時代の思い出からSamsung製なのがちょっと嫌だが、
SSDのSamsungは安定しているという花見も聞くのと、
何よりライセンス付きOSがインストールされているので当面はこのままの予定。
万が一SSDが吹っ飛んでしまったら、その時は違うメーカーに入れ替えようと思う。
………
購入してから2週間程度経っているが、エラーやBSODも発生せずに安定して使用出来ている。
このPCではメールとtwitterがメインで稀にSSHターミナルを叩く程度の軽作業用途な事もあり、
CPUはこのスペックでも問題なさそう。
最近はOSがメモリをバカ食いするので、標準容量のメモリ8GBだと心許ないが、
キャンペーンで増強した16GBメモリが効いていて、スワップも発生せずに快適に使えている。
2~3年は常時使うPCになりそうなので大事に使わねば。中古だが良い買い物が出来た。
購入した店は常用出来る良品の掘り出し物が多いので今後も定期的に覗いてみようと思う。
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2021年09月18日(土) - 19:56 | カテゴリ:
雑談
色々な理由によって拠点を増やした事もあり、
複数契約しているVPSも増強した拠点に移せないか検討中。
NWバックボーンは出来上がったので移せなく無いのだが、
サーバ本体も設置する必要が出てくるので資金的に苦しいのが本音。
そんな事もあり良い中古サーバが無いか漁っているのだが、
市場に出てくる中古サーバが軒並み吐かれてしまったのか在庫がない印象が強い。
HP MicroServerを狙っているが、流石にCPUの世代も古いので違う筐体も探したい所。
流石にマウントサーバを動かすのは設置場所と音の都合で無理なので、
小型サーバを今後も探していく予定。
………
こんな事を書いているうちに、ずっと進めていた増強作業が完了した。
紹介記事も色々書きたいが、時間を中々取れないのが最近の困り事だったり。
2021年09月11日(土) - 23:54 | カテゴリ:
Linux
ns-lab BBでは色んなLinuxディストリビューションを使う事でシステムが偏らないようにしている。
バックボーン設備も例に漏れずマルチディストリビューション構成なのだが、
その中でもDHCP兼バックボーン管理サーバを兼ねているopenSUSE 15.2をそのままにしていた。
冗長化していると言ってもDHCPサーバが止まるとPCや無線接続スマホが通信出来なくなるので、
慎重にアップグレードする必要があったのと、
自作プログラムも動いているので慎重にアップグレードする必要があった。
最近は毎週末がバタバタしていたのだが今日だけはなんとか時間を確保出来たので、
DHCP兼バックボーン管理サーバを、openSUSE 15.2からopenSUSE 15.3にアップグレードしてみた。

os-releaseも15.3に切り替わっていた。
今回も公式が公開しているopenSUSE15.3アップグレード手順に沿って作業。
ディストリビューションのアップグレード自体は問題無く完了したのだが、
メール関係でハマりポイントが出てきたのでメモしておく。
1. Postfixがhashをサポートしなくなる
題の通りだが、最近のPostfixはハッシュDB(hash)をサポートしていないので、
Postfixのaliase設定にhashを使っていると次の様なエラーを吐いて落ちてしまう。
error: unsupported dictionary type: hash
warning: transport_maps is unavailable. unsupported dictionary type: hash
|
サードパーティのプラグインを入れればhashを使えるらしいが、折角なのでlmdbに切り替えた。
lmdbに切り替えた場合、postmapも再実行してDBを再生成する必要がある。
そのままpostmapを実行しただけではダメなので “postmap lmdb:transport_maps” の様に接頭辞を付ける。
2. Dovecotでdh.pemが必要になる
コレはCentOS8でも起きたので知っている人がいるかもしれないが、
openSUSEのDovecotでdh.pemを設定していない場合、コマンド実行もエラーになる場合がある。
コマンドでもエラーを吐くのがネックで、APIにも影響が出てしまい見事にエラーを踏み抜いた。
対応するのは簡単で “openssl dhparam -out /etc/dovecot/dh.pem 4096” を叩いた後に、
dovecotのコンフィグに “ssl_dh = </etc/dovecot/dh.pem” を追加すれば動くようになる。
コマンドやAPIのみを使う場合、dovecotをdaemonとして起動させる必要は無いのだが、
コンフィグに追記しないと動かないので注意する。
………
久々にサーバを弄ったので思い出しながらになったので時間がかかったが面白かった。
技術屋たる者、やはり手を動かしてなんぼだと再認識した土曜日でした。
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