2025年02月08日(土) - 21:33 | カテゴリ:
雑談
自宅サーバの権威DNSをテコ入れする機会があり、
サーバ内部の構成変更と配置を最適化する事にした。
今回は普通の権威DNSはBIND 9.20とNSD 4.11へのアップグレードと、
GSLBとフロントエンドでGeoIPに対応させてみた。
また、GSLBでは接続元IPアドレスを元に応答を切り替える機能も使える様にした。
BINDのviewに近い動きをするがGSLBの機能を使っているので、
より自由度の高い動きが出来るようになった。
稼働テストとドキュメントは粗方まとめたが記事にまとめるには時間がかかるので、
少しずつ内容を書き溜めておき、何処かで公開できればと思う。
2025年01月30日(木) - 22:45 | カテゴリ:
雑談
この記事を書いているDigiLoogは勿論、ns-lab BBでもreCAPTCHAを利用している。
そんな中、ちょっち前に話題となったreCAPTCHAのAPI実行制限の本丸と思われる、
Google reCAPTCHAへのサービス移行通知連絡が筆者の元にも届いた。
流石にreCAPTCHAが利用出来なくなるのは避ける必要があり、
WordPressとreCAPTCHAの組み合わせは多用もしているためサービス移行が必須になった
という事で、このままreCAPTCHAを利用しつつ新サービスに移行するか、
別のCAPTCHAサービスへ移行を行うか比較してみた。
reCAPTCHAもAIで突破出来ると言われたりしているが、
普通のスパムやスクリプトキディなどは防げるのも事実だったりする。
実際に筆者が運用する色々なサービスでスパムなどを防いでいる実績もあり役立っている
とは言っても、クエリ試行されたらお財布が破産しちゃうため同等の代替サービスを探してみた。
有名どころだとCloudflare Turnstileが良さそうで、
Google reCAPTCHA同等のセキュリティ対策が簡単に実装出来る模様。
Contact Form 7にも対応しているので妥当な移行先として真っ先に上がると思う。
他には、Google Authenticatorを用いた多要素認証も考えられるが、
仕組み的に登録ユーザが前提となりメール送信フォームやコメント欄などパブリックでの実装が難しく、
reCAPTCHAの代替にはなり切れないのが事実。
管理画面のログインフォームなどアカウントを前提にするなら現時点で考えられるベター案ではあるので、
使い処によっては十分検討の余地は残っている。
また、Google Authenticatorに限らずWordPressの多要素認証プラグインが豊富なため、
簡単に導入出来るメリットもあったりする。
変わり種だと少し前のオンラインバンクで見かけたパズル認証もあったが、
2023年にCVE-2023-44997のCSRF脆弱性が見つかり危険と判断されプラグイン非公開になっていた。
そもそも、パズル認証は多要素認証として脆弱という研究報告も上がっていたり、
画像認識処理のプログラミング登竜門的な所もあるらしく今さらコレを新規実装する事も無いと言える。
………
今回どれを選択するか先行き不透明だが、第一候補はCloudflare Turnstileになりそうだった。
使用感がreCAPTCHA同等なのと実装も他より簡単総なのが候補に挙がった理由の一つとなる。
Google reCAPTCHA完全移行まで時間もありそうなので情報収集を進めながら、
実装難易度の確認と選定を行いセキュリティ強化を図りたいと思う。
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2025年01月25日(土) - 22:14 | カテゴリ:
Linux
以前、自宅サーバ上にADドメコンやOpenLDAP基板を構築したものの放置していたが、
構築ナレッジの蓄積とスキル習得のためにADドメコンを作り直す必要が出てきたため、
Samba4でソースからビルドしたバイナリを用いてADドメコンを再構築する事にしてみた。
環境に利用するRHELの構築とSamba4のテストビルドも終わったため、
ADドメインのフォレストを作りテストに着手中。
挙動に癖が強い上、ドメインレベルがWindows Server 2008R2相当に限定されてしまうものの、
テスト利用する位なら問題無く動く様だった。
まだ、構築テストの域なので細かい確認は出来てないが、
確認する事自体が今回の目的でもあるので気長に進めていこうと思う。
ソースコードからのビルドは中々大変なのでコレも書き溜めて何処かで出したいと思う。