Debianのamavisd-newでウイルスチェックがスルーされる
2017年05月10日(水) - 19:37 | カテゴリ: Linux
CentOSとOpenSUSEだと普通にウイルスチェックが走ったのだが、
Debian環境でamavisを走らせても、一向にウイルスチェックを行えずハマったので備忘録。
ディストリビューションに左右されない技術を習得する為に、
敢えて複数のディストリでns-lab BBを構成しているのだが、
普段は使い慣れたCentOSとOpenSUSEを利用するようにしている。
で、CentOSとOpenSUSEの場合、amavis設定ファイルの『@bypass_virus_checks_maps』を
コメントする事でウイルスチェックを行うようになるのだが、
Debian環境でコメントしても一向にスキャンを行えなかった。
………
結論だが、Debianの場合は明示的に『@bypass_virus_checks_maps = (0)』の様に、
"0"を設定して強制的にスキャンを有効化させる必要があった。
後はEICAR文字列をメール本文に記載してamavisを通すと、
メールログなどにウイルスチェック結果が出力されるようになる。
今回は重箱の角を突いたような事だが、
デフォルト値がディストリ毎に違う場合もある良い例でした。