Panasonic CF-RZ5にWindows11を入れてみた
ノートPCの入替によってRZ5を予備機に降格したのだがOSはWindows10のままだった。
ハードウェアがTPM 2.0に対応していない上、
CPUもWindows11に対応していないのでWindows10なのが当たり前ではあるが、
使えなくなるのも勿体無いのでレジストリを弄ってWindows11にアップグレードをしてみた。
今回紹介する方法はMicrosoft非推奨かつ今後のバージョンで潰される可能性もある手法となる。
よくある、一切の責任を取りませんという点を理解してもらった上で読んで欲しい。
この状態でWindows11へアップグレードが完了している。
使い込んでいないのでポテンシャルは不明だが、メールを閲覧する程度なら余裕で出来つつも、
Webブラウジングをすると動作が重い印象はあった。
TMPとCPUが非対応の筐体にWindows11をインストールする方法は複数あるが、
今回はインストール済のWindows10をアップグレードする方法で実施してみた。
作業は簡単で、次のレジストリを登録してからOSを再起動してWindowsUpdateをするだけ。
このレジストリを設定する事でWindows11のCPU条件が緩和されて、
古いCPUを使っている筐体にもWindows11のインストールが可能になる。
レジストリ | HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup |
名前 | AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU |
種類 | REG_DWORD |
値 | 1 |
この方法でもTMP 1.2は必要らしく制限を完全に無視するには他のレジストリ修正も必要になる。
RZ5は上記のレジストリを変更するのみだったが、
さらに古いPCにWindows11をインストールする際には工夫が必要になる。
とは言ってもTMP 1.2が搭載されていないレベルのPCとなると、
流石にOSを起動するだけでも厳しい気がするので無難に諦めた方が賢明と思う。
その他の手法は次のサイト等で紹介されているので、
チャレンジャーは読んでみると良いかもしれない。
- Microsoft > Windows11をインストールする方法
- Win11/BypassHardwareCheck
………
RZ5にWindows11をインストールして、起動後に15分ほど放置した状態の負荷がこちら。
裏でアンチマルウェアがリアルタイムスキャンをしていた影響で若干のCPU負荷が出ている。
RZ5は可搬性重視の筐体で元からCPUが非力なのもあるが、
クライアント型のメール確認や簡単なサイト閲覧位しか出来なそうだった。
RZ5で重い処理を走らせないなら大丈夫なので軽作業限定に割り切ればポテンシャルはあると思う。
軽作業の普段使いは問題無さそうだがWiFiモジュールの動作が若干怪しいのがネックで、
繋がる時はすんなり繋がるが自宅のAironetには接続出来ない事があった。
互換性とドライバが問題なのか、CPU負荷が問題で接続性も下がっているのかはわからないが、
SaaSアプリを使ってゴリゴリに作業するのは難しい様にも感じた。
とは言っても、壊れる前提で外に持ち運ぶには丁度良い物でもあるので、
ハードな使い方は先日購入したCF-QV1、ライトな持ち出しはRZ5で併用しようと思う。
だが、RZシリーズの可搬性は歴代Let’s note最強なので是非とも後継機を出して欲しい。