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Archive for the ‘Linux’ Category

冗長構成で負荷分散Proxyを構築 [Corosync/Pacemaker/HAProxy/Squid]

2014年12月14日(日) - 22:08 | カテゴリ: Linux

今回は久々に本気の冗長構成を作ってみた。

事の発端はテストとして構築したProxy(Squid)が片肺運転だった為。
その為、自分でProxyを使っていても仮想環境の基盤側を弄る度にWebブラウザのProxyを外す必要があった。
しかし、んな事を毎回やるのも面倒臭くなり、
「だったら、自鯖1号2号で冗長Proxy作っちまえばいいか!!」と軽く考えたのは2ヶ月前(´・ω・`)

という事で、2台以上で冗長化を視野にいれつつ、ついでに負荷分散の仕組みも入れて構築してみた。


※トポロジアイコンにINTEROP 2014の物を使わせて頂きました。
今回の構成は上図参照。綺麗な構成図だろ… これ自宅(寝室)なんだぜ…
L2SW(緑のアイコン)間はEthernetChannelを組んでおき、ルータ間はHSRPを使用。
肝となる負荷分散にはHAProxyを二台構成に、HAProxyの代表IPとしてPacemakerによるEIP振り分けを行った。



自鯖による自宅プライベートクラウドのススメ

2014年12月06日(土) - 17:26 | カテゴリ: Linux

プライベートクラウド:企業内部門やグループ会社などにクラウドサービスを提供する形態の事
↑の環境を「自宅サーバで構築したらどうなるのか」というのが今回のお題。

自宅でクラウド環境を構築するとなると、OpenStackを使った本格的な物から、
Hyper-Vを使ってWindowsクラスタリングみたいな事をする物まで様々な選択肢がある。
それこそ、企業でやるならVMwareを使ったり、必要な時だけ使えるAWSとかもあるが、今回は置いておく

その中でも、"自宅で構築する"という面でオススメなのが、
KVM+HAProxy+Pacemakerを使った、負荷分散型の仮想"なんちゃって"クラウド環境。
というのも、HAProxyを入れている事によって、比較的自由度の高いロードバランシングが可能な事と、
仮想環境の強みであるサーバのコピーによる増殖が可能だから。



バグに当たってkvmホストOSが落ちて右往左往

2014年11月03日(月) - 21:40 | カテゴリ: Linux

サブ自鯖とは言え、久々にやらかしてしまった(´・ω:;.:…

事の発端は"ns-lab BB"のサブ仮想サーバのホストOSをCentOS6.6にアップデートした事から。
サブ自鯖ではホストOS上でkvmを動かしていて、検証環境・DNS・監視サーバ・etcが乗っかっていたりする。
で、(仮想サーバ)台数が多く自作スクリプトを一元管理したいという思惑がある為、
ホストOS上にNFSを構築し、そのディレクトリをゲストOSで見る仕組みになっていた。
昨今ならiSCSIなのだろうが、NFSの方が管理が楽なので自分はNFSを使用中

本来なら、kvmホストOSではハイパーバイザーに徹するのが常なのだが、
自鯖民だと物理リソースの限界もあるわけで、主幹系のサービスだけはホストで動かすようにしている。
そうすれば、メイン/サブのどちらかが不調になっても、ゲストOSをコピーする事でサービスを継続可能なので…

で、今回はここの箇所に問題があった(らしい…)

ゲストOSからホストOS上のNFSにアクセスしていると、
ターミナル上にCPUとkernelのエラーが出だして、
10~60分程度放置するとホストOSがログも出さずにいきなり停止してしまった(´;ω;`)

最初は、NFS周りのバグを疑ったのだが、どうやらkernelの方が原因らしく、
kernelを一つ前の物にロールバックしたら、元通りの安定稼働に入った。
ちなみに、サブ自鯖で使っていたバグ有り(?)kernelは"2.6.32-504.el6.x86_64"

色々調べてみると、極々少数の環境で発生しているらしく、コミュニティに報告がチラホラと…
この事をGentoo使いの友人S氏に聞いてみたら『多分、kernelのビルドオプションミスじゃね?』と言っていた。
恐るべし、Gentoo使いのkernel友達度。

真相まで調べるのは骨が折れるので調べていないのだが、
"迂闊にkernelのバージョンを上げるとドツボに嵌まる"という、自鯖屋にとっては良い経験でしたとさ(´・ω・`)



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