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IPv6 FORUMとIPv6 Certificationの登録完了

2017年07月15日(土) - 23:11 | カテゴリ: Network

実は今年の1月1日から少しずつやっていた”IPv6 Certification”と、
自鯖をIPv6化した事で申請可能になった”IPv6 FORUM”への登録がやっと完了した。

 

IPv6 FORUMの方は申請・登録が完了すると、申請者の固有ID付きIPv6 READYロゴが発行され、
Webサイトとかに用いる事が出来る。
ただ、結構ロゴがデカく自鯖のWebサイトで用いるとレイアウトが微妙になるので使って無いが…

日本で取得している所も結構多く、kame.netJPRSIIJとかが取得している。
他にも、コミケのNW島で有名な方々が取得していたりしていて、
IPv6界隈だと有名な認証プログラムだったりする。

………

IPv6 Certificationsは、あまり使っている人がいないだろうが、
日本のISPでIPv6対応がここまで進んで居なかった時代に『とりあえずIPv6を調達する』には重宝していたらしい。
現在使う場面としては、Bフレッツを使っている人、ケーブルテレビ系でIPv6対応出来無い人が、
どうしてもIPv6を自宅に引き込みたい場合に使う必要がある『IPv6トンネル』の接続先となる。

実際のIPv6トンネルの接続先は、同社のTunnelbrokerサービスなのだが、
TunnelbrokerとCertificationsは連動していて、CertificationsでSageレベル以上になると、
通常はフィルタリングされているOP25Bが解除出来る為、
Tunnelbrokerを自鯖用途で使う場合には、必然的にCertificationsもSage以上にしなければならない。

で、最短でSageにするには丸一日と100円(ドメイン調達費)があれば問題無いのと、
点数も900点程度あればなんとかなるのだが、今回は満点である1500点まで上げてみた。
ぶっちゃけ、これが非常に面倒くさく、pingを1日毎に100箇所へ飛ばしたりしなければならない (;´Д`)

ただ、登録上はJPの人で1500点まで行っている人は自分含めて2人しかいないので、
今まで知らなかった人は是非とも使って欲しい所存。無料でIPv6を/48貰えるし。

ちなみに、Tunnelbrokerを日本から接続する際に通信経路がアメリカ経由、
インドネシア経由になって通信速度が猛烈に遅くなる場合があるのだが、
トンネルを貼るIPv4のISPを上手く選ぶと30~50Mbps程度までは普通に出る。

………

あまり取り沙汰されていないIPv6対応だが、今年からLTE網でのIPv6払い出しがデフォルトになったり、
ISPレベルでの対応も着々と進んでいたりする。
そうなると、次はコンテンツの対応が必須になるので、
そろそろ準備を本格的に進めなければならないのかもしれない。


ルートゾーンのKSK更新の準備は出来てますか?

2017年06月10日(土) - 12:17 | カテゴリ: Network

5/31辺りにJANOGメーリングリストに連絡が出ていたので再認識しつつ、
昨日参加したInterop2017でも紹介していたので、メモがてら記載。

2017年7月1日~2018年3月31の間に、ルートゾーンのKSK更新をしているのだが、
その間にフラグメントに対応していないキャッシュDNSで、何か起きるかもしれない問題。

一般の御家庭は、BBルータ経由でISPが提供するキャッシュDNSにフォワードしているだけ(の筈)なので、
基本的には何もせず、ISPが頑張ってくれるのを待てば良い

逸般の誤家庭で、キャッシュDNSを自前で構築し、上位フォワードをせずに、
ルートゾーンから階層的に名前解決している場合、DNS応答にフラグメントが発生し、
ルートゾーンの名前解決に失敗する=DNS名前解決が出来なくなるかもしれない。

………

上記の通り、普通の人は何もしなくて良いが、
キャッシュDNSを運用している人や、自鯖屋な人は一度確認しておくと良いかも。
それでも心配な人は、Web上で確認する事も出来るのでそちらを参照。

ちなみに、ns-labのメインキャッシュDNSは全部対応済みだった。
IPv6網の方は重要度が低いので、そのうち確認予定。


Raspberry Pi3でDNS64+NAT64を構築してみた

2017年04月22日(土) - 22:57 | カテゴリ: Network

既に作例のあるラズパイでNAT64環境構築だが、
自宅で眠り気味のIPv6ネットワークがあるので構築してみた。


かなり簡単な環境だけど、上記のRouter(DHCPv6兼用)とNAT64をラズパイで組んでみた。
ただ、ラズパイはNICが1つしか無い為、今回はタグVLANで分割して構築。

使用感はそれなりに良い感じだった。
ClientからIPv4のInternetへ通信速度を計測した所、30Mbps程度は出ていた。

そもそもラズパイが100MbpsのNICを積んでいる都合と、
今回はタグVLANで同一インターフェール折り返し通信をしている以上、
結構速度は出る方なのかもしれない。

逸般の誤家庭御用達の高機能ルータだとDNS64/NAT64を備えた物も多いが、
一般のご家庭で利用する普通ルータだとDNS64/NAT64は備えていないのが殆どなので、
ラズパイでとりあえずIPv6からIPv4へ通信を流すのは一つの手段かもしれない。

LTE網でもIPv6が払い出される事もあり、今後IPv6普及が進む筈。
普通はデュアルスタックでIPv4/v6共存が多いが、普及度によってはNAT64を選択する必要が出るかもしれない。
その時の為に技術習得と情報収集は継続しておかないと…


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