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手軽に検証環境を組めるソフトウェアルータに浮気気味だが、
根っこはハードウェアルータ・スイッチが大好きな筆者。
電気代高騰の影響もありハードウェア好きには逆風が吹いているが、
実機が必要な検証の代表格にASICをフル活用した機器固有機能を使う物がある。
昨年の8月頃に”ns-lab BB”から退役したCatalyst 2960-Sは検証機でたまに使っているが、
夜遅い時間に起動テストするのは憚れるし何より電気代と場所も問題になる。
他の設備が排気ファンで轟音を立てているとは言っても、
ファンレス機器の手軽さには勝てないので良いスイッチが無いかと探していた。
そんな中、ふと見つけたのがCisco Catalyst 2960-Lだった。
ファンレスで48ポートなのがGoodだし、コレは何かのめぐり合わせと感じたので買ってきた。
………
中古で買ったネットワーク機器はコンデンサが破裂している物が稀にあるので、
本格的に流用するならクリーニングも兼ねてオーバーホールをする事が多い。
という事で『買ったネットワーク機器は分解せねば』となったので早速分解してみた。
今回の購入でCisco Catalyst 2960シリーズを半部以上制覇。
プラスシリーズとCシリーズは買った事が無いが、G・S・L・X・CXは弄った事になる。
2960は挙動が素直なのと、IOSが12と15に跨っているので動作検証に使いやすいのが嬉しい。
結論を書くと、2022年11月の最新版は動かないがダウングレードすれば動いた。
筆者が仮想ルータを使う場合はVyOSを採用する事が大半だが、
たまには違う仮想ルータも触ってみたくなったので、
以前からテストしようと思っていたArista vEOS Routerを引っ張りだしてきた。
Juniper vSRXは60日制限があるし、Cumulus VXはググると他でも事例が多かったので没。
という事で事例が少ないArista vEOS Routerに目をつけていたのだが、
検証用自鯖のハイパーバイザーがHyper-Vなので対応してなかった。
VMware ESXiも環境はあるが、常時起動していないのでコレも今回は没にした。
でも諦めが悪く「対応してないなら作ればいいじゃないか」というサポート外上等精神で、
powershellのConvertTo-MvmcVirtualHardDiskを実行して仮想イメージを変換しつつインポートを強行。
大まかな手順は次の通りだが、それでも最新版のvEOSでは起動できなかった
イメージファイルを覗いてみたら単純にHyper-Vに対応するCPUモジュールが無い模様。
正式には対応してないので同梱してないのは当たり前 (´・ω・`)
だが実際にどのバージョンなら動くか気になったので起動できるバージョンをテストしてみた。
結果、vmdkをvhdxに変換する使い方でも、Hyper-V第1世代なら「vEOS-lab-4.19.10M」が動いた。
筆者が確認したのは起動するかのテストだけなのと、サポート外なので何が起こるかわからない為、
普通の人は素直にVMwareかKVMで動かした方が良さそう。
そもそも、古いバージョンなので最新機能はテスト出来ないのでお遊び目的になりそうだった。
でも、本来動かない物が動くのは希望が持てるので時間が出来た時にもう少しテストしてみる予定。