2019年11月09日(土) - 22:18 | カテゴリ:
Linux
現行の自鯖機ではそれぞれのサーバ毎にDBを構築しているが、
今回の自鯖刷新を機にDBの集約化と構成変更も計る事にした。
パターンは色々あるが、今テストを行っているのは下記の通り
- MariaDB + Replication + mysqlfailover
- MariaDB + Replication + MaxScale
- MariaDB Galera Cluster + Galera Arbitrator
現行維持で行くならば、レプリケーションを元にした構成になるが、
Galera Clusterを元にした構成も技術的に面白いので調査中。
ただし、クラスタ構成は3台以上の奇数構成を取らないと安定しない為、
“ns-lab BB”のサーバ構成になっているActive/Standbyとすると台数が足りなくなる。
その為、Arbitratorを何処かに構築して疑似的に奇数台数にする手があるのだが、
Arbitratorを使った構成例が極端に少なかったり、
そもそもドキュメントもお粗末な状況なので踏み切っていい物か手探り状態だったりする。
その為、MaxScaleを使った疑似リバプロ構成もテスト中。
久々に構成を大きく変更する事もあり、技術調査をしながら構築している為、
構成変更をブログに書くのは1ヶ月以上先になりそうだが何時か纏めようと思う。
2019年11月02日(土) - 22:52 | カテゴリ:
Network
今度は自宅の無線APが不調に…
1年半前に無線LAN構成を変更したのだが、最近はエラーが出てしまい繋がらない事が増えてきた。
また、IEEE802.11acに対応しておらず、比較的新しい技術の検証にも支障が出る様になってきた。
という事で、今回の自宅NW・自鯖刷新を機に無線APも刷新する事に。
こちらは以前からお金を準備していたので、今は機材を物色中。
目まぐるしく刷新を進めている “ns-lab BB” だが、
折角のタイミングなので今までの課題を一気に払拭すべく構成変更せねば。
2019年10月13日(日) - 21:27 | カテゴリ:
Network
自宅の仮想ホスト刷新に合わせて、自宅とVPSを接続するWAN構成も見直しする事に。
以前から、サービス用にBGP・ループバックにOSPFを使う構想があり、
技術習得と構成検証を1年程行っていた。
今回の構成では、VPS上でルータを動かす必要があるのでルータOSはVyOSを採用。
とは言っても、自宅では仮想ルータを動かすリソースが無かった為、
サーバを新規購入するか、別ルータを用いてVyOSとトンネルを張る必要が出てきた。
折角、トンネルにVyOSを利用してBGP・OSPFを使う構想を練った中、
最初から別機種を使うのもどうかと思いつつ、良いハードウェアが無いか情報収集していた所、
UbiquitiNetworksの出しているEdgeRouterが多機能で要件を満たせそうなのが判った。
実は1年程前に話を聞いた事はあったのだが、
当時の自宅ネットワークはCisco・Juniperで固めていた事もあり気にしていなかった。
今回を機に再調査すると、EdgeRouterで利用しているEdgeOSはVyattaが元になっていた。
という事は『VyOSにも互換性があるだろう』とアタリを付けてIYHしてみた。

購入したのは、廉価モデルとなる「EdgeRouter X」
Amazon価格で1万円の割に、BGP含めダイナミックルーティングを色々喋れたり、
一応はIPsecもハードウェア処理で100Mbps超えが出来るナイスな逸品。


梱包は紙製の緩衝材のみで小さく纏まっていた。
ルータとしては、設定変更用にGUIを備えているのだが、細かい設定にはCLIが必須となる。
PPPoEも喋れるので、一般の御家庭で使う事も出来るのだが、
どちらかというと、逸般の誤家庭に向けた製品だと思う。


製品にはCタイプっぽい電源が付属していた。ただ、日本ではAタイプが必要となる。
Amazonで購入するとAタイプ電源が別途付属する物もある為、こちらを購入すれば問題無い。
もしもAタイプ電源が付属していない場合、秋月とかで互換電源を購入すれば良いと思う。


ポートは小さく纏まっており、NICなどTCP/IP通信に必要なポートは全部搭載している。
コンソールポートは出ていないが、蓋を開けるとUSB-TTLで接続出来るシリアルポートがある。
通常はそんな事をやっていられないので、デフォルト付与されるIPアドレスにWebアクセスを行い、
GUIの管理コンソールを開いて設定を弄る。

廉価版な事もあり筐体は小型。比較用にMR05LNを置いてみたが、ほぼ同じ大きさだった。
この小ささの中に業務用ルータの様々な機能が詰め込まれているのだから凄い。
………
実際に使ってみた所、設定面だとVyOSと微妙に違う所が出てきた。
影響のありそうな所としては、MSS-Clampingの設定がVyOSの様なインターフェース指定なのか、
インターフェースと通信方向の両方を指定する必要があるのかなど。
ただ、筆者が危惧していたダイナミックルーティングの設定は同じ様になっており、
違和感無く、VyOS・EdgeOSの両方に設定を行えた。
軽く確認した所、インターフェースなど物理装置に紐付く設定に違いがある模様。
恐らく、該当する設定を細かく制御するか否かで使い勝手も変わってくる様に感じた。
まだ、トラフィックを大量に流していないのでCPU負荷は測れていないが、
サンプルで『show configuration commands | no-more』をすると、CPU負荷は10%程度だった。
トラフィック処理負荷については、そのうち実トラフィックを流す予定なので、
その時にCPU負荷を計測しようと思う。
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