ネタバレを少し含む為、未プレイの人は戻るべし
実際にプレイスタートしたのは1月終わり頃。で、フルコンプは2月中頃だった。
総プレイ時間は約20時間で、基本的に土日限定でゲームをやっていた。
筆者の攻略順は『羽月 → 七海 → 千咲 → 茉優 → あやせ』の順番。
シナリオのネタバレを回避する攻略順が上記らしいのだが、
二を開けるとシナリオの根幹に触れるのは、茉優・あやせの2ヒロインとなっているので、
『羽月 → 千咲 → 七海 → あやせ → 茉優』の順番でも良さそうだった。
………
シナリオ
超能力(アストラル能力)が世間に浸透しつつ、それを元に発展した未来を描いたシナリオ。
ヒロイン全員がアストラル能力を有していて、シナリオへ密に絡んでくる場面もそれなりにあった。
ただし、殆どの場面がヒロイン外となる相手方にアストラル能力が絡んでいる事が多く、
キーとなる2ヒロインの終盤以外では、アストラル能力などSFチックな話の印象が薄く感じた。
例外的に、あやせルートではあやせの保持するアストラル能力がゲーム全体のキーとなっていた。
共通・個別ルート最初の方から様々な伏線を張ってあるので、
エ○ゲ慣れしたゲーム固有の読解力がある人なら、早い段階でカラクリに気付くと思う。
ネタについては、ゆずソフト過去作をプレイした事があるか否かで評価が変わる。
気にしない人は気にせず楽しめるが、知らないネタに突っかかる人は違和感を憶える可能性大。
個人的には、ネタとして出た機会に過去作をプレイするのもアリだと考えているので、
メーカーとしては気にせず、ゆずソフト節を続けて欲しいと思った。
原画・キャラクター
「流石、ゆずソフト」と言わざるをえない。むりりん先生・こぶいち先生のコンビは伊達じゃ無かった。
違和感が無くなる様に、キャラクターの特長を寄せている事もあり、キャラデザに左右されずゲームに没頭出来る。
逆に言うと “むり・こぶ” らしく似ているので、どちらがキャラデザ担当したのか判らない場面が多い。
ゆずソフトのゲームをプレイする時点で、キャラクター目的の比率が高くなるのが当たり前なので、
気にならないと言えばそれまで。
要はキャラクターに (;´Д`)ハァハァ 出来るか出来ないかの話だと思う。
背景作画もキャラクターとSD絵(こもわた遙華先生)に併せて描かれており、
雰囲気のミスマッチも無かったと感じた。
あと、実際のシーン(聖地)にうり二つな描写は流石だった。
主題歌・BGM
「Famishin・Angel Noteコンビ炸裂」の一言。ゲームに合致したBGMに仕上がっている。
さらに、アラケンがBGM制作・マスタリング担当となっている事もあり、
シナリオのコアとなるSFイメージに合わせて、雰囲気を盛り上げる曲・仕掛けが絶妙にかみ合った。
主題歌は “橋本みゆき・佐咲紗花” のツインボーカル仕様。主題歌だけでも聴くべし。即買おうか。
出だしでベースがタッピングっぽく弾かれているのだが、この演法も曲を盛り上げるのに一役かっている。
曲のBPMが平均130な事もあり、主題歌としても耳に残りやすいのが良かった。
………
もの凄く久々にエ○ゲ1本を腰据えてプレイしたのだが、久々すぎて初心者丸出しでプレイしていた。
筆者はシナリオ重視のゲームが好きなのだが、
シナリオゲームは時間が必要なのがネックで最近はプレイしていなかった。
そんな事もあり、エ○ゲ自体を1本全てフルコンプする事が減っていたのだが、
時間が無いからこそキャラクター重視のゲームをサクッとプレイするスタイルも良いと気付いた。
なんだかんだで「ゆずソフト・サガプラ・角砂糖」を毎作購入しているので、
今後のプレイスタイルとしては積んできた物を切り崩すと丁度良いかもしれない。
業界全体が下火らしいが、生き様として買っていくので是非とも頑張って欲しい所。
今回RIDDLE JOKERをプレイして、最後に一言書いて〆ようと思う―――
『あやせさん、スカスカ大事件な割には1回目シーンで “B” ありませんか?』
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