2019年04月30日(火) - 22:04 | カテゴリ:
PC
新しいネタを思いついた時、自分用として内容を整理しながらwikiにメモしているのだが、
wiki自身のバージョンが気になったのでオフィシャルの最新版を見たら、
PHP v7.3対応版へのマイナーアップデートが公開されていた。
利用中のバージョンでも不自由はしていなかったのだが、
アップデートしないとセキュリティ面でも後々困りそうだったので、
休みを使ってwikiのアップデートと、今までに改造したソースのリファクタリングを実施してみた。
wikiのフッターを見れば一目瞭然だが、技術メモではPukiWikiを利用中。
今回はフルアップデートする程でも無かったので、パッチによる差分アップデートを実施した。
ただ、技術メモと打っているだけはあり、筆者が使いやすい様に手を加えたり独自プラグインを作ったり、
blankリンク作成の機能追加もしている為、一部のソースはPHP v7.3対応の為に自力修正する必要があった。
なお、PukiWikiのアップデート手順は公式サイトで公開している手順を基本的に採用。
公式手順だと、手動修正が必要な箇所もパッチ適用時に出力されるのでソース改修が楽だった。
そんなこんなでアップデート・ソース改修を行いつつ、
以前から不満がありつつも修正を後回しにしていた2箇所を今回修正した。
………
タブにマウスカーソルを持っていくとメニューを自動開閉する機能追加をしてあるのだが、
以前のバージョンでは枠と色付きする箇所が微妙にズレていた。
今回、この処理を行っている部分を見直し、色付がズレない様にしつつ枠線付与もやってみた。
PukiWikiの昨日でカウンターを表示出来る事は以前から知っていたのだが、
実装が面倒くさかったので後回しにしていた。
今回、細かい所にも手を入れて調整を行ったついでにメニューバーにカウンターも追加した。
………
色んな所をソースレベルで見直したのだが、最終的に問題無く本番環境に適用する事が出来た。
その際、ソースを読みつつオフィシャルのreadmeも読んで気付いたのだが、
今回のバージョンで管理者パスワードがSHA256対応となった事と、LDAP認証が使える様になった事は大きいと思う。
逆に問題だと思うのは次の2項目。これらの原因究明するのには時間がかかった _(:3」∠)_
- AutoTicketLinkNameページを消しても復活する
消しても何処かのページを編集する際に “AutoTicketLinkName” の存在確認を行っており、
ページが存在しないと “edit.inc.php”内の処理によって自動生成されてしまう。
ソースを弄れば自動生成させなくする事が可能だが、編集用PHPを弄るのは影響が大きそうなのでやめといた。
なお、筆者の場合は妥協策として、ページ内に半角スペースを1文字だけ入れて実質非表示にしてみた。
- CSSの設定がpukiwiki.cssになった
v1.5.1以下のPukiWikiではCSS設定の読込みに “pukiwiki.css.php” を利用していたのだが、
v1.5.2から “pukiwiki.css” を指定する方法に変更となった。
自作スキンを使っている人は関係無い話だが、読み込むファイルに差異があると後々影響がありそうな為、
筆者については全面刷新してCSS化を実施した。
ちなみに、ソースを変更すればv1.5.2でも従来の “pukiwiki.css.php” を読み出す事は出来た。
………
現在だと、Qiitaにネタを纏めたり、gitにpullしてメモ代わりにする事も多いみたいだが、
それなりに蓄積した技術メモを移植するのは骨が折れるし、
使い慣れた「メモ帳」は貴重なので、今後もPukiWikiを利用する予定。
もちろん、新しいツールには良い所もあるので取捨選択しながらテストは行ってみるが、
『自分用のメモ帳』として使っている節が強いので、変える事は無い気がする…
何はともあれ、PukiWiki開発陣に感謝しつつ今後とも使えそうなネタはメモっていこうと思う。
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