2019年07月21日(日) - 22:39 | カテゴリ:
PC
以前はサブPCもPCパーツを組み合わせて自作機を1台使っていたのだが、
CPU等のスペックアップもありサブPCまで自作する必要性もなくなってきた為、
一線を退役したノートPC(ThinkPad x230)をサブPCとして使い回していた。
ただ、ノートPCを使い続けるのも限界が来てしまい、通信が出来ない等の物理不具合が出てきた。
無線でLAN接続すれば使えなくもないのだが、接続元制限をしている自鯖メンテの為にも、
メイン・サブは有線接続を維持したかった事と、USB接続NICは排熱の関係で常用したく無かった。
そんな中、アキバの中古屋とかヤフオクを巡回していた所、安いThinkCentre M73 Tinyを発見。
OS無しの中古品ではあったのだが不具合箇所も無さそうなので購入してみた。

CPUに高負荷をかけると80度程まで熱くなるので、
熱が伝わらない様にする為、すのこタンと100均のクッション材を使って下駄を履かしてみた。
今回のスペックは次の通り。
サブPCは、ブラウジング・メールチェック・Twitter・音楽再生用なのでCPUはそれなりで良いが、
これらを同時実行してもメモリ不足に陥らない必要があった。
その為、CPUは2コア4スレッド・メモリは最大16GBまで搭載出来るM73は丁度良かった。
BASE |
Lenovo ThinkCentre M73 Tiny |
CPU |
Intel Corei5-4570T |
MEM |
CFD W3N1600CM-8G x2 |
SSD |
WesternDigital WDS250G2B0A |
OS |
Windows10 Pro 64bit |
という事で、サブPCとは言っても16GBのメモリを搭載。
DDR3はチップによってBIOSが立ち上がらなかったりする為、メモリ選定が一番苦労した。
使えそうなメモリをTSUKUMOで物色した所、
稼働確認が取れているが少し高いCrucial製の物と、今回購入した安いCFD製の物があった。
値段をみたら交換保証を付けてもCFD製を買った方が安かった為、
交換保証を付けてCFD W3N1600CM-8Gを買った所、普通に起動する事が出来た。
………

今回はサブPCとして頑張って貰いたい為、
CPUクーラーのグリスアップとコイン電池の交換も実施。
デスクトップ用のCPUクーラーならグリスをセンターに盛ればテンションで広がる為、
普段の要領でグリスを盛ったらテンションが思った以上にかからず熱暴走が発生。
2回目はグリスをヘラで伸ばした上で締め直したら、温度が許容レベル(45~50度)まで下がった。
コイン電池の方は取り外す事を想定していないのか、固い状態で固定されていた。
四苦八苦したのだが、最終的にはピンセットと爪楊枝を使って取り外し、
電池ホルダーを壊さずに交換する事が出来た。
………
サブPCとして利用開始してから1ヶ月程経過しているが問題無く好調に動いている。
ゲームとかエンコーディング、レンダリングなど第一線で戦うには役不足だが、
メール、Webブラウジングなど軽作業を垂れ流す丁度良いサブPCとして再利用出来た。
M73/M93は秋葉原だとIBM Refreshed PC品が出回っているので、OS込みで購入するのも良いと思う。
ThinkCentre/ThinkPadはメンテナンスシートが公開されていたり、
Youtube辺りに分解動画もあって自前で弄り安いのもメリットの一つ。
ジャンク品を組み合わせて格安の1台を作る事も出来るので、
サブPCを組む程ではないが、どうしようか迷っている人には是非ともお勧めしたい。
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2019年07月15日(月) - 22:29 | カテゴリ:
自作PC
アニメ録画を行う為に仮想サーバホストと同居させる形で録画鯖を動かしているのだが、
仮想サーバホストと同居させている為、録画中に高負荷をかけるメンテがしづらかったり、
録画ボードがPT2なので拡張カードの世代的に、現行PCのマザボで動かすには課題が出ていた。
今後、ブログも稼働している”ns-lab BB”仮想環境の全面刷新も行いたい為、
タイミングが有れば、依存関係が強い構成は排除しておきたかった。
そんな事を考えつつ構成を色々と次期録画鯖計画を練っていたのだが、
録画鯖の刷新に当たり下記を最低限押さえる事にした。
- 大きくてもMini-ITX相当にする
- 録画データ保存領域はRAID1を組む
- トラブりたく無いのでシンプル構成にする
- TVチューナーは外付けにする
- エンコードは自前でやるのでバッチ処理は考えない
色んなサーバを用途別・物理毎に構築している為、台数増加による室温上昇を抑えるのが必須条件。
また、設置場所も少なくなってきたので小型化も重要項目となった。
エンコードは自力でやるのでバッチ処理は必要なく、低発熱CPUでも行けそうな事が判ってきた。
………
大体の方針が決まった辺りで「この用途なら、ベアボーンで組むのがよさそう」と方針も決まり、
良い物が無いか秋葉原を彷徨っていた所、DeskMini 310とCPUの安売りセットを発見。
要件にも合致していたのでそのまま購入してきた。

手前の黒いのがDeskMini 310。奥にある白い箱がTVチューナー。
今回の構成は下記の通り。
組んだのは5月末~6月辺りだった筈なので値段は忘れてしまったが、
中古パーツを使ったりして、40,000~50,000程だった筈。
メモリは8GBでも十分だったのだが、16GBキットの方が安かったので16GBにした。
CPU |
Intel Core i3-8100 |
FAN |
Noctua NH-L9i |
MB |
ASRock DeskMini 310 |
SSD |
Intel SSD 760p SSDPEKKW256GB |
SSD |
WesternDigital WDS500G2B0A |
MEM |
Crucial CT2K8G4SFS824A |
OS |
foltia ANIME LOCKER |

まさか、コレを皮切りに1ヶ月で計3台のPC入れ替えをやる事になるとは…


左:CPU・メモリ・SSD(NVMe)が乗る表側。中々詰まっているが負荷テストでも熱暴走しなかった
右:DeskMiniの特長である2個の2.5インチベイにはSSDをソフトウェアRAIDで搭載した
………
OSは自前にするか迷ったのだが、以前から録画鯖OSとして興味があったfoltiaを導入。
中身はCentOS6系なので使い慣れているし、監視用にzabbixは後入れ可能なのが決め手だった。
今までepgrecを使っていた事もあり、操作感の違いに躓く事が結構多いのがネックだが、
慣れの問題だと思うので、2第目の録画鯖を構築する迄の間にfoltia+epgrec併用で上手く使おうと思う。
構築する上で懸念だった、録画中のCPU負荷をCore i3-8100で処理出来るかについては、
地デジを2番組同時録画してもCPU負荷は10~20%程度で納まっているので問題無いと判断。
ただし、リアルタイム視聴を行うとCPU負荷が80%程まで一気に跳ね上がった。
リアルタイム視聴前の処理(トランスエンコード)も30秒程掛っているので、
単純にCore i3-8100だとリアルタイム視聴に必要な処理速度が足りない物と思われる。
前途の通り、中身はLinuxなのでアレンジは何でも出来るのだが、
やり過ぎるとfoltiaを使っている旨味が無くなるので注意。
筆者は監視用にzabbixエージェントを入れたり、ログ転送用にloggerを入れる程度にしている。
………
残念な所はTVチューナーのドライバ仕様なのか、
処理がスタックしてサーバ再起動が必要になる場合がある点。
コレは録画開始時間を番組開始の数分前にする様にしつつ、
foltiaの機能を使ってTVチューナーがスタックしている時にサーバを再起動する機能を使えば良い。
録画サーバ自体が再起動を要する時点で色々と問題アリな機はするのだが、
元から2第体勢にする予定だったので許容する事にした。
どっちにしても、そのうちメジャーバージョンアップしそうな気もするので、
公式対応も気長に待とうと思う。
………
写真からも判る通り、小さく納まったので物理的には満足行く結果となった。
ソフトウェアだと、TVチューナーが不安定になる場合がある為、
録画ミスを無くすには2台体勢を取るか、PT2/PT3相当のチューナーボードが必要になる点。
この辺りは調整で乗り越えられる気もするので、使いこなせるように設定を詰めていきたい。
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2019年07月13日(土) - 23:35 | カテゴリ:
Linux
1週間前の2019/07/06にDebian最新バージョンとなるBuster(ver.10)がリリースされた。
筆者の自鯖もメールゲートウェイとしてDebianを使っていたり、
ラズパイでDebian系統のRaspbianを使っているので、そのうちアップグレードする必要がある。
その前に、メインPCをRyzenで再構築する必要があるのでまだ着手は出来ないが、
情報収集するタイミングはあるので情報収集を継続しておきたい所。