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「G DATA インターネットセキュリティ 2016」をwindows7に入れてみた

2015年11月07日(土) - 14:49 | カテゴリ: Windows

毎年恒例のアンチウイルスソフトのバージョンアップ季節になり、
「今年もKasperskyのバージョンアップするか~」と思っていたら、
そもそものKasperskyライセンスが10月末で切れるという事を思い出した。
※今までは2012年購入の3年ライセンスを使用

丁度良いところだし、Kasperskyのみに依存した自宅環境もどうかと思ったのと、
別件で必要になり導入したG DATAライセンスが4台分残っていたので、
10年来使い続けていたKasperskyから、一部PCを脱退させG DATAに乗り換えてみた。

という事で、先日公開されたG DATAの最新版、
G DATA インターネットセキュリティ 2016を、
メインPC・ノートPCのwindows7 64bit環境に突っ込んでみた。


外出時お世話になっているThinkPad x201が今回の対象。メインPCにも入れたが、レビュー非対象で。
ちなみにHDDは2.5インチ240GB。その内、windowsで使っている領域が計180GB。

モバイル用途だと重量作業やらないし、そもそも自宅にVPN張る使い方で持ち運んでいるので、
↑のスペックでもバッテリーさえ保ってくれれば十分だったりする(`・ω・´)

G DATAを入れるに辺り、今まで使っていたKaspersky2015はクリーンアンインストールを実施。
関連するデータのディレクトリと、レジストリを確認した上で、G DATAをインストールしたので、
ゴミが残る事による動作不具合等は発生しない環境。の筈…

ちなみに、今回のフルスキャンテストはPCに何も負荷をかけない状態で、

  1. 1度目のフルスキャン
  2. HDDをデフラグ
  3. 2度目のフルスキャン

の方法でやってみた。
また、設定内容についてはスキャンに関係する所のみ↓の内容に変更した。

  • アンチウイルス→ウイルススキャン
エンジンの種類 2つのエンジン
感染したファイル ウイルス駆除し、隔離領域にコピー
感染したアーカイブ ログを残すのみ
  • アンチウイルス→ウイルススキャン→詳細設定
ファイルの種類 全てのファイル
設定 全部enable + サイズ制限なし
ログを作成 enable
リムーバブルメディアをスキャン disable

………

そして、実際にインストール直後(1回目)と、デフラグ後(2回目)に渡ってフルスキャンした結果がこちら

  1回目 2回目
経過時間 00:43:20 00:40:50
結果

スキャン結果からもわかる通り、Corei5 M520でも43分でOS領域180GBのスキャンが完了した。
2回目については、HDDのデフラグと、1回目のスキャンハッシュ化が進んだからか40分で完了。
たかが3分とは言え、CPU負荷がかなり高い状況でここまで高速化出来る点はポイントが高い。

さすがに、フルスキャン中はPCを放置していたので使用感などはわからないが、
1時間程度でフルスキャンが完了するのならば、時間の合間に仕込んでおいて、
気がついたら完了しているという使い方もアリなのかもしれない。

………

あと、個人的に重要視しているFW項目のメンテナンス性。
これは良く考えられていて、Kaspersky対G DATAだとG DATAの圧勝という感じだった。
…と言っても、普段からCiscoのACL弄ったり、ASDMをポチポチやっている人視点という事で(´・ω・`)


↑の通り、Ciscoの「permit tcp host ***.***.**.** any eq www」みたいに表示されるので、
下手にGUI化されているよりも非常にわかりやすく、(拡張ACL触れる人なら)取っつき安い。


FWルールの変更画面も、必要な物に限定されていて弄りやすい。

………

今の所、不具合無く使えているのでレビュー(ネタ)としては美味しくないかもしれないが、
普段使いならば、高水準で満足出来る仕上がりのアンチウイルスソフト。

メインターゲットとしては、
「PCに詳しいけれど、アンチウイルスソフトは楽に使いたい層」という感じだろうか。
というのも、Kaspersky程の詳細設定は出来ないのと、
TCP/IPとか、OSの基本動作を知っている事を前提とした項目が多々見受けられたり、
グラフィカル要素が皆無なので、動作が実感しにくいという欠点がある。

個人的には、Kaspersky2007からいらない詳細設定箇所を省いたという印象を感じた。
むしろ、自分が欲しかったのが↑なので、個人的には満足。

また、G DATAで良く言われる「動作が重い」についても、
Core i5 M520で普段使い(Web閲覧、VPN、ブラウザゲーム)をした上で、重いと感じる事も無かった。
この辺りは、「BIT Defender+独自補完エンジン」に切り替えた功績だと思う。

ちなみに、重いと言われていた時代のエンジンは
「Kaspersky+Avast」とか「BIT Defender+Avast」のダブルエンジン時代なので、
『そりゃ重くなるわ』という構造だったり。

何はともあれ、使ってみないとわからないのがソフトウェアなので、
少なくとも1年はG DATAを使ってみようと思う。
しかも、今はwindows7環境なのでwindows10に上げるタイミングもあるだろうし、
その辺の環境差異も含めて経過を観察してみよう。





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