メインVPN装置をASA5510からASA5506に変えてみた
先日購入したCiscoASA 5506-Xだが、休みを使ってコンフィグを作り、
先週にASA5510からASA5506への刷新が完了した。
経過観察として1週間様子見していたのだが、
自宅で使う上での特性・注意点が判ってきたのでレポートしてみる。
今まではASA5510の上にJuniperSRX(GRE装置)・Fortigate60D(IPv6を上積みしていたが、
ASA5506に変えた事で1段に纏める事が出来た。
ただ、そのまま使ったら接地面が結構熱くなったので、木材を切って削って下駄を履かせた。
カタログスペックではASA5506の方が処理性能高いのだが、
CPUにAtomを使っている事もあり処理性能が気がかりだった。
という事で、VPN越しにCentOSのインストールISO(8.8GB)をダウンロードしてみた所、
VPN越しに90Mbpsの速度を出している時、CPU負荷は50%程になった。
※上位ルータがCisco1812Jなので100Mbps止まりになる(´・ω・`)
他にもVPN越しに色々な処理を通しているので、100Mbps限界までは出なかった。
そうは言ってもIPsecで処理している中でこの負荷なのだから上出来な結果。
気になる所と言ったら、筐体底面が触れない程熱くなる事。
触った感じだと40度辺りまで行っていると思う。
その為、筆者環境ではホームセンターで買った木材(20mm×25mm)を切った後、
ヤスリがけ&床ワックス(リンレイ all)を厚めに塗って耐熱処理を行い、筐体の底上げした。
コレをやっただけでも筐体内部温度が3度くらい下がっていた。
………
最終的に自宅環境のVPN装置一式が上手い具合に収まった。
消費電力・ファン騒音が下がったのは凄くありがたいが、
ファンレスであるが故に熱がこもりやすいのが懸念点。
ただ、この程度なら扇風機を外から当てれば解決出来るのでなんとかなる筈。
最近のNW機器は小型でファンレスが多いのでありがたい限りだが、
その分値段が中々下がらないのが少し困る(´・ω・`)
仮想ルータなども台頭している中、ハードウェアで物を持つのは時代遅れになるのかもしれない。