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Archive for the ‘Linux’ Category

全てを仮想化する事の危険性

2015年01月24日(土) - 22:11 | カテゴリ: Linux

お題の通り。
2日程前、ns-labのメインサーバが全部落ちるという阿鼻叫喚が23時頃に発生していた(´;ω;`)
原因はns-labを構成している仮想ゲストサーバを支えている、
ホスト側のNICで論理エラーが多発し、ネットワーク越しのアクセスが出来なくなった為。

言いたい事は色々あるのだが、その中でも声を大にしたいのが、
『本番環境で仮想はリスクを伴う事を肝に銘じておけ』
の一言。自鯖と言ってもインターネットに公開している以上、それなりの本番環境な訳で…

以前、自鯖屋で鯖をポンポン構築するなら仮想がよろしいという事を書いたのだが、
ホストが落ちるとゲストは全滅するリスクを伴う事を再認識した(´・ω・`)
その為に仮想サーバ使うならハードウェアを二重化したり、
全く別系統に待機中のコピー鯖を用意させたり、いざという時の為の備えをやるわけで。

一応、www鯖を二重化してはいたのだが、ホストが落ちた時の備えは疎かにしていたし、
そろそろ自鯖と言えども本気で耐障害性を考える時なのかもと思った午後10時でした。
「そこまで可用性求めるならクラウド使え!」というご尤もな意見は(∩゚д゚)アーアーきこえなーい


冗長構成で負荷分散Proxyを構築 [Corosync/Pacemaker/HAProxy/Squid]

2014年12月14日(日) - 22:08 | カテゴリ: Linux

今回は久々に本気の冗長構成を作ってみた。

事の発端はテストとして構築したProxy(Squid)が片肺運転だった為。
その為、自分でProxyを使っていても仮想環境の基盤側を弄る度にWebブラウザのProxyを外す必要があった。
しかし、んな事を毎回やるのも面倒臭くなり、
「だったら、自鯖1号2号で冗長Proxy作っちまえばいいか!!」と軽く考えたのは2ヶ月前(´・ω・`)

という事で、2台以上で冗長化を視野にいれつつ、ついでに負荷分散の仕組みも入れて構築してみた。


※トポロジアイコンにINTEROP 2014の物を使わせて頂きました。
今回の構成は上図参照。綺麗な構成図だろ… これ自宅(寝室)なんだぜ…
L2SW(緑のアイコン)間はEthernetChannelを組んでおき、ルータ間はHSRPを使用。
肝となる負荷分散にはHAProxyを二台構成に、HAProxyの代表IPとしてPacemakerによるEIP振り分けを行った。


自鯖による自宅プライベートクラウドのススメ

2014年12月06日(土) - 17:26 | カテゴリ: Linux

プライベートクラウド:企業内部門やグループ会社などにクラウドサービスを提供する形態の事
↑の環境を「自宅サーバで構築したらどうなるのか」というのが今回のお題。

自宅でクラウド環境を構築するとなると、OpenStackを使った本格的な物から、
Hyper-Vを使ってWindowsクラスタリングみたいな事をする物まで様々な選択肢がある。
それこそ、企業でやるならVMwareを使ったり、必要な時だけ使えるAWSとかもあるが、今回は置いておく

その中でも、"自宅で構築する"という面でオススメなのが、
KVM+HAProxy+Pacemakerを使った、負荷分散型の仮想"なんちゃって"クラウド環境。
というのも、HAProxyを入れている事によって、比較的自由度の高いロードバランシングが可能な事と、
仮想環境の強みであるサーバのコピーによる増殖が可能だから。


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