2025年05月03日(土) - 00:04 | カテゴリ:
Linux
筆者の自鯖でもメールは運用しており、何処からでも利用できる様にWebメールも備えている。
従来はWebフロントエンドにRainLoopを利用していたのだが、
OSSの更新が滞ってしまったのと、かと言って自力で開発する熱意まで昇華できず乗り換えを探していた。
先日、別のドキュメントを探している中でRainLoopの後継アプリケーションとなるSnappyMailの存在を知り、
調べてみると色々とメリットも多かったためWebフロントエンドを載せ替える事となった。
という事で、RainLoopからフォークしたアプリケーションとなるSnappyMailへ移行してみた。

OSSのWebメールと言われると真っ先にRoundcubeが上がる位には有名で、
エンタープライズ向けなら昨今話題のActive! mailは採用実績が多いと思われる。
教育機関だとZimbraの採用も多いらしいが、Microsoft 365に切り替える所が多いと聞いた事あるので、
今後はSaaSに移るケースがより増えていくのかもしれない。
それらのメジャー所に比べて、RainLoopは無名に近くSnappyMailは情報皆無だが、
必要最低限の機能が卒なく実装されていて動作も軽いため筆者はRainLoopを採用していた。
今回、SnappyMailへ乗り換える決め手になったのはGUIがRainLoopに近くてシンプルかつ使いやすいのと、
プラグインも互換性のある物が多く改修すれば使える事が多いのが決定打となった。
SnappyMail全体の設定項目は結構増えてるものの、
ドキュメントを読まずに項目名を読むだけでも設定が出来る程度には纏まっている。
また、RainLoopでは開発中の機能だったり、オプション実装だったSieveにも正式対応してたりするので、
必要最低限の機能を短時間で利用するには良い選択肢になると言えそう。
OSSで大規模なWebメールならRoundcubeが候補になってくるが、
アカウント少な目な小規模環境で管理負荷を下げつつも最新機能を使いたいなら、
SnappyMailはハマる可能性が高いので是非とも使って見て欲しい。
………
最大の課題はSnappyMailの情報が全くなく、ググっても出てこない事。
公式ドキュメントか技術ブログを読めば設定はなんとかなる。
それでもダメな場合はソースコードを読む必要が出るので覚悟が必要になって来るかも。
切り替えてから丸一日が経過しているが、
メール送受信は勿論のことフィルタリング修正などオプション機能も普通に使えている。
また、やる気を出せばログイン画面をreCAPTCHA対応させたりワンタイムパスワード化も出来るので、
セキュリティ観点でもメリットが十分あると言えそう。
まだまだ使って見る必要はあるが、ひとまずは連休の自由研究その1が無事終了となった。
その2として無線AP載せ替えがあるのでコチラは引き続き着手する予定。
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2025年04月26日(土) - 20:57 | カテゴリ:
Linux
今までも検証用にDNSドメインを運用しており直近にもドメインを追加購入していた。
権威DNSの技術検証には本番系のDNSドメインと自前のサーバを用いるものの、
SaaSの挙動を見る場面もあり今回が該当した。
無料・有料に限らずDNSホスティングサービスを検討していたが、
今回はCloudflareに乗せる事にしたので委任してみた。
以前から利用しているDNSドメインでもCloudflareを使っているので、
今回の追加分含め2個のドメインを管理する事になった。
追加したドメインで登録しているDNSレコードは悪用防止用の自衛レコードだが、
一部のサービス用にワイルドカードレコードを使っているのと、
そもそもドメイン名が短くタイポ含めた相応のDNSクエリが来そうな事もあり、
権威DNSが耐えられる様にする意味でもCloudflareが最適と考えた。
………
レジストラには長年お世話になっているValue Domainを採用したので、
DNSSEC用のDSレコードも設定をしてみた。
上位DNSにDSレコードが登録されるのに時間がかかったが、
Cloudflareの値とも同期がとれて無事に応答が返って来る様になった。
自前でDNSSECを作るのも可能だが大変なので、SaaSだからこそ手軽に出来る物の一つと思う。
2025年02月22日(土) - 22:37 | カテゴリ:
Linux
来る2月22日、駒澤大学でオープンソースカンファレンス2025春が開催された。
OSS・Linux界隈での数少ないリアルイベントという事もあり、
春の東京開催は筆者も出来る限り参加する様にしている。
今年はハイプライオリティの用事が他にあり参加をどうしようか考えていたが、
時間を確保出来たので参加してきた。

今回は一般参加なので各ブースを自由気ままに見てきた。
勉強会の会場と受付フロアを除き、書籍ブースが1室・一般展示が3室の合計4室開催だった。
普段はもっと小さいイメージだったので展示部屋が増えて盛況と感じた。
特筆すべき事として、Proxmox VEの書籍展示やコンテナ管理ソリューションが多く展示されており、
VMwareやCentOS Streamからの移行ネタを引っ掛ける所が多い様に見えた。
2024年はRHEL7系のEOLがあったため、それ関係の需要を見越しての展示なのかもしれない。
とは言ってもコンテナ黎明期の様な多種多様ないろとりどりのセカイでは無く、
様々なナレッジが蓄積され、不要なツールが淘汰され残った先鋭が賑わっている感じだった。
そんな中、とあるブースではReactなどのコンテナ管理ツールを実情レベルで聞けたのも参考になった。
“ns-lab BB”のインフラも今後刷新する必要があるので試せる物はチャレンジしてみたい次第。
身バレするので詳細は割愛するが、IT屋なら良く耳にする企業との会話が出来たり、
Zabbixのブースで公式公認のZabbixクソダサタオルを貰えた時はテンションが上がった。

このダサさはIT屋だからこその芸術だと思う。
………
OSCは技術書典と雰囲気は違うが筆者はコッチの方が好きだったりする。
技術書典も技術屋の祭典ではあるもののハイレベルなプログラマーが多く、
インフラ等で飯を食べている筆者からするとハードルが結構高い。
対してOSCは初心者から上級者まで幅広く楽しめるのが良いと感じる。
また、出展ブースが少ないのが物足りないが簡単に回れるのはメリットと思うのと、
毎年会場が違うので新鮮な気持ちで参加出来るのも嬉しいところ。
本職での参加は難しいが、プライベートでは今後も好きな技術イベントに参加したいと思う。
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