◆サーバのスケールアップ時間
ConoHa魅力の一つが、契約済みサーバのスケールアップが簡単な点なのだが、
このスケールアップが本当に可能なのかを試してみた。
今回は、1Gメモリから2Gメモリへのスケールアップ。
実施前には、サーバの電源を落としておく必要があるのだが、
作業自体はWebの管理コンパネから簡単に実施する事が出来る。
ちなみに、スケールアップは操作を実行してから30分程度の時間が必要。
というのも、↑の通りにサーバの収容ホストが
"g1.***.v4"から"g2.***.v4"のように変更となるのだが、
この「収容ホストの変更作業」の裏で、各種の設定の移行と、
ホストサーバから参照するゲストOSの紐付け更新などをしている為だと思われる。
その為、可用性最重視の環境でスケールアップをする時は、
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作業対象サーバのバックアップを事前に取得
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スケールアップ後のスペックでサーバを新契約
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バックアップしたイメージで、新サーバをリストア
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旧サーバの停止と、新サーバの起動で入れ替え
の流れでアップデートをするのが、ロスタイム少なくスケールアップする事が出来る。
ただ、その時には稼働中にサーバのバックアップイメージを事前作成しておく必要があったりと、
敷居の高い操作が必要なので、玄人向けだろう。
………
◆ConoHaターミナル
これが一番の問題なのだが、コンソール画面はスクロール出来ないので、
OS側の出力解像度の低い状態でConoHaコンソールを使うと下の方が見えない状態になる(´;ω;`)
確かに、通常は使わない機能だし、そもそも出力側を低解像度にすれば良さそうな物だが、
ConoHaコンソール使う時は、初期インストール時のほぼ未設定状態か、
トラブってどうしようも無い時か程度だと思うので、
画面出力を弄っている余裕が微塵も無い状態に陥っている筈。
その時に、新たにサーバの設定を弄るのは恐ろしいし、そもそも出力関係は弄りたく無いのが本音。
なので、コンソール自体をスクロール出来るようにして貰うか、
OS側で何かしらの対応をする必要が出てくる。
この「ConoHaコンソールで画面スクロールの実装」は是非ともやって欲しいと思った。
………
今の所は、↑の2つが特に気になった点。
他には、グローバルIPセグメントを共有している他サーバがL3レベルで何かやらかすと、
こっちにも飛び火が来たり、
皆、夜中にスクリプト回すから昼間よりも夜中の方が、モッサリになりやすいとか、
クラウドだからこそ気付ける、それぞれのサーバ運用癖も垣間見る事が出来た。
まだ、本番運用しだしてから2週間程度だが、
今後色々と使って行って気になる所を探してみようと思う。
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