ここから先は若干ネタバレを含むので、未プレイの人は先にゲームをプレイして欲しい。
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エ○ゲ版ゆずソフトの起承転結の中から起・承の二つのみパッケージ化した印象を持った。
本編は選択肢無しの一本道シナリオになっており、5~6時間で本編コンプリート出来た。
エピローグのみ選択肢が1回あるが、コレも軽めの文量となっており30分~60分で読破。
昨今だと一本道シナリオは別に珍しい物でも無いが、
全年齢制限もあり、ゆずソフトの神髄となるイチャイチャが満喫出来ないのが残念だった。
システムはゆずソフトのフルプライスゲーム同等の物を利用しているので、
今までに同ブランドのゲームをプレイした人は違和感無くプレイする事が出来る。
もちろん、PCゲーム同等のジェスチャー機能も搭載されていた。
安月名莉子さんが歌っておりアニメOPに使われる様なアップテンポサウンドになっている。
作曲がFamishin・編曲は井ノ原智のコンビで仕上げた曲なので、
ゆずソフトのOP感が出ているのも頷ける。
キャラクターも鉄板の「むり・こぶ」コンビだが、
今回はメインのキャラデザがむりりん先生のみになっている。
PARQUETはロープライス位置づけの作品だが、キャラデザを妥協せずに綺麗なのは嬉しかった。
OPムービーはイベント絵・アニメ・3D動画を併用しているのだが、
十八番となっているイベント絵・アニメは良いが、
3D動画の動きが初期MMDっぽい感じが強く、普段のゆずソフトOPと比べると見劣りを感じた。
この辺りはロープライスの予算影響が顕著に出ているのかもしれない。
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ロープライスゲームが増えてきている中、PARQUETはボリュームがかなり抑えられている上、
ゆずソフトの醍醐味となるイチャラブが少ないのが非常に残念。
エピローグで2ヒロインともっとイチャイチャしたかった (´・ω・`)
OPムービーも何時ものゆずソフトと違う雰囲気が強く、
前述の通り普段とは別ブランドのゲームと思った方が幸せになれるかもしれない。
システム・原画はトップレベルなので余計に文量が少ないのを勿体なく感じてしまうが、
プレイ時間が6時間程度と短い事をメリットと感じるか、
デメリットと感じるかでこのゲームの感想が変わると思う。
他のエ○ゲみたいに20~30時間かけるのが難しい人は、
動画感覚でスマホを使って読み進められる本作は合っているのかもしれない。
フルプライスと比較すると粗が目立つのが、ロープライスは安いからこそのプレイの軽さが良いと思う。
また、マルチプラットフォーム対応なら、場所に関わらずプレイ出来る事もメリットになる。
普段のゆずソフトをプレイしている人はフルプライス版をプレイすると思うので、
新規顧客の開拓としてフルプライスと真逆を進むのはアリだと感じた。
下火になっているPCゲーム業界だからこそ、
今回の様に新しい顧客層も積極的に狙っていき是非とも盛り上げてほしい。
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