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自鯖監視をzabbix2.4からzabbix3.2に上げてみた

2016年09月17日(土) - 19:53 | カテゴリ: Linux

自鯖の監視システムは正・副で二重化しているのだが、
正で使っているzabbixのバージョンが2.4のまま放置していたのが気がかりだった。
だが、先日読んだIT記事で「zabbix3.2.0が正式リリースされた」と書いてあり、
流石にメジャーバージョンが2つも上がればバグとかも減っているだろうと思ったので、
時間を見つけてzabbix2.4から一つ飛び越えてzabbix3.2にバージョンアップしてみた。


なんとなく、Windowsのタイルを彷彿させるUIだった。

自鯖のzabbixはソースコードからmakeしているので、
3.2についても秘伝のスクリプトを使って「./configure && make && make install」した。
configureの時に難しいオプションは追加していないので、
2.4時代のオプションをそのまま流用する事が出来た。

巷だと設定ファイルも書き直ししている例が多いのだが、
2.4のコンフィグをそのまま上書きして終了。こっちもエラーは特に出なかった。

………

エラーでは無いが少し焦ったのだが、zabbixのデータベースバージョンアップ作業。
zabbixのメジャーバージョンを上げた際はデータベースのバージョンアップが自動で走るのだが、
これが結構長く、体感で10分程度時間がかかった。ちなみに、DBサイズはzabbixだけで1.5GB程。
自動バージョンアップは、zabbix serverのログを見れば進捗がわかるので、
zabbix serverの起動直後は、適当に「tail -f log」していれば良いと思う。

DBバージョンアップが完了したら、いつも通りにsetup.phpを動かしてコンフィグを作成すれば完了。
焦りはしたが、大きなエラーやDB破損が起こる事無くバージョンアップ作業は完了した。

………

3.2を少し使った印象としては、WebUIの応答が速くなったような気がする。
もしかしたら、zabbixのフロントエンドを大幅に改修した結果なのだろう。
サーバ・エージェントの動作は特に違いがわからなかった。逆に言うと安定している (`・ω・´)

結論だが、3.0を飛ばしてバージョンアップをしても問題は無かった。
もちろん、zabbixの設定次第だと思うが「互換性が~」を理由にバージョンを上げていない自鯖屋の人は、
バックアップを取った上でバージョンを上げる分には、チャレンジする価値があると思う。
 





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