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Cisco Catalyst 3560-CXを買ったので分解してみた

2022年01月08日(土) - 19:35 | カテゴリ: Network

昨年8月に小型L2SWのCisco Catalyst 2960-CXを購入したのだが、
コレが予想以上に使い勝手が良く、半年経たずに12ポートが全部埋まってしまった。

全ポート埋まった事もあり2台目を購入するか上位機種に変えるか迷っていた所、
中古NW屋にCisco Catalyst 3560-CXが積まれているのを発見した。
レアな事に16ポートモデルであった上、
極稀にヤ○オクに登場する物よりも格安だったので即断で1台購入してきた。

という事で、いつも通り分解していこうと思う。


筐体はCatalyst 2960-CXと似ており、シャーシは使いまわせるようになっている。
共通化する事でコスト削減を図っているんだろう。
ちなみに、今回購入した物はPoEレスなのでヒートシンクも無くスッキリしていた。
PoEはインジェクターを使う様にしているので、PoEレスで小型化されているのは有難かった。

分解は簡単で、底面ネジ6本とリアネジ3本の合計9本を回せば外枠を外す事ができ、
ゴム足隠ぺいとかも無くネジ山が露出しているので、ドライバー1本で簡単に基盤を拝める。


基盤のマウント位置やチップ配置も2960-CXとほぼ同じになっていた。
目視できるレベルで違うのは、
3560-CX特有の4ポートが追加実装されているのと電源基盤のコンデンサ位だった。

ヒートシンク下にある筈のCPUやチップ構成が大きく違う物と思われるが、
グリスが固着しているのか外れなかったので断念。
NW検証でも利用予定なので分解レビューで壊れるのは流石に嫌なので諦めた。


スイッチの中でCPUの次に熱を持つSFPモジュール部は、
放熱ゴムと薄い金属板を使ってシャーシに逃がす構造になっている。
シャーシ側も金属板があたる部分の塗装をはがす事で、効率的に熱移動できる様になっている。
SPFポートをモジュールで埋めてパケット転送すると、熱が結構出るので効果はありそうだった。

L3SWなので廃熱は心配だったが、実際にパケットを流した所2960-CXと大差ない熱さだった。
ルーティング負荷もかけた時に夏を乗り越えられるか若干怖いが、
2960-CXが乗り越えている実績もあるので同様にパケット転送できると思われる。

今回は検証機として購入したので常時稼働させる予定は無いが、
ファンレス16ポートのL3SWは貴重なのでラボ環境で使い倒す予定。
最近はソフトウェアルータを弄る事が多く、ハードウェアは久々なので検証環境を組むのが楽しみ。
今年はNW検証を色々やりたいので早速大活躍してくれると思う。





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