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HPE ProLiant TM200のファン交換メモ

2023年02月18日(土) - 16:31 | カテゴリ: 自作PC

世の中にはデータセンターで稼働するサーバを自宅に導入して遊ぶ人種が一定数いる。
筆者も同じような者で、Cisco機材などネットワーク機器をメインに自宅で動かして遊んでいる。
大体の人は騒音と戦いながら運用している筈だが、
稼働部位が存在する排気ファンは経年劣化から摩耗が生じてしまい、
常時動かすネットワーク機器の騒音爆上げに繋がる事が多い。

また、データセンターで稼働する事を前提とした物は冷却効率に特化した設計かつ、
市販品とは違うハイグレード品を使っている事が多く、自作PCパーツで代用が効かない事も多い。
結果、ファンが壊れた時の修理を自前で実施する必要が出てきてしまう。

サーバではあるが、昨年から自宅サーバに順次導入しているTM200がまさにコレで、
4ピンPWM対応の40×40×28mmというレアな代物なのに、
ファンコネクタが通常の3-4ピンコネクタよりも小さい上、
GPUに使われているコネクタよりも若干大きいサイズで市販品が合わない困った物だったりする。
掲示板や先駆者のブログにも詳細が書かれておらず、
元のファンを切断して他のファンを繋ぐ様に書かれている位だった。

それだと流石に困ってくるので、数個のコネクタを発注して実際に確かめてみた。
結果、ProLiant TM200に合致コネクタが判明した。

HPE ProLiant TM200に合致するコネクタは、Molex PicoBlade 1.25mm 4pin PWMだった。
実際に交換もしてみたが、凹凸含めピッタリ噛み合ったのでコレでコネクタ問題は解決できる。
極小コネクタになるのでケーブルをカシメるには相当のスキルが必要だが、
マルツを探すとEdgeKey製の結線済コネクタを売っている。
割高ではあるが、カシメに不慣れならPicoBladeコネクタだけは買ってしまうのを推奨。

………

排気ファンは特注品で、DELTA FFB0412UHN-D 5500RPMとなる。
似たような型番で、DELTA FFB0412UHN-Cなど英字違いが出てくるが、
コチラは1Uマウントサーバ用の10000RPM越え超高速ファンになるので騙されない様に注意。
試しに似たような型番の14000RPMファンをTM200に取りつけてテストしてみた所、
飛行機が離陸する様な爆音が常に起きていたので、自宅で使ったら確実に近所迷惑の音だった。

前述の通り、40x40x28mmかつPWM対応4ピンファンは特注品が多く早々売っていないので、
Alibabaから個人輸入するか、20mm厚のファンにスペーサを無理やり付けるのがセオリーになる。
ファン交換改造は放置中で他の事に手を出しているが、
ジャンク屋でパーツをかき集めていつかはチャレンジしたい所。





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