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ラズパイ4で作る権威DNSは断念した

2020年07月12日(日) - 22:07 | カテゴリ: 雑談

自宅にラズパイ4は熱すぎたーーー

 

発売当日に購入したラズパイ4をずっと眠らせたままだった事もあり、
勿体無いのでコレを使って検証用権威DNSでも構築出来ないかと考えていた。
ただ、巷ではラズパイ4にCPU負荷をかけると熱くなる事が色んな所で書かれていた。
ラズパイ3も熱かったがそれ以上になると事情が変わる為、まずはベンチマークしてみる事にした。

そもそも、ラズパイ4は基盤のみ購入でACアダプターも無い状況だった。
起動出来ないとどうしょうも無いので、秋葉原の千石電商にダッシュして一式を購入。
熱くなる事を考慮しつつも、出来る限り静音を保てる様に物品を選んでみた。


SDカードをどうするか迷ったが、一般的なVPS容量となる50GBを超える64GB品を選びつつ、
耐久性最重視の為にSanDisk MAX ENDURANCEを買ってみた。
ケースはPhysical Computing Labのヒートシンク一体型タイプを購入。
冷却ファン有り・無しで迷ったが、ファン付きにする位なら仮想サーバを構築すれば良いと割り切った。

実際に組み込んだ画像は次の通り。千石の店頭サンプル通り綺麗に纏める事が出来た。
SDカードもケースに邪魔されず抜き差し出来る様になっており、
ラズパイ3ケースで多かった「指がケースにつっかえてSDカードを抜けない」問題も起きなかった。


筐体依存なのかもしれないが、ラズパイとケースを密着させる為のサーマルパッドが厚く、
ネジを対角線上に少しずつ強くねじ込まないとケースが噛み合わなかった。
1回転ずつネジを締めれば最終的にピッタリと噛み合ったので、このケースの特性なのかもしれない。

………

で、ここからがアツかった。

今回は使い慣れたCentOSを入れようと思っていたのだが、CentOS8はラズパイ4に正式対応しておらず、
あるのはフォーラムに転がっている有志作成のCentOS Streamを元にした物だった。
常用環境でStream版を使うのはリスクが大きいので諦めてCentOS7を使う事にした。

という事で、CentOS7をラズパイ4にインストールして室温27度でCPU使用率100%の負荷をかけてみた所、
ヒートシンクの外温度が65度まで上がってしまった。
ラズパイ4のフルロードで60~65度に収まるならヒートシンクが働いて熱を逃がしている証拠だが、
設置予定の場所はクーラーを置いていないので、対策しないと80~90度に行きそうだった。

流石にこの状態で常用は怖いのと、当初の通りファンを追加する位ならサーバを使う予定だったので、
今回のラズパイ4で検証用の権威DNSを構築する計画は熱問題を理由に断念した。
ちなみに、ラズパイ4自体は検証端末に使えるので、今後はそっち方面で使う事に。

………

という事で、DNSSEC検証は更に延期する事に。
とは言っても、2020年冬コミも中止になってしまい1年弱は暇な状態なので計画を練りつつ進める予定。
他にはESXiを勉強したい欲や、VMware版GNS3を弄ってみたいのもあるので、
いっそのこと検証限定でESXi環境を作るのも悪く無さそう。

コミケが無くなるとなるとモチベーションを維持するのが辛いのだが、
逆に技術ネタとスキル欲の充電期間と捉えて色々弄ってみたいと思う。





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